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Rustサーバーの立て方|Windows/Linux対応、ポート開放まで解説

Rustのサーバーは、自宅PCを使えばSteamCMDでRust Dedicated Serverをダウンロードし、起動用ファイルを作成してポートを開放するという3ステップで無料で立てられます。Windows・Linux(Ubuntu)のどちらにも対応しており、Steamアカウントも不要です。本記事では自宅PCでの構築手順から、友達を招待する接続方法、ポート開放でつまずきやすいポイントまで順番に解説します。

Rustサーバーの立て方は主に3つ

Rustのマルチプレイサーバーを用意する方法は、大きく分けて次の3つです。求める自由度と手間のバランスで選びましょう。

方法 特徴 向いている人
自宅PCで構築 無料。SteamCMDで自分のPCにサーバーを立てる。ポート開放やPCの常時起動が必要 手順を理解しながら無料で試したい人
VPS(レンタルサーバー)で手動構築 月額費用がかかるが24時間稼働でき、自宅の回線・電気代を圧迫しない 常時稼働させたい人・ある程度サーバー知識がある人
ゲームサーバー専用のレンタルサービス 管理画面からワンクリックでRustサーバーを起動できる。SteamCMDの操作が不要 コマンド操作を省略して最短で始めたい初心者

本記事では、Rustサーバーの仕組みが最も分かりやすい「自宅PCでの構築」を軸に、Windows・Linux両方の手順を解説します。VPSでも基本的なコマンドの流れは共通です。

サーバーを立てる前に確認しておきたい推奨スペック

Rust公式Wiki(Facepunch Rust Wiki)では、Dedicated Server運用の目安として次のスペックが案内されています。マップサイズが大きいほど必要メモリは増えます。

  • メモリ:8GB〜、マップサイズが大きい場合は12GB以上を推奨
  • CPU:4コア以上を推奨
  • ストレージ:SSD/NVMeで15GB以上の空き容量
  • Steamアカウント:不要(匿名ログインでダウンロード可能)

ゲームプレイ用と同じPCでサーバーを稼働させると、プレイ中に処理が重くなりやすい点にも注意してください。

Windowsでサーバーを立てる手順

自宅のWindows PCにRustサーバーを構築する手順です。すべて無料のツールで完結します。

1. SteamCMDをダウンロードして展開する

Valve公式のSteamCMD配布ページからWindows版のZIPファイルをダウンロードし、「C:\rustserver」など分かりやすいフォルダに展開します。フォルダ内のsteamcmd.exeを一度実行すると、SteamCMD自体が最新版に自動更新されます。

2. Rust Dedicated Serverをインストールする

SteamCMDの画面(コンソール)で、以下のコマンドを順番に入力します。Rust Dedicated ServerのアプリID「258550」を指定してインストールする流れです。

force_install_dir ./rustserver
login anonymous
app_update 258550 validate
quit

「App ‘258550’ fully installed」と表示されればインストール完了です。指定したフォルダ内にRustDedicated.exeが作成されていることを確認してください。

3. 起動用のバッチファイルを作成する

インストールしたフォルダに、start.batという名前でテキストファイルを作成し、以下の内容を記述します。

@echo off
RustDedicated.exe -batchmode +server.port 28015 +server.queryport 28017 +server.identity "myserver" +server.level "Procedural Map" +server.seed 12345 +server.worldsize 3000 +server.maxplayers 10 +server.hostname "自分のRustサーバー" +server.description "" +server.url "" +server.headerimage "" +server.logoimage "" +rcon.port 28016 +rcon.password "任意のパスワード" +rcon.web 1
pause

server.hostname(サーバー名)やrcon.password(管理用パスワード)は自分の環境に合わせて書き換えてください。rcon.passwordは第三者に推測されにくい文字列に設定することをおすすめします。

4. サーバーを起動して動作確認する

作成したstart.batをダブルクリックして起動します。コンソールに大量のログが流れたあと、「Server startup complete」といった表示が出れば起動完了です。初回起動時はマップの生成処理が入るため、通常より時間がかかることがあります。

5. ローカルで接続テストする

Rustを起動し、F1キーでコンソールを開いて以下のコマンドを入力すると、同じPC上のサーバーに接続できます。

client.connect localhost:28015

ここで接続できれば、サーバー自体は正常に動作しています。次のステップで外部からの接続(友達を招待する接続)に必要なポート開放を行います。

Linux(Ubuntu)でサーバーを立てる手順

VPSや自宅のLinux環境でも、基本的な流れはWindowsと同じです。Ubuntuを例に手順を解説します。

1. 32bit依存ライブラリを有効化してSteamCMDを導入する

SteamCMDは32bitバイナリのため、64bit版Ubuntuでは事前に32bit対応を有効化してからインストールします。

sudo dpkg --add-architecture i386
sudo apt update
sudo apt install steamcmd

ディストリビューションによっては上記コマンドで導入できない場合があります。その際はSteamCMD公式ページのLinux向け手順(tarball展開)も確認してください。

2. Rust Dedicated Serverをインストールする

Windowsと同様に、SteamCMDを起動してアプリID「258550」をインストールします。

steamcmd +force_install_dir ~/rustserver +login anonymous +app_update 258550 validate +quit

3. 起動用シェルスクリプトを作成する

start.shを作成し、実行権限を付与してから起動します。

#!/bin/bash
cd ~/rustserver
./RustDedicated -batchmode +server.port 28015 +server.queryport 28017 \
+server.identity "myserver" +server.level "Procedural Map" +server.seed 12345 \
+server.worldsize 3000 +server.maxplayers 10 +server.hostname "自分のRustサーバー" \
+rcon.port 28016 +rcon.password "任意のパスワード" +rcon.web 1
chmod +x start.sh
./start.sh

4. systemdで常駐化する(任意)

ターミナルを閉じてもサーバーを稼働させ続けたい場合は、systemdサービスとして登録するか、screentmuxでバックグラウンド実行に切り替える方法が一般的です。VPSで24時間稼働させる場合は、こうした常駐化の設定も忘れずに行ってください。

ポート開放の設定方法

自宅PC・自宅VPS環境で外部(友達など)からサーバーに接続してもらうには、ルーターとファイアウォールの両方でポートを開放する必要があります。

用途 プロトコル ポート番号(既定値)
ゲーム接続(メイン通信) UDP 28015
RCON(リモート管理) TCP 28016
クエリ(サーバー情報取得) UDP 28017

ルーターのポート開放

ルーターの管理画面にログインし、「ポート開放」「ポートフォワーディング」などの項目からサーバーPCのローカルIPアドレス宛てに上記3つのポートを転送する設定を追加します。設定項目名はルーターの機種によって異なるため、お使いの機種名と「ポート開放」で検索して手順を確認してください。

Windowsファイアウォールの設定

Windowsの「セキュリティが強化されたWindows Defender ファイアウォール」を開き、「受信の規則」から新しい規則を作成して、上記のポート・プロトコルを許可してください。RustDedicated.exe自体を許可アプリとして追加する方法でも構いません。

接続できないときに疑うポイント

  • 回線契約がIPv4 over IPv6(v6プラスなど)の場合、仕組み上ポート開放ができないことがあります。契約している回線の仕様を確認してください
  • ルーターを二重に使っている(ONUとルーターの間に別のルーターが挟まっている等)と、両方でポート開放が必要です
  • グローバルIPアドレスが固定でない場合、IPアドレスが変わるたびに友達へ再共有する必要があります

友達を招待してサーバーに接続する方法

ポート開放が完了したら、以下の情報を友達に共有します。

  1. 自分のグローバルIPアドレスを確認する(「IPアドレス確認」などで検索すると調べられます)
  2. 友達にRustを起動してもらい、F1キーでコンソールを開いてもらう
  3. client.connect (共有したIPアドレス):28015と入力して接続してもらう

サーバーをコミュニティサーバー一覧に表示させたい場合は、起動パラメータに+server.registered trueのような公開設定を追加する方法もありますが、身内だけで遊ぶ場合はIPアドレスを直接共有する接続方法で問題ありません。

よくあるトラブルと対処法

サーバーが起動しない・すぐに落ちる

ログに表示されるエラー内容を確認してください。多くはメモリ不足、または起動パラメータの記述ミス(クォーテーションの閉じ忘れなど)が原因です。server.worldsizeを小さくして再起動し、改善するか試すのも有効です。

友達が接続できない

ポート開放の設定漏れが最も多い原因です。前述の3つのポート(UDP 28015・TCP 28016・UDP 28017)がすべて正しく開放されているか、ローカルIPアドレスの転送先が正しいかを再確認してください。また、サーバー側とクライアント(プレイヤー)側でRustのバージョンが一致していないと接続できません。Steamでゲームを最新版に更新してから再度試してください。

サーバーが重い・カクつく

プレイ人数やマップサイズに対してCPU・メモリが不足している可能性があります。server.worldsizeを下げる、同時接続人数の上限(server.maxplayers)を見直すなどで負荷を軽減できます。ゲームプレイ用PCと兼用している場合は、サーバー専用のPCやVPSへの移行も検討してください。

Rustアップデート後にサーバーが起動しなくなった

RustはSteam側の自動更新でクライアントが更新される一方、サーバー側は手動更新が必要です。前述のapp_update 258550 validateを再実行し、サーバーファイルを最新版に更新してから起動し直してください。

Rustサーバー運用の注意点

  • クライアントとサーバーのバージョンを一致させる:バージョンが異なると接続できません。定期的な更新作業が必要です
  • MOD(Oxide/uMod)導入時は自動更新に注意:Rust本体の自動更新でOxide側のファイルが上書きされ、MODが無効化されることがあります。導入する場合は更新手順もあわせて確認してください
  • ワイプ(マップリセット)の運用方針を決めておく:Rustは資源や建築物が蓄積していくゲームのため、定期的にマップをリセットする「ワイプ」を行うサーバーが一般的です
  • RCONパスワードは第三者に推測されにくいものにする:RCONはサーバーを遠隔操作できる管理機能のため、パスワードの管理には注意してください

よくある質問

Q. Rustのサーバーは完全に無料で立てられますか?

自宅PCまたは既に契約しているVPSを使う場合、Rust Dedicated Server自体のダウンロードや利用に料金はかかりません。ただし24時間稼働させる場合の電気代や、VPSを新たに契約する場合の月額費用は別途発生します。

Q. PS4/PS5やスマホ版でも自分でサーバーを立てられますか?

本記事で解説しているRust Dedicated Serverは、Steam版(PC)を前提とした手順です。コンソール版やスマホ版でのプライベートサーバー構築については、公式の対応状況が異なるため、各プラットフォームの公式情報を確認してください。

Q. サーバーの最大人数はどのくらいまで設定できますか?

起動パラメータのserver.maxplayersで任意の人数を指定できますが、実際に快適に稼働させられる人数はPC・VPSのスペック(特にCPUとメモリ)に依存します。少人数から始めて、負荷を見ながら調整することをおすすめします。

Q. サーバーを閉じる(終了する)にはどうすればいいですか?

コンソール画面でquitと入力するか、ウィンドウを閉じることでサーバーを停止できます。運用中のワールドデータはインストールフォルダ内に保存されているため、通常の終了操作であればデータは消えません。

まとめ

Rustサーバーの自宅構築は、SteamCMDでのインストール、起動用ファイルの作成、ポート開放という流れを一つずつ確認すれば、初心者でも無料で実現できます。友達と接続できないときは、まずポート開放(UDP 28015・TCP 28016・UDP 28017)とRustのバージョン一致を確認するのが近道です。腰を据えて24時間稼働させたい場合は、VPSやゲームサーバー専用のレンタルサービスへの移行も検討してみてください。

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