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迷子にさせない!マイクラでコマンドブロックを手に入れる全技術
Minecraft プレイヤーの中で「コマンドブロック」を使いこなすと、ゲームの奥深さが指数関数的に増します。ダイヤモンド自走式のクラフトロボットから、複雑なマップ制御まで、コマンドブロックは「自動化」「スクリプト」「ゲーム設計」の万能ツールです。
しかし、初心者には「コマンドブロックをどうやって出せるんだ?」という疑問が先鋭です。今回は「知らなきゃ損!」をモットーに、手順を細かく断ち切って紹介します。
1. コマンドブロックって何?―なぜ必要なのか
コマンドブロックとは
- プレイヤーが /give コマンドで入手できる実体のないブロック
- 設置すると、プログラム(コマンド)を入力可能
- Redstone で作動して、様々なイベントをトリガー
使いどころ
| シーン | 具体例 | 何ができるか |
|---|---|---|
| アドベンチャーマップ | 罠やイベントを自動で起動 | プレイヤー体験を制御 |
| クリエイティブテスト | すぐに試行錯誤したい時 | 速攻で試したいコマンドが書ける |
| サーバー機能追加 | 独自スーパーユーザー権限 | 便利なサーバー用モチーフ |
| モッズ開発 | リソースパックと連携 | 新しいエレメントをテスト |
2. 前提条件:チートを有効にしているか確認
コマンドブロックは チート が有効なワールドでのみ入手可能です。
もしチートが無効の場合は以下のいずれかで有効にしてください。
ワールド作成時に有効化
- ワールド設定 → ゲームモード を選択
- チート使用 を「許可」に変更
- ワールドを作成
既存ワールドで有効化
-
サーバー:
server.propertiesのallow-cheats=true -
シングルプレイ: ALT + F3 でパスワード入力、または チャット →
/gamemode creativeで一時チート有効
さらに以下のコマンドで切り替えも可能です。
/gamemode creative
3. コマンドブロック入手方法(代表的5選)
3‑1. /give コマンドで直接入手(クリエイティブでもサバイバルでも可)
最もシンプル。自分のインベントリに入っている場合はサバイバルでも取得できます(チートが許可されていれば)。
/give @p command_block 1
-
@pは最近のプレイヤー -
1は個数
注意:サバイバルで入手できるため、ダイヤで「無償入手」と言い難いですが、無限に入れられる点はクリエイティブ版とのメリットです。
3‑2. クリエイティブインベントリからドラッグ
- Shift + F1 でインベントリを表示
-
検索バー に
command blockと入力 - 右下の「コマンドブロック」を選択し、ワールド上に置く
クリエイティブでない場合は右クリックしてチャットでコマンド入力が必要です。
3‑3. /setblock でワールド上に即座に設置
自動化やデバッグ向けにワールドを操作したいときは便利です。
/setblock ~ ~ ~ command_block 0 replace
-
~ ~ ~は現在位置 -
0はスロット番号(必要に応じて変更)
これをスクリプト化すれば、マップ作成時に大幅に時間短縮が可能です。
3‑4. データパックやリソースパックからの自動出現
カスタムデータパックに command_block を配置し、レシピで自動生成させることもできます。
ただし、標準のデータパックには該当するレシピやイベントはありませんので、カスタムイベントを利用するサーバー向けです。
3‑5. サーバー API(Bukkit / Paper)でコマンドブロックを生成
サーバー全体で管理したい場合、プラグインで入手権限を制御します。
例:/spawncommandblock を作成済みのコマンド。管理者専用に設定しておけば、全員が自由に設置できなくても OK。
4. コマンドブロックを使う際の基本操作
- 設置 → 右クリックで空白に置く
- 右クリック でインターフェースを開く
- Command フィールドに入力
- ブロックの種類(Impulse / Repeat / Chain)を選択
- Redstone を接続し、作動させる
4‑1. ブロックの種類で挙動が変わる
| 種類 | 振る舞い | 使いどころ |
|---|---|---|
| Impulse (単発) | 1回だけ実行 | ゲートの開閉、1回限りの事件 |
| Repeat (連続) | レッドストーンが通る限り継続 | スポーンロック、永続エフェクト |
| Chain (連結) | 前のブロックが成功したら実行 | フロー制御、複数段階処理 |
連結チェーンは順序が重要。
--条件付きを使うと前回の結果に応じて分岐可能です。
4‑2. コマンド例集(初心者向け編)
# 1. 5 秒でプレイヤー全員にハートを付与
/execute as @a run effect give @s minecraft:instant_health 5 1 true
# 2. クリックしたプレイヤーの座標を表示
/execute if entity @s run data get entity @s Pos
# 3. クリーチャーを無限に再生成させる(例:スライム)
/summon slime ~ ~1 ~ {NoAI:1b,Size:4,Invulnerable:1b}
これらのコマンドをコマンドブロックで配置すれば、実際にレッドストーンでトリガーしてみると、ゲーム内で実際に起きる動きを確認できます。
4‑3. コマンドブロックのデバッグ
-
デバッグ 出力(
/say,/title)で中身を確認 -
テスト 用に
always_activeを付与してレッドストーン無しで作動setblock ~ ~ ~ command_block 0 replace{auto:1b,condition:1b,TrackOutput:0b,locked:1b}
5. コマンドブロックを活用したワンオペレーション
5‑1. オートレシピブロック
コマンドブロックを使用し、レシピ登録や自動クラフトを実装する手法。
/data modify storage mymod:recipes add my_recipe
5‑2. タイムトリガー
- 1 秒ごとにデータが変化するスクリプト
- 時間管理システム、昼夜サイクルなど
5‑3. エレベーター/ドア
execute at @p run setblock ~ ~1 ~ minecraft:air
execute as @p at @p positioned ^ ^ ^2 run setblock ~ ~ ~ minecraft:stone
5‑4. 隠しレイド
/summon minecraft:raid ~ ~-10 ~ {"raid_type":"normal","world":"minecraft:overworld"}
このようにコマンドブロックは 単なるブロック ではなく、ゲームロジックやストーリーテリングを担う「スクリプト・エンジン」として使える。
6. コマンドブロックを安全に使用するための注意点
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| チートの制限 | サーバーに導入したら command_block_output=false を推奨(過度なパフォーマンス低下を防止) |
| 無限ループ | repeat + chain で無限ループに注意。条件付き 付き unless で停止条件を設定 |
| コマンドのバージョン互換性 | Minecraft 1.20 前後で大規模な構造変更があるため、各バージョンの公式リファレンスを確認 |
| 外部リソース | データパックやリソースパックの中でコマンドブロックを使う際は function を利用すると読み込みが楽になる |
| プレイヤーの体験 | 「チャレンジマップ」などでは、プレイヤーの 自由度 と スクリプト のバランスを取る点を意識する |
7. まとめ:コマンドブロックをゲームに根付かせる
-
入手方法は
/giveだけでなく、インベントリ、/setblock、サーバープラグインまで多彩 - 基本操作をマスターすれば、自動化から ストーリーテリングまで自分だけのゲームエンジンを構築
- より高いレベルでは データパック・機能・プラグインを組み込むことで、マルチプレイヤー環境でも安全にスクリプトを共有
- さまざまな アイデアを実装していけば、Minecraft の世界は「作る人」と「遊ぶ人」の双方にとって 無限のキャンバス になる
「知らなきゃ損!」というタイトルの通り、コマンドブロックを手に入れて活用することは、マイクラをより深く、そして自由に楽しむための鍵です。
ぜひ今すぐ自分のワールドにコマンドブロックを導入し、さまざまな実験や創作に挑戦してみてください。