ゲーム好きの皆さん、PCで「Minecraft: Bedrock Edition(統合版)」を遊びたいけど、どこから手をつければいいか悩んでいませんか?
PC版統合版は、従来の「Minecraft: Java Edition」とは異なるゲームエンジンを採用しているため、操作感やパフォーマンスが大きく変わります。さらに、最新アップデートで追加されたモブやアイテム、ビルダー向けのツールなど、魅力的な新機能が盛りだくさんです。
この記事では、最新アップデートの特徴とその使い方、さらにPC版で快適にプレイするための便利設定やヒントを徹底解説します。これでPCで統合版を最大限に楽しめるはずです。
目次
PC版『Minecraft: Bedrock Edition』とは
1. 統合版の概要
「Minecraft: Bedrock Edition」は、コンソール(Xbox Series X|S、PlayStation 5、Nintendo Switchなど)、モバイル(iOS、Android)とPC(Windows 10/11)で同じゲームデータを共有できるバージョンです。
- クロスプレイ: ゲーム内で同じ世界に、複数のデバイスから同時に参加できる
- Modサポート: 標準機能としていくつかのModが用意されており、追加の拡張が比較的簡単に導入可能
- Windows 10/11専用: Microsoft Storeから簡単にダウンロードでき、Windows 10/11ならすぐに起動できる
2. Bedrock Edition vs Java Edition
| 特徴 | Bedrock Edition | Java Edition |
|---|---|---|
| エンジン | エンジンはMicrosoftが開発したXbox Game Studio 3Dエンジン | MinecraftのJava版の公式エンジン |
| 文字数制限 | 128文字 | 32767文字 |
| サーバー機能 | シングルプレイとマルチプレイ(LAN/Minecraft Realms) | マルチプレイは専用サーバーやピンポイントでのシングルプレイ |
| クリエイティブツール | 「ビルダー」ツールが充実 | 「Creative Mode」しかし制限がある |
| システム要件 | 低〜中程度 | 中〜高程度 |
これらの違いから、多くの人がPCではBedrock側を選んでいます。特にクロスプレイやスムーズな操作性を求める方におすすめです。
最新アップデート(2025年11月時点)概要
1. 新しいモブとアイテム
- エルファー(Eagle): 空中で自由にジャンプでき、プレイヤーが乗ると大きな飛行体験
- エンジニアリングブロック: 電子回路を表す新種ブロックで、レッドストーン回路が大幅に拡張
- カラフルなスプレー: クリエイティブモードで壁やブロックに色を塗ることが可能
2. ゲームバランス調整
- 水中呼吸: エンジニアリングブロックの一部を使用すると、水中での呼吸時間が伸びる
- スキンカスタマイズ: スキンデザインに、パーティクル効果や動的アニメーションが追加
3. 新しいワールド設定
- 「ビルダーエリア」: クリエイティブマテリアルが無限に提供される専用エリア
- 「バニラクラフト」: スポーキングエディションに似た、よりシンプルでレトロな体験
4. パフォーマンス向上
- 低スペックPC向けにGPUレベルのマルチサンプルが最適化
- レッドストーンの動作が高速化し、パラレル処理が向上
PCで統合版を遊ぶための準備
1. Microsoft Storeで入手
- Windows 10/11のMicrosoft Storeから「Minecraft」を検索し、**「Bedrock Edition」**を選択
- 無料版(Demo)と有料版(Full)を選択できる。Full版は1回限りの購入($26.99)
2. システム要件確認
| 要件 | 必要最小 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64-bit (Version 2004+) | Windows 11 |
| CPU | デュアルコア 2GHz | 4コア 2.5GHz |
| GPU | NVIDIA GeForce MX, Radeon 400 | GeForce GTX 1650 |
| RAM | 4GB | 8GB |
| ストレージ | 3GB以上 | 4GB以上 |
補足
- Windows 10の「アクセシビリティ」設定を有効にすると、ハードウェアに合わせてスムーズに動作します
- フル HD (1920×1080) 以上を推奨。解像度が低いとパフォーマンスが改善されます
3. アカウント設定
- Microsoftアカウント(旧Live)でサインイン。これがゲームのライセンス認証になります
- クロスプレイを最大限に活かすため、Xbox Liveと同期しましょう
- サイドバー → 「アカウント」→「同期設定」でスキン、ブックマーク、進捗を同期
便利設定とカスタマイズ
1. コントローラ設定
PC版ではキーボードとマウスだけでなく、USBコントローラやXbox Wireless Controller も使用可能です。
- コントローラを起動 → 設定 → ジョイスティック/ボタン割り当て
- キーボードに慣れている場合でも、モーションシミュレーションを有効にすると自然な操作が可能
2. グラフィック設定
- 解像度 はモニタの最大解像度に設定。
- 「テクスチャ・パッケージ」で「高」や「超高」設定が利用可能。
- 「ビジュアルエフェクト」は「最小」にすると、レッドストーンや水の波紋などが削減され、フレームレートが上がります。
3. モディファイ・リソースパック
- リソースパックやスキンの導入はダウンロードフォルダに置くことで簡単に切り替えできます。
- 「設定」→「全般」→「リソースパック」で選択。
- 高品質のパフォーマンスを両立させるために、**「Texture Pack Optimizer」**を使ってPNG圧縮を行い、読み込み時間を短縮しましょう。
4. キーバインドカスタマイズ
- 右上の歯車アイコンで「キーボード設定」を開くと、自分好みのショートカットを設定できます。
- 特に スニーク(Shift) や 乗り物操作(Ctrl) の割り当てがプレイ感に大きく影響します。
クロスプラットフォームでの遊び方
1. Minecraft Realmsを利用
- RealmsはMicrosoftが提供するクラウドベースのサーバーサービスです。
- 公式サイトから申し込み(料金は月額$7.99)し、招待コードを配布すれば、PC、Xbox、Switch、モバイルどのデバイスからも同じワールドに参加可能。
2. LANワールドに招待
PC版だとLANで簡単にマルチプレイができます。
- まず、ゲーム内で**「メニュー→LANで公開」**を選択。
- ゲームがローカルネットワーク内でホストされ、同じWi-Fiに接続している他デバイスから「サーバー検索」で見つけられます。
3. クロスデバイスの互換性
- データの共有が行えるものの、Java Editionで作成したワールドはBedrockでは読み込めません。
- 逆に、Bedrockで作成したワールドはJava Editionに移行することはできません。したがって、デバイスごとのワールドを分けるときは、両版の備忘録をしっかり管理しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 旧PC(Win10 1607以前)でもBedrockは動くか?
回答: BedrockはWindows 10 1607以降をサポートしています。古いバージョンではMicrosoft Storeからのダウンロードができないため、Windows UpdateでOSを最新化してから試してみてください。
Q2. レッドストーン回路を高速化したい。
回答: 「設定→パフォーマンス」から「レッドストーン」オプションを「高速」または「最速」に設定すると、レッドストーンの処理速度が向上します。ただし、一部高度な回路では挙動が変わることがあります。
Q3. 2人以上で同じPCでプレイしたい。
回答: ゲーム内で「ローカル同時プレイ」はサポートしていません。複数のユーザーがPCを共有する場合は、複数台のPCを使用するか、外部デバイス(コンソール)でプレイするとスムーズです。
Q4. カスタムアイテム(Mod)を導入したい。
回答: BedrockはModサポートが限定的ですが、公式フォーラムやDiscordで配布されているModを「追加のゲームデータ」フォルダに設置することで導入できます。導入前に必ず互換性を確認し、バックアップを取ってください。
まとめ
PC版「Minecraft: Bedrock Edition」では、クロスプラットフォームの快適な遊びと、最新アップデートによる新機能が楽しめます。
- アップデート要点:エルファーやエンジニアリングブロックなど新モブ・アイテム、パフォーマンス最適化
- 準備:Microsoft Storeから入手、システム要件確認、Microsoftアカウント同期
- 便利設定:コントローラ&キーバインディング、グラフィック最適化、リソースパック管理
- クロスプレイ:Realms、LANワールドで簡単に同じ世界へ招待
これらのポイントを押さえていただけば、PCでの統合版体験はまさにワンランク上。ぜひ最新アップデートを取り入れ、エルファーと一緒に高空を翔けたり、レッドストーン回路を駆使した自動化システムを構築したりしてみてください。楽しいMinecraftライフが待っています!