寒い季節になると欲しくなるのがマフラーです。自分で編んだマフラーを身につければ、暖かさも一層感じられるでしょう。しかし、「編み物は難しそう」と思ってためらっている初心者の方も多いはずです。そこで今回は、初心者でも簡単にマフラーを作れる基本ステップと、仕上がりをより美しくする5つの裏技を紹介します。
目次
マフラー作りに必要な道具を揃える
まずは、編み物を始めるために必要な道具を揃えましょう。ここでは、マフラー作りに特に必要なものを挙げます。
- 毛糸: 初心者にはアクリルもしくはウールの中程度の太さの毛糸がおすすめです。柔らかく、編みやすいため、仕上がりも美しいです。
- 編み針: 針の太さは選ぶ毛糸のラベルに記載されています。一般的に、8号から10号の編み針がマフラーには適しています。
- ハサミ: 毛糸を切るのに必要です。手のひらサイズの小さなものが使いやすいです。
- 巻き尺または定規: 長さを計るために使用します。
- とじ針: 編み終わった後、糸の処理をするのに使います。
基本の編み方「ガーター編み」
最初にマスターしたいのが「ガーター編み」です。これは表目だけを使って編む方法で、最もシンプルな編み方です。リズムを掴んでさえしまえば、自分のペースでスイスイと編み進めることができます。
ガーター編みの手順
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目を作る: まずは編み針に目をかけます。「指編み」や「編み棒を使う方法」などのかけ方がありますが、初心者には「一目巻き」か「作り目」が良いでしょう。
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編み進める: 針の先を目の中央に刺し込み、新しい目を作ります。毛糸を針にかけ、引き抜き、この動作を繰り返します。
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編み幅と長さを決める: ガーター編みは伸縮性が低いので、ゆったりめに仕上がることを想定して編むと良いです。
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目を落とす: 編み終わりまできたら、目を落ちないように気をつけて針から外し、糸をとじ針で処理します。
簡単にキレイに!マフラーを作る裏技5選
初心者でも失敗を少なくし、見栄えが良いマフラーを作るための裏技も紹介します。
裏技1: 色を変える
シンプルなガーター編みでも、毛糸の色を変えることでおしゃれな印象になります。境目が目立たないようにするためには、糸替えのタイミングをなるべく編み始めまたは編み終わりの端で行いましょう。
裏技2: 糸の質感を変える
同じ太さでも異なる質感の毛糸を交互に使うと、マフラーに立体感が生まれます。例えば、ふわふわした毛糸としっかりした質感の毛糸を交互に使うと、見る人の目を引くデザインになります。
裏技3: 周囲をかぎ針で縁取る
編み上がったマフラーの端を、かぎ針を使って縁取ることで、見た目の完成度が増します。シンプルな「引き抜き編み」でも一気にプロっぽくなるのでおすすめです。
裏技4: タッセルやフリンジを付ける
マフラーの端にタッセルやフリンジを付けると、動きが出ておしゃれになります。毛糸を数本まとめて結びつけるだけなので、初心者でも簡単にできます。
裏技5: 中心に模様を入れる
ガーター編みの場面で、部分的に別の模様編みを入れるとユニークさが増します。簡単な「すかし編み」や「リブ編み」を挑戦してみましょう。
後片付けと保管方法
マフラーができたら、後片付けも忘れずに行いましょう。糸端をきちんと処理し、使用後は軽く洗って形を整えて乾かすと、長持ちします。また、保管する際は虫食いの防止のために防虫剤を使用してください。
編み物は慣れが必要ですが、少しずつスキルを身につければ難しいものではありません。自分のペースで楽しみながら、お好みのデザインのマフラーを完成させてみてください。これで冬は暖かく、ファッションも楽しめること間違いなしです!
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