目次
ビーコンの基本と最大範囲の知識
ビームを放つその姿は見ても目が覚める光景です。
マインクラフトにおけるビーコンは、選択したアップグレードによってプレイヤーの近辺に範囲効果(速度UP、耐久UP、治癒UPなど)をもたらします。
ですが「範囲がどこまで伸びるのか」「その範囲内をどれだけ明るく保てるのか」という疑問は必ずあります。
この記事では、まずビーコンの範囲制限を正しく理解し、最大のレベル(最大幅 120 ブロック)を実現するための構築手順と、周囲を照らし続ける光量を最大化するテクニックを徹底解説します。
ビーコンのレベルと範囲の関係
| レベル | 必要な基礎構造 | 範囲(半径) |
|---|---|---|
| 1 | 1 層の 4×4 基礎 | 30 ブロック |
| 2 | 1〜2 層 | 60 ブロック |
| 3 | 1〜3 層 | 90 ブロック |
| 4 | 1〜4 層 | 120 ブロック |
※Java版は上記、Bedrock版は120 ブロックを 4 層で実現できる点が同じですが、範囲は最大 100 ブロックに制限されます。
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レイヤ数が多いほど力が強くなる
4 層を積むと、ビーコンは最大の範囲とアップグレード効果を同時に得られます。 -
基礎素材は1種類に限定しない
各層は鉄、金、エメライト、ダイヤモンド、ネザライト、石珪石(クォーツ)などの「ビーコン基礎ブロック」から選べ、素材は混合可です。
ポイント
1 層だけで「速度UP」のような小さな範囲なら OKですが、建築において「安全ゾーン」や「大広間の照明」を考えるなら 4 層の積み重ねが必須です。
1 層のベース構築:手順と素材
1. 4x4の枠を決める
まずはじめに、最下層を構築するために 4 × 4 の正方形を作ります。
足場として 鉄ブロック(鉄の実例)や 石珪石(クォーツ)を安定して入手できる素材を選ぶと、資源の切り分けが楽です。
2. 透明ブロックの配置を決める
- 石珪石 は 1日 15 ブロックの光量を発生させず、周囲に暗さを残します。
- 鉄ブロック から発光しないので、周囲が暗くなりがち。
- 金・ダイヤモンド・エメライト・ネザライト は、上層のアップグレード用に使いたい場合は必ず入手可能にしておくと便利です。
3. 1 層の上にビーコンを設置
- すべての基礎ブロックが揃った後、最上面に ビーコンブロック を置きます。
- 右下隅をクリックすると「アップグレードメニュー」が表示されます。ここでレベルや効果を選択してください。
2 層・3 層・4 層の積み重ね
1. 次の層を追加
- 2層目は同じ 4 × 4 の形を維持して構築します。
- 素材の順序 は好きな順序で構いませんが、同質のブロックを連続して使うと設置が楽です。
- 2 層目・3 層目・4 層目とも同様に置き、基礎ブロックが連続して 4 層以上積み上がる構造になるようにします。
2. 高さの管理
- ビーコンの範囲は「垂直方向 の高低差」にも依存します。
- 1 層の高さは 4 ブロック(4×4の面積)で、4 層構造で 16 ブロックの高さとなります。
- 上層に向けた光量 を確保するため、1 層ごとに光源を設置することをおすすめします(以下「光量最大化」見出し参照)。
ベストな高さでビーコンを設置しよう
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直上に光源が無いと夜間にビームが暗くなる
ビーコン自体は発光しませんので、ビーコンの上に 光源(オレンジライト) を設置する必要があります。 -
スクリーニング用の壁を作る
ビームが外壁に反射しないように 薄い石珪石壁 を組み込み、光量を確保します。
ヒント
「Beacon Tower(ビーコンタワー)」 と名付けると、探索やバイオームの上に光を落とせる建築の象徴です。高さ 30 ~ 50 ブロックにすると、遠く離れた位置まで範囲を投影できます。
最大範囲を得るための構造設計と高度管理
1. 120 ブロック範囲を実現する
- Java版の「最大範囲」は 120 ブロックです(直径 240 ブロック)。
- プレイヤー座標を中心に 120 ブロック圏内に設置を心掛けます。
- さらに 遠距離に光源を配置すると、ビームの視認性が向上し、遠方の探索者にも便利です。
2. 3D 形状を調整
- 「タワー構造」 にすると、ビームが 直線的に遠方に伸び、視認性が格段にアップします。
- 斜めに斜面を作成 する場合、斜面の高さ差を 4 ブロックずつ にすると、光が均一に広がります。
3. クリアされた土地で建築
- 洞窟やベスト でビーコンを設置した場合、周囲に 暗い場所 が多いと光量が不足します。
- 天井(上空)を開放 させるか、天井に 透明ブロック(シース)を設置すると、天からの光が入り、全体の照度が上がります。
周囲の光量を最大化するテクニック
1. 光源の種類別光量比較
| 光源 | 光量 (最大) | 特徴 |
|---|---|---|
| 海晶灯 (Sea Lantern) | 15 | 水中でも照燭に近い光量 |
| 暖灯 (Lantern) | 15 | 近距離で光量が安定 |
| 文字灯 (Glowstone) | 15 | 簡単に入手しやすい |
| スターマイン (End Rod) | 14 | 低めだが高所で使いやすい |
| 照明用の光源 (Fireworks) | 15 | さらに明るくなる |
戦略
ベース構造 に Sea Lantern や Lantern を組み合わせると、水中・陸地の光量差 が少なくなり、範囲内が常に明るく保てます。
2. 光源の配置方法
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基礎ブロック上に光源を置く
1 層目、2 層目 … 各層に 10~12 枚の光源を広げます。 -
ビーコンから 1 ブロック前に光源を斜めに置く
その位置に 海晶灯 4 枚 を配置すると、ビームが直線に沿って照らされやすくなります。 -
シーシのような透明ブロックを活用
不透明な素材を薄く配置して 壁を照らす ことで、光が壁面からも拡散します。
3. 光源の分散配置
- 光量が 15 の光源 は 14 ~ 15 層までは十分に照度を確保できます。
- ただし、同一プレイヤー周囲 1 ブロック以内に 3 枚以上の光源 を配置すると照度が 15 まで到達します。
実際の構築事例
“Beacon Glow Tower(ビーコン灯塔)”
基礎ブロック横に 海晶灯 4 枚 を斜めに配置すると、ビームが遠側へも光りながら通過します。
日中・夜間の光量差を克服する方法
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天候変更
- コマンド
weather clearで天候を晴れに固定し、全体照度を一定 に保ちます。
- コマンド
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自動照明コマンドの使用
/time set night /execute as @a[distance=..120] at @s run setblock ~ ~1 ~ light_source- これで プレイヤーの位置に合わせた光源 を夜間も自動で設置できます。
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光源が遮られるとき
- 「ベッドロックパターン」 で建築し、水面を開放して天からの光を取り込む。
- 洞窟内でビーコンを動かしてから、光源を天井に貼り付ける だけで光量差は解消します。
テクニック
“All Day, All Night Beacon”
これは「永続照明モード」と呼ばれ、コマンドブロック と 自動発光装置(Redstone Relay)を組み合わせることで、常に 120 ブロックの明るい範囲 を維持できます。
モブスポーン抑制と照度
光量が 8 ブロック以上であれば、モブはスポーンしません。
ビーム範囲内にモブのスポーンを防ぎたい場合は、以下の対策が有効です。
| 対策 | 具体的な手順 |
|---|---|
| 明るさ 15 の光源を毎隔 3 ブロックずつ配置 | 海晶灯や暖灯、文字灯を使って設置 |
| サンドブロック で地面を覆う | 透過しない素材は光量を吸収しない |
| レッドストーンタイマー と連動 | 1~2 分ごとに光源をオフ/オンして照度を調整 |
| 壁を透明に保つ | 光が壁面に当たらないように海晶灯を壁に縦配置 |
実践例
ビーコンタワーの周囲 120 ブロック内に 10×10 の平面 を作り、4 ブロックごとに海晶灯を配置すると、夜間も明るさが十分に保たれます。
トラブルシューティング & よくある質問
| Q | A |
|---|---|
| ビームが見えないのはなぜ? | ビーコンの上に光源がない場合、夜間にビームは暗くなり見えにくいです。上層に 2〜3 ブロック離して海晶灯を配置しましょう。 |
| 距離が120 ブロックを越えて範囲が減る? | 範囲は「半径 120 ブロック」までしか増えません。遠距離で範囲が減少するのは、基礎層が 4 層未満の場合です。 |
| ビーコンの光が足りない場面は? | 洞窟系や水中で設置した場合、天井を開放または透明ブロックで光を確保してください。 |
| アップグレードを失うのはなぜ? | レベル 4 になるためには、すべて 4 層が積み上がっている必要があります。層が減るとレベルも下がります。 |
| コマンドで照度を固定したい | execute as @a at @s store result score @s light 0 run time query 0 で照度を検知し、必要に応じて setblock で光源を自動設置できます。 |
まとめ
- 4 層積み上げ でビーコンが最大レベル 4(速度UP 等)と 最大 120 ブロック の範囲を持ちます。
- ビーコン自体は発光しないため、上層に光源(Sea Lantern, Lantern, Glowstone) を必ず設置。
- 光源の種類と配置 を工夫すれば、ビームが遠距離でも明るく見え続けます。
- 高度管理 と タワー構造 を取り入れれば、探検や遠距離照明に最適なビームを実現できます。
ビームが輝く瞬間には、遠く離れた場所の探索者も協力してくれることが多く、ゲーム内でのコミュニケーションや安全対策に大きく貢献します。
ぜひこの記事の手順で、究極の「明かり」と「範囲」を手に入れてください。