マイクラ(Minecraft)アカウントを紛失・盗難してしまったら、先にすべきことと、アカウントを再設定するまでのステップをまとめました。
パソコン、スマホ、タブレットといずれのプラットフォームでも同じ手順で対処できます。
目次
まずは落ち着いて、現在アクセスできる情報を整理しよう
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ログイン画面で確認
- マイクラの起動画面で「Microsoft アカウントでサインイン」を選択し、メールアドレスを入力。
- 「ユーザー名がわからない」や「パスワードを忘れた」リンクが表示されればそれをクリック。
- もしメールアドレスにアクセスできない場合は、次の「Microsoft アカウント回復手順」を試す。
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メールアカウントをチェック
- マイクラ(Microsoft)から届くパスワードリセットメールや通知は、スパムや迷惑メールフォルダに入っている可能性があります。
- 受信トレイで「minecraft@microsoft.com」や「no-reply@mc.microsoft.com」検索してみてください。
Microsoftアカウント自体を復旧する手順
MinecraftはMicrosoftアカウントに紐づけられているため、まずはそのアカウントが使えるかどうか確認します。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. パスワードリセット | https://account.live.com/password/reset にアクセスし、メールアドレスを入力。画面の案内に従って、新しいパスワードを設定。 |
| 2. 追加確認情報を入力 | 何度か「他に確認できる方法はありますか?」の質問が出ます。電話番号や、以前設定したバックアップメールがあれば入力してみてください。 |
| 3. 2段階認証の確認 | 2FAを設定している場合は、AuthenticatorアプリかSMSで届くコードを入力。もしアプリがない場合は、SMS認証に切り替えてみる。 |
| 4. アカウントを完全に復旧できない場合 | 「Microsoftによって管理されているアカウントが見つかりません」や「パスワードが復旧できない」メッセージが出たら、最後に「サポートに連絡」へ進む。 |
ポイント
- メールアドレスと電話番号は必ずバックアップしておくこと
- 2FAの設定がないと、盗難後にアカウントロックの危険が大きくなるので、必ず2FAを導入しましょう。
ゲーム内でアカウント情報が変更されている場合の対処
① Minecraft Marketplace のロックアイテムを確認
- Marketplace で購入したアイテムは「Microsoft アカウント」に紐づくため、アカウントが乗っ取られた場合に同じデータを持っていないか確認します。
- ログイン後に「Marketplace > 購入済みアイテム」が表示され、以前のアイテムが消えているかどうかチェック。
② マイクラの「アカウントセキュリティ」タブを確認
- 【設定】→【アカウントとサブスクリプション】から「Microsoft アカウント」の状態を確認。そこに「アカウントが乗っ取られた」警告が出ている場合はすぐにアクションを起こす必要があります。
盗難・乗っ取りの疑いがある場合の即時行動
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Microsoftアカウントをロック
- 上記パスワードリセット時に「アカウントを安全に保つ」オプションを選び、アカウントをロック(「アカウントを安全に保つ」→「ロックアカウント」)します。
- これで、アドレスやパスワードを知られても再ログインができないようにします。
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アカウント復旧フォームの使用
- https://account.live.com/acsr にアクセスし、質問に正確に答えてください。
- もしメールや電話番号にアクセスできない場合、購入情報(クレジットカードの明細やPayPalの取引ID)を入力します。
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Mojang サポートへの連絡
- Microsoft アカウントに紐づく Minecraft アカウントが乗っ取られたと思われる場合、Mojang サポートまで直接連絡します。
- 公式サポートページ:https://help.minecraft.net/hc/ja/requests/new
- ここで「アカウントの不正利用」や「アカウント乗っ取り」カテゴリを選択し、必ず以下の情報を添えて送信します。
- 以前ログイン使用したMicrosoftアカウント(メールアドレス)
- 旧パスワードや最近変更した情報(可能なら)
- Minecraft ゲーム内のプロファイル名
- 証拠として、最近の購入履歴や、ゲーム内のアイテムのスクリーンショット
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クレジットカード会社やPayPalへ連絡
- 盗難でゲーム内課金が行われている場合、カード会社に不正利用の連絡をしましょう。
- これにより、不正購入の返金やカードのブロックが可能です。
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警察への届出
- 盗難・不正利用が明らかに犯罪の場合は、警察へ届出しましょう。
- 住民票のある地区の警察署に「サイバー詐欺・詐欺被害届」を提出し、証拠(メール、チャット履歴、ゲームのスクリーンショット)を添付します。
失われたアカウントを再設定する手順
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Microsoftアカウントの復旧完了後、Minecraft でログイン
- パスワードを新規に設定したら、Minecraft Launcher(正式版)を起動し、「Microsoftアカウントでサインイン」→メールアドレスと新パスワードを入力。
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2段階認証を必ず有効化
- ログイン後、マイクラの設定→アカウント→セキュリティから「Two-Factor Authentication」をオフ/オン。
- 推奨アプリは「Microsoft Authenticator」または「Google Authenticator」。
- 変更を行ったら、必ず認証コードを入力して機能を確認してください。
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ゲーム内のセーブデータをチェック
- 以前にオンライン上にバックアップしている世界やリソースパックは、同じMicrosoftアカウントでログインすれば自動で同期されます。
- 「マルチプレイヤー」→サーバー参加 → 「Minecraft Realms」にアクセスし、データの復元を確認します。
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購入済みアイテムの確認
- Marketplace で購入したスキン、バンドル等は、再ログイン後に自動で復元されます。
- もし消えている場合は、サポートチームに再度問い合わせを行い、購入情報(クレジットカードの取引IDなど)を添えて確認します。
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セキュリティ設定を再確認
- 通常のパスワード、2FA、メールアドレス、電話番号を更新したら、設定画面で「アカウントのセキュリティ」を再度確認し、メール通知やSMS通知が有効かチェック。
- 重要なお知らせを受け取るために、メールの受信設定(迷惑メールフォルダの確認、フィルタ設定)も見直しましょう。
「こういう情報を事前に準備しておくと安心!」
| 項目 | 事前に準備すると良いこと |
|---|---|
| バックアップメール | 主アカウントに紐づくメール以外に、別メールアドレスを登録(例:Gmail, Yahoo) |
| 電話番号 | 複数電話(携帯+固定)を登録し、2FAの認証時に選べるように |
| 購入情報 | クレジットカードやPayPalの領収書をデジタルで保存(クラウドに保存しておくと必着) |
| スクリーンショット | 重要なゲーム内アイテムや設定画面を定期的に撮影し、オンラインストレージに保管(例:Google Drive, OneDrive) |
| セキュリティソフト | PCやスマホに「Microsoft Defender」や「Bitdefender」などのセキュリティソフトを導入し、ウイルス・トロイの検出に備える |
まとめ
- すぐにできる対処:メール・パスワードを確認→2FAを有効化→Microsoft アカウントのロック
- 必要に応じて:Microsoft アカウント回復フォーム、Mojangサポートへ連絡
- 復旧後は:ゲーム内アイテム・セーブデータの確認、セキュリティ設定の再確認
- 予防策:バックアップメール・電話番号・購入情報の準備、2FAの必須化
アカウントを紛失・乗っ取られたと感じたら、いち早く「Microsoft アカウントのロック」や「パスワードリセット」を実行し、必要な情報を整理してサポートへ連絡することが重要です。
これらの手順を踏めば、盗難後でも最小限のダメージでアカウントを復旧できる可能性が高まります。
安全なプレイを続けるために、日頃からセキュリティ設定を見直し、予備の連絡先情報を確実に保管しておいてください。