Chromebookには追加のアプリを入れなくても使える画面録画機能が標準搭載されています。Shift+Ctrl+ウィンドウを表示キーを押して「画面録画」を選ぶだけで、全画面・画面の一部・特定のウィンドウを音声つきで録画できます。この記事では基本の録画手順から、音声設定、保存先の確認・変更方法、録画できないときの対処法まで、Chromebookの画面録画に関する疑問をまとめて解説します。
目次
Chromebookで画面録画する基本の手順
Chrome OSの「スクリーンキャプチャ」機能を使えば、無料・インストール不要でその場から録画を始められます。手順はGoogle公式のChromebookヘルプでも案内されています。
画面録画を始めるショートカット
Shift+Ctrl+ウィンドウを表示キーを押す(外部キーボードで「ウィンドウを表示」キーがない場合はCtrl+Shift+F5)- 画面下部に表示されるメニューから「画面録画」を選ぶ
- 「全画面を録画する」「画面の一部を録画する」「ウィンドウを録画する」のいずれかを選ぶ
キーボードにスクリーンショットキーがある場合でも、上記のショートカットで同じメニューを呼び出せます。時刻表示をクリックしてクイック設定パネルから「スクリーンキャプチャ」を選ぶ方法でも同じメニューに到達できます。
録画範囲の選び方
用途に応じて3種類の録画範囲を選べます。
| 録画範囲 | 操作 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 全画面を録画する | 画面上の任意の場所をクリックして開始 | 操作全体を見せたい説明動画など |
| 画面の一部を録画する | 録画したい範囲をドラッグで選択 | 特定のウィンドウやアプリの一部だけを見せたい場合 |
| ウィンドウを録画する | 録画したいウィンドウをクリックして選択 | 1つのアプリ・ブラウザタブだけを録画したい場合 |
録画を停止する方法
録画中は画面右下に停止用のアイコンが表示されるため、そこをクリックすると録画が終了します。検索キー + Shift + Xのショートカットでも停止できます。録画が終わると、右下の通知から撮影した動画をすぐに確認できます。
音声つきで録画する設定方法
Chromebookの標準機能は、動画を録画する際に音声の入力元を選べます。録画を始める前に、下部の設定アイコンから音声の種類を確認しておくと「録画したのに音が入っていない」という事態を防げます。
デバイスの音声・マイク・両方の違い
録画メニューの設定では、次の3種類から音声の録音対象を選べます。
- デバイスの音声:動画や音楽の再生音、通話相手の声など、Chromebookが再生している音を録音する
- マイク:自分の声など、マイクが拾った音だけを録音する
- デバイスの音声とマイク:両方を同時に録音する
また、前面カメラをオンにすると、画面録画にピクチャーインピクチャ形式でカメラ映像も重ねて記録できます。操作の様子を音声で説明しながら録画したい場合は「デバイスの音声とマイク」を選んでください。
音声が入らない・録音されないときの確認ポイント
録画設定で音声の種類を正しく選んでいるにもかかわらず音が入らない場合は、まずChromebook本体のマイク・スピーカーの入出力設定や、ブラウザ・アプリ側のマイク許可設定を見直してください。Windows・Mac・iPhone・Androidを含めた環境別の切り分け手順は、以下の記事で詳しく解説しています。
画面録画で音声が入らない原因と対処法|Windows・Mac・iPhone・Android別に解説
録画データの保存先とファイル形式
標準の保存先はダウンロードフォルダ
録画した動画は、初期設定では「ダウンロード」フォルダに自動保存されます。撮影後に表示される通知をクリックすると、保存された動画をすぐにファイルアプリで開けます。
保存先を変更する手順
Shift+Ctrl+ウィンドウを表示キーを押してキャプチャメニューを開く- 下部の設定アイコンを選ぶ
- 「フォルダを選択」から保存先にしたいフォルダ(Google ドライブ内のフォルダなど)を指定する
一度設定すると、次回以降の録画もそのフォルダに保存されます。共有ドライブに直接保存したい場合や、ローカルの空き容量を節約したい場合に活用してください。
ファイル形式は.webm(GIFは.gif)
Chromebook標準機能で録画した動画は.webm形式で保存されます。GIFとして保存すると.gif形式になりますが、GIFは音声や動画入力を記録できない点に注意してください。動画編集ソフトによっては.webmを直接扱えない場合があるため、他のソフトで編集する予定がある場合は、事前に対応形式を確認するか、必要に応じて変換してから読み込んでください。
Chromebookで画面録画できない・失敗するときの対処法
画面録画メニューが表示されない場合
ショートカットキーを押してもメニューが開かない場合は、Chrome OSのバージョンが古い可能性があります。画面右下の時刻表示から「設定」→「Chrome OSについて」を開き、最新版に更新してから再度試してください。管理者が管理するChromebook(学校・企業配布端末など)では、管理者によって画面録画機能が制限されている場合もあります。
ショートカットキーが反応しない場合
外部キーボードを使っている場合、「ウィンドウを表示」キーが無いことが原因で反応しないことがあります。その場合はCtrl+Shift+F5を試すか、時刻表示から「スクリーンキャプチャ」を選ぶ操作に切り替えてください。
録画ボタンを押しても録画が始まらない場合
録画範囲を選択したあとに画面をクリックし忘れていると、録画が開始されないことがあります。全画面録画は「画面上の任意の場所をクリック」、ウィンドウ録画は「対象ウィンドウをクリック」した時点で初めて録画が始まる仕様なので、選択操作だけで止まっていないか確認してください。
保存容量が足りず録画が止まる・保存できない場合
ローカルストレージの空き容量が少ないと、録画中に停止したり保存に失敗したりすることがあります。「保存先を変更する手順」で紹介したとおり、保存先をGoogle ドライブ側のフォルダに変更するか、不要なダウンロード済みファイルを削除して空き容量を確保してから録画し直してください。
ブラウザだけを録画したい・編集機能が欲しい場合
Chromeブラウザのタブだけを手軽に録画・共有したい場合や、録画後にトリミングなどの編集をしたい場合は、Chromeウェブストアの拡張機能を使う方法もあります。たとえば「Screencastify」は無料プランでも1本あたり最大30分まで録画でき、動画を保存・共有できます(2026年8月時点、条件は変更される可能性があるため利用前に公式サイトの料金ページで最新情報を確認してください)。標準機能で十分な場合は追加のインストールは不要です。まずはChromebook標準の画面録画機能を試し、編集や共有まで含めて効率化したい場合に拡張機能の導入を検討するとよいでしょう。
よくある質問
Chromebookの画面録画は相手にバレますか?
Chromebook標準の画面録画機能自体には、録画していることを相手に通知する仕組みはありません。ただし、Google MeetやZoomなどのオンライン会議アプリでは、アプリ自体の録画機能を使った場合に参加者へ通知が表示されることがあります。会議中に録画する際は、各アプリの録画機能の仕様やマナー・社内ルールを確認したうえで利用してください。
ウェブカメラの映像も一緒に録画できますか?
できます。録画メニューの設定で「前面カメラ」をオンにすると、画面の隅にピクチャーインピクチャ形式でカメラ映像が重なった状態で録画されます。
録画中にキー操作やクリックを画面に表示できますか?
録画メニューの設定にある「クリックとキーを表示」をオンにすると、録画中に行ったマウスクリックやキーの組み合わせ(修飾キーを含む操作)が画面上に表示されます。操作手順を説明する動画を作る際に活用できます。



