寒い季節に欠かせないアイテムといえば、温かいマフラーです。特に自分で編んだマフラーは特別な温もりとおしゃれさがありますよね。編み物は一見難しそうに見えるかもしれませんが、実はガイドさえあれば初心者でも簡単に始めることができます。このガイドでは、棒針を使ったおしゃれな手編みマフラーの作り方をわかりやすく解説します。一緒にステップを追いながら、お気に入りの一本を完成させましょう!
目次
必要な材料と道具
まず、手編みマフラーを作るために必要な材料と道具を準備しましょう。以下が基本的なものです:
- 毛糸:マフラー1本に必要な毛糸の量は、通常100gから200gです。色や素材はお好きなものを選んでください。初心者にはアクリル糸やウール糸がおすすめです。
- 棒針:毛糸の太さに合わせたものを選びましょう。通常、毛糸のラベルに適した棒針サイズが記載されています。
- はさみ:毛糸を切るために必要です。
- とじ針:編み終わりを仕上げる際に使用します。
編み方の基本
編み物を始める前に、棒針編みの基本的なテクニックを抑えておきましょう。今回は、初心者におすすめの「ガーター編み」を紹介します。
1. 作り目をつくる
まずは作り目をつくります。作り目は編み始めるための基礎となる目を棒針に作る作業です。以下の手順で作り目をつくっていきます:
- 約1m程度の糸を残し、毛糸を棒針にかけます。
- 棒針にかけた糸を人差し指と親指に広げるように持ち、残りの糸は手のひらで握ります。
- 親指と人差し指で作った三角形の内側に針を差し入れ、親指側の糸を引き上げます。
- 糸をねじって針にかけ、糸を引き締めることで一目ができます。
- これを繰り返して、必要な目数を作ります。今回は30目を作ることを目安にしましょう。
2. 表編みを繰り返す
ガーター編みでは、ただひたすら表編みを繰り返すだけです。編む際の手順は以下の通りです:
- 棒針に作り目がかかっている側を左手、空の方を右手に持ちます。
- 右手の針を左手の一番近い目に前から差し込みます。
- 毛糸を右手の針に引っ掛けます。
- 引っ掛けた糸をその目の中に通し、新たな目を作ります。
- 元の目を左手から外し、右手の針に新しい目を移します。
この表編みを毎段で繰り返すだけで、しっかりとしたガーター編みができます。数段編み進んだところで、目数を確認し、ムラがないかチェックしましょう。
マフラーのデザインを楽しむ
編み幅と長さを調整しよう
マフラーのデザインは、幅と長さを調整することで多様にアレンジできます。ここでいくつかのポイントをご紹介します:
- 幅:幅を広げる場合は作り目の数を増やす、狭くする場合は減らすことで調整します。初心者は30〜40目の幅から始めると良いでしょう。
- 長さ:長さはお好みですが、標準的な長さは約150cmです。着用するシーンやスタイルに合わせて調整してみてください。
色柄で個性をプラス
毛糸の色を変化させることで、よりおしゃれなマフラーを編むことができます。ストライプ柄や単色の切り替えで個性を表現しましょう。例えば:
- ボーダーパターン:数段ごとに色を切り替えて編むと、ボーダー柄ができます。
- グラデーション糸:一つの毛糸で色が変わるものを使えば、簡単に華やかなデザインが楽しめます。
編み終わりの仕上げ
編み終わったら、最後の仕上げをして完成させましょう。
- 編み目が必要な長さになったら、最後の段を閉じます。これを「伏せ止め」といいます。
- 左手に編み終わりの針を持ち、そのまま右の針で編んでいきます。
- 二目編んだところで、一つ目を右の針からかぶせ外します。
- 再び右の針に新しく一目編み、外していく作業を繰り返し、最後の一目になったら糸を切り、目を締めます。
- 編み終わりの糸はとじ針を使ってマフラーの端にさりげなく隠します。
お手入れ方法
編みあがったマフラーは、適切に手入れをすることで長く愛用できます。お手入れの際には次の点に注意してください:
- 洗濯:洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットを使用し、弱水流で洗濯します。手洗いする際は中性洗剤を使用し、やさしく押し洗いをしましょう。
- 干し方:平らな場所に置き、形を整えて自然乾燥させます。吊るし干しは型くずれの原因になるので避けましょう。
以上が、初心者でも簡単に作れる手編みマフラーの作り方ガイドです。手作りのマフラーは心を込めた一点物。贈り物としても、自分へのご褒美としてもぴったりなので、ぜひチャレンジしてみてください!
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