12月が近づくと、大切な人たちと過ごすクリスマスの準備をし始めますよね。クリスマスツリーの飾り付けもその楽しみの一つ。今回は、市販品に頼らずとも手作りで飾り付けを楽しめる、編み物オーナメントの作り方をご紹介します。手編みのオーナメントは心がこもっており、見るたびに作った時の温かい気持ちがよみがえります。さぁ、実際に編み物オーナメントを作って、今年はあたたかみのあるクリスマスを過ごしましょう。
目次
手作り編み物オーナメントの魅力
編み物オーナメントの最大の魅力は、なんといってもその柔らかさと温かさです。市販のオーナメントはどうしても画一的になりがちですが、手作りならではの個性とぬくもりがあります。さらに、素材や色を自由に選べるため、自分のクリスマスツリーにぴったり合ったデザインを選ぶことができます。手をかけることで、それぞれのオーナメントにストーリーが生まれるのも魅力です。
必要な材料と道具
編み物オーナメントを作るのに必要な材料と道具は以下の通りです:
- 編み糸(ウールやアクリルなどお好みのもの)
- かぎ針(使用する糸の太さに合わせたサイズを選びましょう)
- 刺繍針(糸の端を始末したり、装飾を追加するため)
- はさみ
- ひもやリボン(オーナメントを吊るすため)
これらの道具と材料を揃えておけば、準備はばっちりです。
シンプルな円形オーナメントの作り方
はじめて編み物に挑戦する方には、シンプルな円形オーナメントから始めるのがおすすめです。これは基本の編み方で作るため、初心者にも取り組みやすいデザインです。
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輪を作る:
糸を指に2回巻きつけて輪を作り、その中に長編みを行います。この技法は「魔法の輪」と呼ばれ、しっかりとした中心を作るのに役立ちます。 -
長編みを編む:
輪の中に、鎖編み3目を立ち上げ、続けて長編みを作っていきます。6本の長編みをこの輪の中に入れ終えたら、糸を引いて輪を締めます。このとき、きれいな円形になるように根元を調整しましょう。 -
編み広げる:
2段目からは、各目に2つの長編みを入れて増し目しながら、全体を大きくしていきます。2段目で倍の12目に、3段目で18目といった具合に編み広げ、希望の大きさになるまで続けます。 -
終わりの処理:
最後に選んだサイズで終わったら、糸を適度な長さで切り、編み針で端を中に隠すように処理をします。
ツリーの形をしたオーナメントに挑戦
少し慣れてきたら、ツリーの形をしたオーナメントも作ってみましょう。こちらは少し複雑ですが、手順を追えば誰でもできます。
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三角形を編む:
ツリーの元となる三角形を作ります。これには基本的に増し目をしながら編んでいきます。まずは鎖編みで必要な高さを決め、そこから長編みで幅が広がるように編み進めます。 -
ステップを加える:
三角形の側面にさらに段を加える場合、細編みや中長編みを使って「枝」の部分を表現します。中心の三角形から左右に枝が出るように編みます。 -
デコレーション:
ここがオリジナリティを発揮する部分です。異なる色の糸を使って丸いポンポンを作り、クリスマスボールのように装飾したり、ウールの雪を散らしたりすることができます。 -
リボンやひもで吊るす:
ツリーのてっぺんにリボンやひもを取り付け、ツリーに吊るせるようにします。
より創造的に:応用アイデア
オーナメントには無限の可能性があります。すでに紹介したアイデアに加えて、下記の想像力をさらに膨らませるアイデアも取り入れてみましょう。
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色のグラデーション:同じデザインでも糸の色をグラデーションにすることで、より立体的で深みのあるオーナメントが出来上がります。
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異素材を組み合わせる:ビーズやパールなどを編み目に差し込むことで、反射する光が美しいアクセントになります。
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文字やメッセージを加える:刺繍糸や絹糸を使って、各オーナメントにメッセージを加えることも素敵です。「Merry Christmas」や「Love」など、言葉に温かみを込めてみてください。
編み物オーナメントで心温まるクリスマスを
手作り編み物オーナメントは、自分だけでなく家族や友人へのプレゼントとしても最適です。時間をかけて編み上げたオーナメントは、贈る相手を想う気持ちを形にしたもの。一緒にツリーを飾る時間もより特別なものになるでしょう。また、お子さんと一緒に作ることで、素敵な思い出をさらに彩るやりがいのあるプロジェクトにもなります。今年のクリスマスは、世界に一つだけのオーナメントで心を温めるひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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