観葉植物の置き場所を考える時に重要な日当たりやエアコンの風について、今回の記事では観葉植物を置く場所でエアコンを上手に利用する方法を見ていきましょう!
日当たりについてはこちらの記事を参照してみてください
夏や冬の時期に欠かせないのが室内を快適空間に変えてくれるエアコンです。
観葉植物をエアコンがある室内に置いている方は風当たりを気にしていますか?
人にとっては快適な空調も、観葉植物にとっては良くない影響を与えてしまう場合もあるんです。
目次
エアコンの風は観葉植物にとって良くないのか
「エアコンの風は観葉植物にとって良くない」という事を耳にしたことがありませんか?
実際のところ、エアコンの設定次第ではそこまで悪影響を与えないように調整も可能ですが、植物にダメージを与えてしまう場合があります。
ではエアコンが植物に与える悪影響について見ていきましょう。
乾燥しすぎてしまう
一般的に売られている観葉植物は熱帯地域の植物です。
高温で湿度が高いような環境に自生しているものが多く存在します。
エアコンは人工的な乾燥した風ですので、その風が植物に当たると乾燥を促してしまいます。
植物は乾燥した風に当たると、葉から水分を出す蒸散という機能がはたらきます。
蒸散の機能が早まりすぎると、土から水を吸い上げて蒸散する一連のリズムが崩れて、水分不足になり、植物枯れの原因となったり、葉に痛みが出てしまいます。
急激な温度変化に弱い
観葉植物が自生している熱帯の地域は、朝晩での温度変化が緩やかな環境にあります。
そのため、急激に温度が高くなったり低くなることが苦手です。
夏の時期に帰宅すると、家中がモワっとした暑さになっていることがありますよね。急いで涼しくしようとしてエアコンをパワフルに稼働させてしまうと、植物にとっては耐え難い環境になります。
夏の時期に葉や幹に元気がない場合は、エアコンとの関係に原因があることが多いです。
エアコンが効いている部屋でも上手に育てることは可能
観葉植物にとってエアコンが天敵のような存在に思ってしまいがちですが、そんなことはありません!
夏や冬にはエアコンを多く利用するけど、観葉植物もリビングの同じ環境で育てたい!という方もたくさんいらっしゃると思います。
植物にとって通気性はとても大切で、風通しが良く、風が循環している場所を好みます。
エアコンを上手に使えば人も植物も快適に過ごす事が可能なんですよ!
エアコンの風が直接当たらないところに飾る
観葉植物はエアコンの風が直接当たらないところに置いてあげましょう。
「直風が当たらない場所ってどこ?」という方は、普段通りにエアコンを使用した状態で、観葉植物の葉が揺れない場所を見つけて下さい。
エアコンの直風を避ければ、植物に与えるストレスがグッと低くなります。
観葉植物の置き場所にどうしてもエアコンの直風が当たる場合
室内事情によって、どうしても直風が当たってしまうという場合は、エアコンか植物のどちらかに”風よけ”を付けることで解決できます。
エアコンに取り付けられるカバーのような風よけを使用したり、パーテーションを置くことで直風に当たらないようにしても良いです。
風よけ商品の中には、植物にビニールのようなものを被せるタイプもあります。
このような商品を使用する際は、植物を完全に密閉しないように注意してください。
密閉空間にしてしまうと、植物が蒸れて根腐れを起こす原因になります。
サーキュレーターを活用する
室内の空気を循環させるためにサーキュレーターを使用している方もいらっしゃると思いますが、これは植物にとっても良い環境作りになります。
エアコンの風とサーキュレーターの風の違いは、温度が一定になっているかどうかにあります。
エアコンは設定された温度の風を送ったり、設定温度を超えないように風を止めたりを繰り返しています。この温度の緩急が植物に悪影響をもたらしてしまうんです。
一方サーキュレーターからの風は一定の温度とリズムを保っており、植物にとって好ましい風通りの良い環境を作り出してくれます。
エアコンの効いた部屋に観葉植物を置くときの注意点
最後にエアコンを使用するときに気をつけてあげたい点をいくつか解説します!
水やりのタイミングに注意
季節の変わり目やエアコンの効いた部屋に植物を移動させるときは、鉢の土の乾き具合を細かくチェックしましょう。
エアコンの効いた室内では植物の蒸散が促されていますので、その分土から水を吸い上げます。
普段よりも土が乾くスピードが早くなっていることが多いので、適切なタイミングで水やりをしてあげましょう。
霧吹きで保水をする
蒸散が促された葉は乾燥しがちです。乾いているなと感じたら葉に霧吹き掛けをしてあげましょう。
霧吹きで保水をすることで、過度な蒸散を防ぐ役割も果たしてくれます。
観葉植物の置き場所について、終わりに
手間暇かけた植物がエアコンの風でダメになるのはイヤですし、かといってエアコンを使用せずに熱中症になってしまったら本末転倒ですよね。
この記事で紹介したポイントに気をつけながら快適なボタニカルライフをエンジョイしてください!
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