料理初心者でも難なく作れる、美味しい料理を構成するのに欠かせない食材の一つが「乾物」です。乾物は保存がきき、栄養価が高く、味も豊かで、そのままでも料理に取り入れることができます。しかし、乾物を使った料理と聞くと少し手間がかかりそう、と感じる方もいるかもしれません。しかし、実際にはご飯のお供にしたり、煮物や汁物の具材として使ったりと、簡単に調理できることが多いのです。本記事では、まず乾物の基本的な戻し方を学び、その後に3つの乾物を使った料理レシピをご紹介します。どれも手軽で美味しく、初心者の方でも楽に挑戦いただけます。
目次
乾物の基本的な戻し方
乾物を料理に使う前には、大抵の場合で戻すという工程が必要です。乾物を戻すとは、水分を吸わせて元の形状に近づける作業のことです。正しく戻せると、乾物の持っている風味や食感を最大限に活かすことが可能になります。
多くの乾物は冷水で戻します。具体的には、乾物をたっぷりの冷水に浸し、そのまま時間を置くだけです。このとき、浮き上がってくる乾物があれば、重しをして全体が水に浸かるようにします。小さな乾物ならば1、2時間、大きなものや固いものは数時間〜一晩を目安に戻します。ただし、乾物によっては戻す時間や方法が異なるので、購入した製品のパッケージに記載されている指示に従ってください。
鮭フレークのチャーハン
一つ目のレシピは、手軽に作れる「鮭フレークのチャーハン」です。炊きたてのご飯はもちろん、冷ごはんをリメイクするのにも最適な一品です。
【材料】(2人分)
- ごはん:約400g
- 鮭フレーク(乾物):1袋(約20g)
- もやし:1袋(約200g)
- 油:大さじ2
- 塩:少々
【作り方】
- フライパンに油を熱し、鮭フレークを炒める。
- 鮭フレークが炒まったら、もやしを加えてさらに炒める。もやしに火が通ったらご飯を加え、全体が混ざり合うまで炒め続ける。
- 塩で味を整え、お好みで青ネギや七味などを加えて完成!
帆立の乾物を使ったバター煮
二つ目のレシピは、贅沢な一品「帆立の乾物を使ったバター煮」です。帆立の乾物特有の甘みとバターの風味がマッチした一品で、お酒のおつまみにも最適です。
【材料】(2人分)
- 帆立の乾物:10枚
- バター:20g
- 醤油:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
【作り方】
- 帆立の乾物は戻す。戻す時間はパッケージを参照。
- フライパンにバターを溶かし、帆立を炒める。
- 帆立の色が変わったら酒、醤油、砂糖を加えて煮る。ソースが少しとろみがついたら完成!
しいたけの乾物を使った肉詰め
最後のレシピは「しいたけの乾物を使った肉詰め」です。肉としいたけの香ばしさが引き立つ、家族に喜ばれる一品です。
【材料】(2人分)
- しいたけの乾物:6枚
- 豚ミンチ:200g
- しょうゆ:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
【作り方】
- しいたけの乾物は戻す。戻す時間はパッケージを参照。
- ボウルに豚ミンチ、しょうゆ、酒、砂糖を入れて混ぜ、たねを作る。戻したしいたけの中にたねを詰める。
- フライパンにオリーブオイルをひき、詰めたしいたけを並べて焼く。しいたけの上部も焼色がついたら完成!
いずれの料理も簡単な材料で作ることができ、食事のバリエーションを豊かにします。乾物の魅力を知ると、その手軽さと美味しさから、料理のレパートリーが一気に広がることでしょう。ぜひ、乾物を活用した料理にチャレンジしてみてください!
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