観葉植物は種類によって適した日当たりや置き場所があることをご存じですか?
「暗い日陰の場所に置いても大丈夫?」
「日当たりが良い所に置くべき?」
「どんな観葉植物をどこに置くのがおすすめ?」
本記事ではこのような疑問にお答えして、人気の観葉植物別のおすすめの置き場所や、育てる際のポイント解説をします!
目次
観葉植物に日当たりは重要?
観葉植物の置き場所を決める上でまず考えたいのが”日当たり”です。
植物は光合成をして生きているので、太陽の光に当ててあげなければ!と思いがちですよね。
でも実は、観葉植物として一般的に売られている品種は、直射日光が苦手な植物ばかりなんです!
植物には耐陰性というものがあります。
これは“その植物がどのくらい日陰に耐えられるのか”ということを意味し、「耐陰性が高い」とか「耐陰性が低い」という風に使う言葉です。
観葉植物は基本的に耐陰性が高く、むしろ日陰を好む品種も多かったりします。
「観葉植物を置きたいけど、室内に全然日が入らないから無理かな・・」
というお悩みを聞くこともありますが、日の入りにくいお部屋でも諦める必要はないんです!
半日陰と日陰の区別をしよう
耐陰性が高い観葉植物ですが、種類によっては多少の日当たりを好むものと、暗く日の当たらない場所でもへっちゃらなものとに分かれます。
日の当たり具合を区別する用語で”半日陰”と”日陰”という言葉があります。
比較的あかるい半日陰
半日陰とは、直射日光は当たらないけれど、比較的あかるい場所のことを言います。
室内ですと、カーテン越しに直射が入るリビングや出窓等が半日陰になります。
暗く日の光が当たらないのが日陰
日陰は、全く日光の直射が当たらない様な場所を指します。
室内ですと、窓がない部屋のデスク上や玄関等が日陰になります。
観葉植物の種類別におすすめの日当たりの置き場所をご紹介!
ここからは、人気の観葉植物別におすすめの置き場所をご紹介します。
植物についての特徴や育て方のワンポイントも合わせて解説しますので参考にしてくださいね!
ポトス
観葉植物の定番であるポトスはツル性の植物です。
斑入りの葉がお洒落で、室内のどこにおいてもインテリア映えしますよね!
ポトスは耐陰性が高い植物としても有名で、水の吸いが良いのも特徴の一つです。
日陰に置いても問題なく成長しますので、基本的に室内のどこでもOKです。
注意点は寒さに弱いこと。
10℃を下回ると体調を崩してしまうので、冬場の置き場所には気をつけましょう。
ネフロレピス
ネフロレピスはたくさんの葉が青々と育つのが特徴のシダ植物です。
シダ植物は基本的に耐陰性が高く、力強く育ちます。
ネフロレピスはもともと熱帯の地域で自生している植物のため、湿度が高くても元気に育ちます。
そのため、トイレや浴室に飾るのも問題ありません。
湿度に強い分、乾燥には弱いので毎日霧吹きを掛けてあげましょう。
ネフロレピスも寒さに弱い植物ですので、10℃以下の室内は避けてあげましょう。
ザミオクルカス
多肉質の葉が人気のザミオクルカスは耐陰性が高く、日陰のどのお部屋で育てても問題ありません。
球根状の根がたくさんの水を蓄えるため、少しくらい水やりを忘れてしまってもへっちゃらです。
特に冬場の水やりは月に1、2回で済ませられるため、頻繁にお世話をするのが難しいという初心者の方にも人気の品種です。
ザミオクルカスは他の観葉植物よりも寒さに弱く、15℃以下になると体調を崩してしまいます。
冬場は空調管理されたお部屋に移動させるなどして様子を見てあげましょう。
シンゴニウム
ハート形の葉が目を引くシンゴニウムも耐陰性が高い観葉植物として人気です。
茎が細いため、風が吹くと葉がゆらゆら揺れてとても癒されます。
日陰に置いても問題ありませんが、”徒長”という、茎が不揃いに間延びしてしまう症状が出ることがあります。
徒長した植物は正常に生育した場合と比べて若干病弱になりますので、シンゴニウムを育てる場合は日陰よりも半日陰の室内がおすすめです。
シンゴニウムは葉の乾燥に弱い植物でもありますので、霧吹きを定期的にしてあげましょう。
スパティフィラム
葉が艶やかでスマートなスパティフィラムも人気のある観葉植物です。
水を好む品種で、たっぷり水をやると勢いよく水を吸い、新芽が力強く芽吹きます。
“仏炎苞”という綺麗な花が咲くスパティフィラムは、ある程度日光浴ができる半日陰に置くのがおすすめです。
植物にとって花を咲かせるというのはかなり体力が必要な行為です。ある程度の日光浴が必要ですので、花が見たい場合は半日陰に置き、花が咲かなくてもいいという場合は日陰に置くのもOKです。
観葉植物の置き場所によって土の乾くスピードが変わるので注意しよう!
観葉植物の置き場所を変えたときは水やりのタイミングに気をつけてください。
半日陰と日陰では、日陰の方が土の乾くスピードは緩やかになります。
土が乾く前に水やりをしてしまうと、根腐れを起こしてしまいますので、置き場所を変える際には臨機応変に水やりのタイミングを見極めるようにしましょう!
逆に強すぎる日差しは逆効果なのでこちらの記事も参照してみてください
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