マイクラJava版は、初めて入門したプレイヤーでもさほど難しくはありませんが、ゲームをスムーズに楽しむためにはいくつかの基本操作とサーバ構築に関わる知識が役立ちます。ここでは、初心者が知っておくべき「5つの操作」と「必須プラグイン」、さらにサーバ構築までを網羅した完全ガイドを紹介します。
目次
1. 基本操作を徹底マスター
① 移動(WASD)と視点操作
- W:前進
- A:左移動
- S:後退
- D:右移動
- マウス移動:視点を変える
- Shift + W/A/S/D:スライドしながら移動
- スペース:ジャンプ/落下時に下方に落下速度が増す
ポイント:ゲーム内ではスペースを連打すると「ジャンプ連続」が発生し、隠しコーナーや高さの高い場所へ素早く到達できます。
② クリックでブロックを破壊/配置
- 左クリック:ブロック破壊(破壊時間はブロック種別とツール)
- 右クリック:ブロック配置(選択したブロックを設置)
- Shift + 右クリック:アイテムを手に持つ
- Ctrl + 右クリック:ブロックを回転(一部ブロックのみ)
ポイント:ツールを揃えることで、木材や石などの資源採取速度が飛躍的に上がります。
③ アイテム切り替え
- 1〜9:インベントリスロットの選択
- Q:持っているアイテムを地面へ投げる
ポイント:1〜9以外のスロットを使用せず、必要なアイテムは常に数値キーでアクセスできる状態にしましょう。
2. インベントリ・アイテム操作の極意
④ インベントリ操作
- E:インベントリ画面を開く
- I:インベントリ内のアイテム並び替え
- Shift + クリック:アイテムの素早い移動
- Ctrl + クリック:アイテムを1つずつ分割
⑤ アイテムのレア度と組み合わせ
- 1:ホウレンス(低レア)
- 2:アクアリウム(中レア)
- 3:マスタードロップ(高レア)
ポイント:アイテムを組み合わせることで、新しいツールやブロックを作成できます。インベントリを整理しておくと、必要なときにすぐ手に取れます。
3. チャットとコマンドでゲームを制御
⑥ チャット操作
- /help:コマンド一覧を確認
- /tp <プレイヤー> <座標>:テレポート
- /sethome:現在地にハウスを設定
- /home:ハウスへテレポート
⑦ コマンドの権限管理
- 権限管理プラグインを導入することで、特定のプレイヤーにだけコマンド使用を許可できます。
ポイント:コマンドはプレイヤーの操作範囲を拡張するため、初心者はまず自分のコマンドパープレートを確認し、必要なものを限定しておくと安全です。
4. クリエイティブとサバイバルモードの違い
⑧ クリエイティブモード
- ブロック無制限
- 高速破壊
- 落下時にダメージなし
⑨ サバイバルモード
- リソース集め
- ホットスワップ
- 食料不足
ポイント:初心者はまずクリエイティブでブロックの配置や構築を練習し、その後サバイバルに移行するとエラーを減らせます。
5. 必須プラグインでサーバを強化
初心者サーバーでも大きな効果を得られるプラグインを5つ紹介します。
| # | プラグイン | 主な機能 | 推奨バージョン |
|---|---|---|---|
| 1 | EssentialsX | /home, /spawn, /msg, /kick などの基本コマンド |
1.16+ |
| 2 | WorldEdit | ブロックのコピー&ペースト、描画 | 1.13+ |
| 3 | Dynmap | Webブラウザでサーバをリアルタイム閲覧 | 1.11+ |
| 4 | LuckPerms | 詳細な権限管理 | 1.9+ |
| 5 | ChestShop | 経済システム(ショップ) | 1.12+ |
設置手順
サーバ構築のステップバイステップ
① 事前環境チェック
- Java JDK 17以降がインストール済み(サーバはJava 17が標準)
- 安定したインターネット接続
-
Windowsの場合:
cmdでjava -versionを確認
② マイクラサーバ.jarの入手
- 公式サイト(Mojang)の「サーバ」ページから minecraft_server.1.20.1.jar を取得
- 取得したjarは
C:\MinecraftServer等のフォルダに配置
③ 端末の設定(ポート開放)
- ローカルルーターで ポート25565 を開放
- Windows Defender Firewallで java.exe をインバウンド通信許可
④ サーバフォルダ構成
/MinecraftServer
|-- minecraft_server.1.20.1.jar
|-- server.properties
|-- eula.txt
|-- plugins (ここにプラグインを配置)
|-- world (デフォルトワールド)
-
eula.txtを eula=true に変更し、起動前に同意 -
server.propertiesはホスト名やワールドサイズなどを設定
⑤ プラグイン導入
- 公式サイトや SpigotMC でプラグインのjarを入手
-
pluginsフォルダにコピー - サーバ再起動でプラグインロード
⑥ サーバ起動
# コマンドプロンプトで以下実行
java -Xmx1G -Xms1G -jar minecraft_server.1.20.1.jar nogui
-
-Xmx1G -Xms1Gはメモリ割り当て(1GB) - GUIなしで起動するのでサーバが安定
⑦ BungeeCord(マルチサーバ)への展開
- BungeeCord を使用すると複数のサーバを1つのIPでまとめ、プレイヤーはサーバ間を自由に移動できます。
- BungeeCord の設定ファイル
config.ymlで各サーバをserversセクションに追加
まとめ
- 基本操作 はWASD+マウスで移動し、左・右クリックでブロックを破壊・配置。
- インベントリ操作はEで開き、1〜9でスロット切替を習慣化。
-
チャットコマンドは
/helpで確認し、サーバ権限設定で安全に利用。 - クリエイティブで楽しく実験し、サバイバルで実戦感覚を養う。
- EssentialsX、WorldEdit、Dynmapなどが 必須プラグイン。
- サーバ構築は Javaインストール → jar配置 → ポート開放 → プラグイン配置 の流れで、シンプルに行えます。
これらを押さえるだけなら、初心者でも比較的スムーズにマイクラサーバを立ち上げ、仲間と一緒に快適なプレイ環境を作ることができます。ぜひ挑戦してみてください。