乾物のぜんまいは、古くから日本の食文化に根付いている食材です。栄養価が高く保存性に優れ、さまざまな料理に利用されています。しかし、いざ調理しようとすると、「どうやって戻せばいいの?」と困ってしまうことも多いのではないでしょうか。この記事では、乾物のぜんまいを簡単に戻す方法と、そのぜんまいを使った美味しいレシピをご紹介します。
目次
ぜんまいの基本情報
乾物のぜんまいは、ワラビ科のシダ植物である「ゼンマイ」を乾燥させたものです。そのままだと非常に硬いので、調理前に戻す作業が必要です。ぜんまいは食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含んでおり、特に女性に嬉しい栄養素がたっぷりです。
ぜんまいの戻し方
必要なもの
- 乾物のぜんまい:適量
- 水:戻し用
- ボウルもしくは鍋
- キッチンタイマー
手順
ステップ1:前日準備
ぜんまいをたっぷりの水で洗います。これにより、表面に付いた汚れや埃を取り除きます。
ステップ2:浸水
洗ったぜんまいを大きめのボウルや鍋に移し、全体がしっかりと隠れるくらいの水を加えます。このまま一晩(約8時間程度)放置しておきます。
ステップ3:煮る
次の日、戻したぜんまいをそのままの状態で鍋に移し、新しい水を加え、弱火でゆっくりと煮ます。煮る時間の目安は約20〜30分です。この過程でぜんまいが柔らかくなります。
ステップ4:冷ます
火を止めて、そのまま常温で冷やします。ぜんまいが冷えたら、水をしっかりと切って準備完了です。
ぜんまいを使った美味しいレシピ
ぜんまいの煮物
材料
- 戻したぜんまい:200g
- 醤油:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
- だし汁:200ml
- ゴマ油:小さじ1
作り方
- フライパンにゴマ油を熱し、ぜんまいを軽く炒める。
- 醤油、砂糖、みりん、酒を加えてよく混ぜる。
- だし汁を加え、弱火で煮ること約15分。汁気が少なくなるまで煮詰める。
- 最後に味を見て、必要ならば調味料を調節する。
ぜんまいの韓国風サラダ
材料
- 戻したぜんまい:200g
- ごま油:大さじ1
- 醤油:大さじ2
- 酢:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
- ゴマ:適量
- ニンニク:1片(すりおろし)
作り方
- 戻したぜんまいを食べやすい長さに切る。
- ボウルにごま油、醤油、酢、砂糖、すりおろしたニンニクを入れてよく混ぜる。
- ぜんまいを加えてしっかりと和える。
- 上からゴマを振りかけて完成。
ぜんまいと牛肉の炒め物
材料
- 戻したぜんまい:200g
- 牛肉(切り落とし):200g
- 醤油:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 酒:大さじ1
- ニンニク:1片(すりおろし)
- 生姜:適量(すりおろし)
- ごま油:大さじ1
作り方
- フライパンにごま油を熱し、すりおろしたニンニクと生姜を炒める。
- 牛肉を加え、色が変わるまで炒める。
- 戻したぜんまいを加え、さらに炒める。
- 醤油、砂糖、酒を加え、全体に味がなじむまで炒める。
- 最後に強火にして、香ばしい香りをつける。
最後に
乾物のぜんまいは、しっかりと戻さないと硬くて食べにくいですが、一度戻してしまえば使い勝手がよく、さまざまな料理に活用できます。今回ご紹介した戻し方やレシピを参考に、ぜひぜんまい料理を楽しんでみてください。栄養満点で美味しい料理が、食卓を豊かにしてくれることでしょう。
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