編み物を始めたばかりの方にとって、最大の難題のひとつが「毛糸の繋ぎ方」かもしれません。編んでいるうちに毛糸が切れてしまったり、違う色に変えたいとき、どのように綺麗に毛糸を繋ぐかは大切なスキルです。ここでは、初心者でも簡単にできる毛糸の繋ぎ方のテクニックを3つ紹介しますので、ぜひ試してみてください。
目次
1. ロシアンジョイン法
ロシアンジョインは、糸の端を見えにくくする賢い方法です。この方法を使うことで、編地の美しさを損なわずに毛糸を繋げることができます。
手順
- 糸の端を準備する: 繋ぎたい糸の両端の1~2インチをほどき、毛糸が何本かの糸に分かれるようにします。
- 針を使って糸をつなぐ: ひとつの糸端に針を通し、数インチ手前のところに戻して引き抜きます。次に、同じことをもう一方の糸端でも行います。
- 余分な部分をカットする: 繋がった部分を数回軽くこすり、余分な糸をカットして馴染ませます。
この方法は、特に編地の中間で目立たないことを求める場合におすすめです。
2. 絡んでいる糸端を使った繋ぎ方
この方法は、糸を交換する箇所で目立たせないための簡単なテクニックで、絡むことを利用して自然に見せます。
手順
- 新しい糸と古い糸を並べる: 編んでいる途中で、新しい糸と元の糸を数インチ重ねて一緒に編み始めます。
- 絡み目を作る: 数目の間、両方の糸を使用して編みます。途中から古い糸はやめて新しい糸だけで編んでいきます。
- 絡んでいる部分を馴染ませる: 編むのを止めた古い糸端を軽く引っ張り、編地に馴染ませて、飛び出しを防ぎます。
このやり方は、編み始めやカラーの切り替えの時に特に効果的で、きちんとした編地を確保できます。
3. マジックスプライス法
マジックスプライスは、糸をしっかりと繋げて切れにくくするテクニックで、摩擦を利用しているため洗ってもほどけません。
手順
- 糸端をほぐす: 繋げたい糸の端をそれぞれ1~2インチほどほぐします。
- 水で湿らせる: ほぐした部分を水で濡らします。
- 毛糸を絡めあわせる: 両方の糸の端を交差させて手のひらでしっかりとこすり合わせ、しっかりと絡め合わせます。
- 乾かして確認する: しっかりとこすり合わせた後、自然乾燥させてから引っ張って強度を確認します。
この技法は、特にフェルトウールのように伸びる糸に適しています。
まとめ
毛糸をきれいに繋ぐ方法は、編み物を始めたばかりの人にとっては特に便利で必要なスキルです。ロシアンジョインや絡んでいる糸端、マジックスプライスなど、毛糸の種類や編むものによって方法を選ぶと良いでしょう。技術をしっかり身につけて、より美しい作品作りを楽しみましょう!
覚えておくことは、初めは難題に思えても、慣れていくことで編み物のどんどん楽しさが増すということです。失敗を恐れずに、新しいスキルをどんどん試して、オリジナルの作品を作ってくださいね。
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