Minecraft のアップデートはゲームプレイに新しい機能や改善をもたらす一方で、意図しないバグや互換性の問題が発生することもしばしばあります。ここでは「アップデート後に起こるバグをスムーズに解消する5つの手順」を紹介します。各手順は実践的なポイントを盛り込み、初心者でも分かりやすいように構成しています。
目次
1️⃣ セーブデータの安全確保 – バックアップを怠らない
最新のアップデートを適用する前に必ず セーブデータ と リソースパック・MOD のバックアップを取ってください。
これがあると、エラー発生時に元に戻せるためトラブル回避に大きく寄与します。
| ステップ | 詳細 |
|---|---|
| ① ランチャーを開く | Minecraft Launcher → 「設定」→「ゲームのインストール場所」と表示されるフォルダを確認 |
| ② 重要ファイルをコピー | saves フォルダ(ワールド)、resourcepacks フォルダ、mods フォルダ(あれば)を別ドライブへ backup_YYYYMMDD という名前で保存 |
| ③ バックアップ完了の確認 | コピー後にファイルサイズやフォルダ構成をチェックし、必要なデータが揃っているか確認 |
ヒント
クラウドバックアップ(OneDrive, Google Drive 等)を併用すると、コンピュータに障害があっても安心です。
2️⃣ アップデート内容を事前確認 – 変更点・既知の不具合をチェック
アップデートに伴う 変更ログ(changelog) と 公式フォーラム・Reddit の投稿を読むことは、発生しうるバグを予測し対処する上で不可欠です。
変更ログの読み方
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公式サイト
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https://www.minecraft.net/ja-jp/downloadから最新版の「リリースノート」を取得 - 変更点を箇条書きでメモ(特に「ゲームバージョンの変更」や「バグ修正」関連)
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Reddit / CurseForge / ModDB
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https://www.reddit.com/r/Minecraft/の rivers (アップデートに関するサブスレッド) -
https://www.curseforge.com/minecraft/mc-modsでMODの互換性情報を確認
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既知の不具合チェック
- 公式フォーラム の「Issues」もしくは「Bug Reports」タブを確認
- 「最新バージョンで発生した問題」欄に「既知のバグ」として記載されているものを重点的に調査
ポイント
変更ログに「不具合修正」項目が多い場合、同じカテゴリの不具合が自動で修正される可能性が高いです。
3️⃣ 旧バージョンのリソース&MODを整理 – 互換性の不具合を防止
アップデートにより、古いリソースパックやMODが正しく機能しなくなるケースが多いです。以下の手順で整理を行い、バグの発生リスクを軽減しましょう。
3‑1 互換性リスト作成
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| リソースパック | resourcepacks フォルダ内の .zip を確認し、バージョン番号(例:1.20)が記載されているものを残す |
| MOD | mods フォルダ内の mcmod.info 等を参照し、Forge / Fabric のバージョンに合ったものだけを残す |
3‑2 旧バージョンの削除
- リソースパック: 公式の更新が無い、またはリリースノートでバージョンが違いとされているものは除外
- MOD: 公式サイト/CurseForge で「最新バージョン」と表示されるものに置き換える
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自動アップデート:
Forge/Fabricの ModSync 等を利用して自動で更新を管理
3‑3 テストプレイ
- 空のワールドを作成し、主要なリソースパック / MOD が正しく動作するか確認
- エラーログ (
minecraft_crash-reports) をチェックし、NullPointer 等のエラーが出ていないかを確認
備考
互換性が不明なMODは分離サーバーでテストし、万が一メッセージが表示されたらすぐに無効化。
4️⃣ ゲームキャッシュ・設定をクリア – 破損データを排除
キャッシュや設定ファイルが古いバージョンのフォーマットで残っていると、起動時にエラーが発生することがあります。以下の手順でクリーンに保ちます。
4‑1 キャッシュクリア
# Windows (デフォルト)
cd %APPDATA%/.minecraft
del /q cache\*.*
# macOS / Linux
cd ~/.minecraft
rm -rf cache/*
4‑2 設定ファイルのリセット
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options.txt(ゲーム設定)とresourcepacksのリストはバックアップし、必要であれば再設定 -
launcher_profiles.jsonは改変が少ないので、不要ならrenameし、次回起動時に再生成させる
4‑3 Minecraft Launcher のキャッシュ再取得
- ランチャーの ダウンロードキャッシュ(
minecraftフォルダ内のlibraries)を強制同期させる- ランチャー → 設定→ゲームディレクトリ→「ゲームのフォント設定」から
Force Update
- ランチャー → 設定→ゲームディレクトリ→「ゲームのフォント設定」から
4‑4 エラー再発時の対策
- エラーメッセージをスクリーンショットとともに公式フォーラムやサポートに投稿
-
crash-reportsの内容を検索し、同種のケースがないか確認
注意
キャッシュを削除すると、次回起動時に必要なリソースが再ダウンロードされます。
時間が掛かる ので、Wi‑Fi接続が安定している環境で実施してください。
5️⃣ Minecraft Launcher のリセットとサポートへの連絡 – 最終手段
上記の手順を踏んでも解決できない場合、ランチャー自体に問題がある場合があります。以下で対処方法を紹介します。
5‑1 ランチャーのリセット
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全設定ファイルを削除
-
~/.minecraft(Windows:%APPDATA%/.minecraft)全体を一時的に別フォルダへ移動
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公式ランチャーの再インストール
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https://www.minecraft.net/ja-jp/downloadから最新バージョンをダウンロード - インストール後、設定が完全に初期化された状態で起動
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-
リソース・MODを個別に再追加
- バックアップ時に取った安全なファイルだけを戻し、段階的にロードしていく
- 途中でエラーが出たら即座に戻る
5‑2 サポートに連絡
-
公式サポート:
https://help.minecraft.net/hc/jaで「トラブルシューティング」を選択 -
コミュニティ:
- Discord(Minecraft Official Server など)
-
Reddit (
r/MinecraftHelp) - YouTube の「Minecraft Bug Fix」チャンネル
連絡時に添付する情報
| 内容 | |
|---|---|
| Minecraft バージョン | 1.20 等 |
| 何を試したか | バックアップ・キャッシュクリア・MOD整理 |
| エラーメッセージ | 文字列、ログファイル |
| システム情報 | OS バージョン、ハードウェアスペック |
| スクリーンショット | エラー画面/クラッシュレポート |
マルチプレイサーバー に関しては、サーバー側のバージョンも合わせて確認してください。
彼らのログに「Unsupported packet」や「ClassNotFoundException」が出ていないかチェック。
🎯 まとめ
| 手順 | 目的 |
|---|---|
| バックアップ | データ損失の防止 |
| アップデート情報確認 | 既知不具合と対策を把握 |
| 旧リソース整理 | 互換性問題を未然に防止 |
| キャッシュ/設定クリア | 破損ファイルの排除 |
| ランチャーリセット・サポート利用 | 絶対に解決しないケースの対処 |
Minecraftは更新が頻繁で、コミュニティの情報が散らばっています。根気よく準備をしておくことで、アップデート後のバグに悩む時間を大幅に短縮できます。新しいバージョンを始める前に、まずは上記のチェックリストをすべてこなして、安心してプレイに戻りましょう!