枯れにくい観葉植物を育てるには”病害虫”が無い物を選ぶ事が重要なので今回の記事では選び方について解説していきます。
せっかく育てた植物が害虫のせいで枯れてしまうのはとても残念なことですし、そもそも病害虫なんて見たくありませんよね・・
ですが植物は生き物ですので、枯れてしまったり虫が寄ってきてしまうことは自然な現象で、上手に付き合っていかなければいけません。
病害虫についての基礎知識と、枯れにくい観葉植物を購入する時に気をつけたいポイントを紹介します!
目次
観葉植物を好む病害虫の種類
観葉植物を育てる上で注意したい主な病害虫は4種類います。
アブラムシ
野生の植物等で見かけることが多いアブラムシは、植物の葉っぱや茎の根元についていることが多いです。室内で繁殖するのではなく、衣服や荷物などにくっついた状態で持ち込んでしまうケースがほとんどです。
アブラムシの排泄物はアリが好んで食べるので、2次災害も起きてしまうため、要注意です。
カイガラムシ
貝殻のような甲羅に覆われた虫で、葉の裏に1度くっつくとずっとそこに留まって、じっくりと樹液を吸い続けます。葉の樹液を吸う害虫は観葉植物に直接ダメージを与えます。
ハダニ
ハダニはクモの仲間で、葉にクモの糸のようなものがついていたら、ハダニが住み着いていることを疑いましょう。繁殖すると葉の裏が斑点模様になり、外観を損ないます。
繁殖力が強い害虫ですので、注意が必要です。
コバエ
コバエは観葉植物の土に卵を産んで繁殖します。コバエ自体は植物に直接害を与えませんが、見た目が不快ですので絶対避けましょう。
コバエも室外から人間や荷物と一緒に室内に侵入してくる害虫です。
病害虫が嫌う環境
病害虫が好む環境を避けることで事前に虫対策をすることは可能です。
発生しやすい環境と注意点を見ていきましょう!
鉢の中が湿った状態
病害虫は湿度が高くて暗い環境を好みます。
観葉植物に水をやりすぎてしまうと、必然的にこういった環境になってしまいます。
コバエは土に卵を産みますので、土がずっと湿った環境はコバエにとっては絶好の繁殖ポイントとなってしまうわけです。
土がしっかり乾いた状態を作るというのが対策となります。これは植物の生育に関しても好ましいことですので、水やりのタイミングに注意しましょう!
室温や湿度が高い
主に梅雨時期に言えることですが、室内全体がベタベタしている状況は病害虫にとって過ごしやすい環境となります。可能な限り空調機を活用して湿度管理をしましょう。
温度や湿度の目安はご自身が快適だと感じる環境で構いません。人と植物が快適に感じる環境は虫にとっては好ましい環境ではなくなります。適度な乾燥状態を保ちましょう。
水場に飾る
虫は基本的に水場を好みます。室内ですとキッチンやお風呂場に飾ると、病害虫が繁殖するリスクが増えるので、あまりおすすめできません。
また、受け皿に溜まった水を放置しておくのもNGです。これもコバエが好む環境になり、受け皿で繁殖されてしまう場合があります。受け皿は常に清潔な状態をキープしましょう!
病害虫を避けるポイントは湿度と清潔さ
ここまでの情報をまとめると、病害虫を避けるためには、
- 通気性の良い場所に飾る
- 日当たりを確保する
- 水やりは土が乾いてから
- 適切な湿度管理
が重要です。
通気性の確保は適切な湿度管理にも繋がります。どうしても風通しが悪い室内環境なのであれば、サーキュレーター等を活用するのもアリです。
また植物の葉が乾燥しすぎると、アブラムシやカイガラムシの好む環境になります。
「乾燥しすぎているな」と感じたら、霧吹きで葉に水を与えましょう。霧吹きは植物の生育にも良いことですので、定期的にすることをおすすめします!
観葉植物の購入時に気をつけるべきこと
販売店等で観葉植物を購入する際は、自分で手に取って選べる場合も多いです。ですので、これから観葉植物を購入する!という方にチェックしてほしいポイントをいくつかご紹介します。
ネット等のオンラインショップで購入した場合は、自宅に届いた後に直ぐチェックしていただくことをおすすめします!
病害虫がついていないか
一番最初にチェックして頂きたいポイントです。
特に注視して見る場所は、葉の裏と幹の部分です。もし病害虫がついている株とついていない株を選べる状況であれば、虫がついていない方を選びましょう。
葉に虫食いがないか
病害虫がいないことを確認したら、次は葉に注目してみましょう。
今は虫がついていなくても、既に虫に食われている可能性もあります。
葉に丸い穴が空いていたり、一部だけ変色していたらその株は避けた方が無難です。
使われている土や肥料について聞く
店員さんと話ができるのであれば、どんな土や肥料を使用しているかを聞いてみましょう。
病害虫は有機質の土や、有機肥料の中に含まれているものを好みます。
園芸店にもよりますが、有機質の土や肥料を植物の生育のために好んで利用している園もあります。
もちろん、植物にとっては有機質、無機質どちらも良い点がありますので、有機質で何ら問題はないのですが、もし有機質のものを使用しているのであれば、購入後に無機質の土や加熱処理されたものに植え替えることをおすすめします。
病害虫を避けたい室内の観葉植物では、無機質の土や肥料の方がおすすめです。
枯れにくい観葉植物の選び方、まとめ
せっかく買った観葉植物でも枯れてしまうのは悲しいものです。最初に枯れにくい観葉植物を選んで長く楽しみましょう。
今日ご紹介した購入時のチェックポイントを見ていただければ、比較的良い状況で観葉植物を育て始めることができますよ!
買った後の日当たりや
水やりにも気をつけて枯らさないようにしていきましょう
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