目次
Minecraft Bedrock Edition(統合版)のすべてのコマンドを徹底解説
はじめに
ゲーム内の操作や環境を自在にコントロールしたいと思っても、実際にコマンドを打つのは敷居が高くて躊躇してしまうことも多いものです。特に統合版(Bedrock Edition)はJava版とコマンド構文が一部異なる点もあるため、初心者は情報を探しても混乱してしまいがち。そこでこの記事では、**「初心者から上級者まで必見!マイクラコマンド一覧」**というテーマに沿って、統合版で使える主要なコマンドをわかりやすくまとめ、実際に使用できるテクニックも紹介します。検索者が「コマンドの使い方がわからない」「どうすれば素早く実行できる?」などという疑問を解決できるよう構成しています。
1. コマンドの基本構文
Bedrock Edition のコマンドは / から始まり、コマンド名とオプション(引数)がスペースで区切られます。
/コマンド [対象] [オプション] ...
-
対象 (target selector)
-
@p: 最も近いプレイヤー -
@a: 全プレイヤー -
@r: ランダムなプレイヤー -
@e: 全エンティティ -
@s: 実行したプレイヤー -
@+x,y,zなど座標指定
-
-
オプション
-
d:秒: 待機時間 -
x y z: 座標
-
コメントの追加
# を使ってコマンドの後ろにコメントを書けます。コマンドブロックのデバッグにも便利です。
/time set day # 昼に設定
2. 基本的な日数・時間の操作
| コマンド | 意味 | 例 |
|---|---|---|
/time set <time> |
時間の設定 | /time set day |
/time add <time> |
時間を加算 | /time add 10000 |
/time query daytime |
現在の時間を返す | /time query daytime |
/time query daytime |
ゲーム内の日の時間(0〜24000) | /time query daytime |
Tips
time set dayは 1000 を設定、time set nightは 13000。time addでカウントダウンやリセットを作るときが便利です。
3. プレイヤー操作系
| コマンド | 意味 | 例 |
|---|---|---|
/give <プレイヤー> <アイテム> [数] |
アイテムを付与 | /give @p minecraft:diamond 64 |
/tp <対象> <x> <y> <z> |
テレポート | /tp @p 100 64 200 |
/effect give <対象> <効果> <持続時間> [強度] |
ステータス効果 | /effect give @p minecraft:strength 60 1 |
/chat @a "message" |
チャットの送信 | /chat @a "みなさん、こんにちは!" |
/kill <対象> |
簡易殺害 | /kill @e[type=zombie] |
注意
- Bedrock では
effectコマンドはeffect giveとeffect clearで区分。tpの第2, 3, 4 引数はデコーダの~を使えば相対座標指定が可能です。
4. ブロック・環境操作
| コマンド | 意味 | 例 |
|---|---|---|
/setblock <x> <y> <z> <ブロック> [data] [oldBlockHandling] |
単一ブロックの置換 | /setblock 100 65 200 minecraft:stone |
/fill <x1> <y1> <z1> <x2> <y2> <z2> <ブロック> [data] [oldBlockHandling] |
範囲全体を埋める | /fill 100 64 200 110 70 210 minecraft:grass_block |
/clone <x1> <y1> <z1> <x2> <y2> <z2> <x> <y> <z> [maskMode] [cloneMode] |
ブロックをコピー | /clone 100 64 200 110 70 210 200 70 210 |
| `/weather clear | rain | thunder` |
/time set <time> |
天候時間の調整 | /time set day |
Clone の使いどころ
- 大規模な建築物を複製したいときに一瞬で完成。
maskModeをreplaceにすると、既存ブロックを上書きします。cloneModeはnormal,force,maskedが選択可能。
5. エンティティ管理
| コマンド | 意味 | 例 |
|---|---|---|
/summon <entity> <x> <y> <z> <パラメータ> |
エンティティを生成 | /summon minecraft:creeper ~ ~ ~ {CustomName:"\"テスト\"",powered:true} |
/execute <条件> run <コマンド> |
条件付き実行 | /execute if entity @p[distance=..2] run say 近くにいます! |
/data modify <対象> set <path> <値> |
NBT データの編集 | /data modify entity @p set CustomName "\"ハローワールド!\"" |
/replaceitem <装備スロット> <アイテム> [数] |
装備の置き換え | /replaceitem entity @p armor.helmet minecraft:diamond_helmet |
Tips
execute if scoreを使ってスコアボードと連動したイベントを作可。- Bedrock の NBT 書式は少しシンプルだが、エンティティのカスタム化に重宝。
6. コマンドブロックの実践テクニック
-
レッドストーンの応用
-
連続コマンドブロック
Always Activeな「Chain」を使えば、プレイヤー入力不要で複数コマンドを連動。 -
Timer ループ
Timeコマンドとredstoneを組み合わせて、定期的に何か起きさせる。
-
連続コマンドブロック
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条件付き実行 (if/else)
/execute unlessで条件に合わないときに別コマンドを走らせる。 -
データパックで高度管理
- Bedrock でも「データパック」による
functionが使える。 - 1 行に
function <名前>と書けば複数コマンドをまとめて呼び出せる。
- Bedrock でも「データパック」による
-
自動化の実例
-
自動採掘
/summon minecraft:playerでプレイヤーをスポーンさせ、forceでスワップ。 -
クリエイティブワールドのツール
giveコマンドをチェーンで結合し、ワールドパックを即座にセットアップ。
-
自動採掘
7. よくある質問 (FAQ)
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| Q1. コマンドが使えないのは? | まずコマンドブロックを有効化しているか、プレイヤーが「運営権限」を持っているか確認してください。 |
| Q2. Bedrock と Java の違いは? | 主要な違いはデータ構造が簡素化されている点。/advancement, scoreboard の扱いも若干異なる。 |
| Q3. コマンドを複数まとめて書くには? | function ファイルを作成し、コマンドブロックから function <名前> を実行。 |
| Q4. 実行時エラーの対処法は? | エラー内容はコンソールに表示される。パラメータのスペル・数値の型を注意深く確認。 |
8. マイクラコマンドで作れるおすすめアイデア
| アイデア | コマンド例 | ポイント |
|---|---|---|
| 動的な天候スイッチ | /weather clear 0, /weather rain 2000 |
time set で天候変更タイミングを合わせる。 |
| 自動プレイヤー位置同期 | /execute as @a run tp @s 0 64 0 |
すべてのプレイヤーを指定座標へ移動。 |
| 特殊エンティティ召喚 | /summon minecraft:armor_stand ~ ~ ~ {Invisible:1b,Invulnerable:1b,Pose:{Head:[0f,0f,0f]}} |
透明かつ傷つかないアーマースタンドで演出を強化。 |
| ブロック連結でトンネル | /clone ~1 ~ ~ ~10 ~10 ~10 ~-1 ~ ~ |
テレポート時に大量ブロックを素早く移動。 |
まとめ
Bedrock Edition(統合版)のコマンドは 簡潔で直感的 ですが、構文と引数の設定は慎重さが必要です。この記事で紹介した一覧とテクニックを使って、
- ゲーム内で即使える 簡単な操作
- 上級者向け エンティティカスタマイズ
- 自動化 で作業を効率化
どちらもカバーできるように設計しました。ぜひコマンドブロックや NBT データを駆使し、マイクラの世界を自分好みにカスタマイズしてみてください。
お役に立てれば幸いです!