目次
はじめに
マインクラフトをプレイしていると、何かを自動で作ってくれるような仕組みを探したり、イベントを簡単にコントロールしたいときがありますよね。そうしたときに手を差し伸べてくれるのが コマンドブロック です。
コマンドブロックはスクリプトを使ってゲーム内に様々な変化を生む強力なツールですが、最初はコマンドの構文や設定方法が複雑に感じられるもの。この記事では、初心者の方が一日で学べるように 実践的な10のコマンドと設定方法 を紹介しつつ、コマンドブロックを活躍させるヒミツも解説します。
コマンドブロックを使う準備
1. チートを有効にする
- ワールドを作成・編集する際に「ゲーム設定のチート」を ON にします。
- すでに遊んでいるワールドでチートをONにしたい場合は、メニュー > オプション > チートを有効化 で切り替えが可能です。
2. コマンドブロックを手に入れる
- /give @p command_block
右上のチャット欄に入力 → 既に取得済のコマンドブロックは、右クリックで編集ウィンドウが開きます。
ヒント
- コマンドブロックは 3 種類あります。
- レピートブロック(永続実行)
- チェーンブロック(前続ブロックが成功したときに実行)
- 標準ブロック(1 回だけ実行)
- 使い分けは後述の「設定を最適化」で詳しく解説します。
コマンドブロックの基本構造
入力形式は
/command <引数> <オプション>
であり、実行したい操作ごとに適切なコマンドを指定します。
コマンドブロックの「command」欄には、スラッシュは必ず入れますが、チャットに入力する際は省略できます。
1. 安全なベッド地点を設定 ― spawnpoint コマンド
/spawnpoint @p ~ ~1 ~ <-- 近くの安全な地点にスポーンポイントを設定
- 使用シーン:クラフトサバイバルで最初に遭遇したダンジョンの入口を安全にリスポーンさせる
- ポイント:
~ ~1 ~はプレイヤーの現在位置から1ブロック上を意味し、落下を防止します - 実行:コマンドブロックを REPEATING、ALWAYS ACTIVE に設定すると、いつでも安全で確実に反映されます
2. 自動でアイテムを授与 ― give コマンド
/give @p minecraft:diamond_sword 1 0 {Unbreakable:1b}
- オプション:
Unbreakable:1bで耐久値が無限の剣にminecraft:diamond_swordはアイテム ID、1は個数、0はデータ値
- 活用例:
- 目的地に到達するとすぐに武器を授与
- マルチプレイで管理者がプレイヤーにアイテムを配布
- ヒント:
/give @aで全プレイヤーに配る- スコアボードで獲得条件を設定し、条件満たしたら自動でアイテム授与
3. 瞬時に移動 ― teleport コマンド
/teleport @p 100 64 -200
- 説明:
- 指定座標(100, 64, -200)にプレイヤーを瞬時に移動させます
@pは最近登場したプレイヤー、@aなら全員
- 使い勝手:
- 風船やポータルの作成
- マルチプレイのイベントシナリオで「一斉に集まる」
- 注意:
- 目標地点が空洞にあると死亡します。安全確認を忘れずに。
4. ブロックを自動配置 ― setblock コマンド
/setblock ~ ~-1 ~ minecraft:air
/setblock ~ ~-1 ~ minecraft:stone 0 replace
- 解説:
- 3行目でプレイヤーの足元に石を設置
- 応用:
- 地形変更や防衛タワーの自動生成
- 直前に空気を置いて、空気をクリアしてから再配置すると「ブロックが重なる」問題が解消
- コツ:
replaceオプションは既存ブロックを上書き、不要なブロックを一括消去したいときに有用
5. 時間管理 ― time set / daylightcycle
/time set night <-- 直ちに夜へ
/time set 12000 <-- 正午に戻す (12000は昼の時間値)
/gamerule daytimeCycle false <-- ゲームルールを変更し、昼夜のサイクルを停止
- 活用シーン:
- フェスティバルを夜限定に
- 時系列を操作してイベントをタイムシフト
- ヒント:
/time query daytimeで現在の時間を取得し、次のアクションの条件に利用
6. 天候制御 ― weather コマンド
/weather clear 30 <-- 30サイクル(約20.6秒)天気をクリア
/weather rain 60 <-- 60サイクル雨
/weather thunder 90 <-- 雷雨
- 使い方:
- 雨が降る時間帯をずらし、スパイダーのスポーンを抑制
- 環境アニメーションを演出する際や、水槽の水流を変える
- 注意:
- 天候を頻繁に変更するとチャットにエラーが表示されることがあります。
- 長時間雨を止めたままだと、光合成が止まるため植物が枯れる
7. ステータス付与 ― effect コマンド
/effect give @p minecraft:strength 60 1 true <-- 60秒強さ+1を付与
/effect clear @p minecraft:confusion <-- 混乱を解除
- 引数解説:
60は秒数、1はレベル、trueはGUI(アイコン)を隠す
- 実例:
- 強敵討伐時に瞬間バフを付与
- 教育用に「移動速度を上げて探検」
- コツ:
/effect clear @aで全員のバフを同時に解除@r(ランダムプレイヤー)を使ってバランス調整
8. 規則制御 ― scoreboard コマンド
/scoreboard objectives add level dummy <-- dummyはプレイヤーのスコアに手動で変更可能
/scoreboard players add @p level 5
/scoreboard players set @p level 10
/scoreboard objectives setdisplay sidebar level
- 用途:
- クエスト進行度を管理
- ランキングを作成
- ヒント:
triggerタイプを使えばプレイヤーが手動で値を増減可能clear @p <objective>でスコアをリセット
- 設定例:
levelが 10 に達したら、giveコマンドでレアアイテムを授与
9. 相対操作 ― execute as コマンド
/execute as @a run effect give @s minecraft:glowing 30 0 true
- 意味:全プレイヤーが自分自身に「光る」効果を受ける
- 汎用性:
- 追跡NPC を作る際に使える
- 複数命令をチェーンで実行
- 便利ポイント:
detectを組み合わせることで、特定条件下のみコマンドを発動runの後に別コマンドを複数書くと、順に実行される
10. ワールド境界 ― worldborder コマンド
/worldborder set 1000 1000 0 <-- 線形境界を設定
/worldborder add 2000 2000 0 <-- 追加で拡張
/worldborder setwarningtime 10 <-- 設定された距離から10ブロック目に警告
- 使いどころ:
- 大規模マルチプレイでテナントを区切る
- 小さくまとめかつテレポートを防ぐ
- コツ:
setの座標は中心点ではなく境界点(座標数が大きいほど広がる)clearで境界を解除
コマンドブロックの設定を最適化
-
REPEATING と ALWAYS ACTIVE
- REPEATING は永続的に実行します。
- ALWAYS ACTIVE にするとレッドストーンのオンオフを待つ必要がありません。
- 例:
spawnpointを毎回実行するには必須です。
-
CHAIN と CONDITIONAL
- CHAIN は前のブロックが成功したときだけ実行。
CONDITIONALを追加すると条件付きでさらに実行可否を切り替えられます。- 例:
teleport→giveを条件付きでチェーン化し、移動判定時にだけアイテム授与。
-
レッドストーンとの併用
- スイッチ(レバー)でON/OFFを切る場合は NORMAL モード。
- POWERED (powered) でタイミングを合わせ、1秒間隔で発火させる
コツ集: さらに使いこなすために
| # | コツ | 具体例 |
|---|---|---|
| 1 | コマンド補完 | コマンド入力中にTABキーで自動補完 |
| 2 | エラーメッセージを読む | 失敗時に出る説明は、引数の位置・型を教えてくれる |
| 3 | GUI エディタ使用 | WorldEdit などのGUIツールでコマンドを作成し、コピー&ペースト |
| 4 | フラグ詳細チェック | ? を付けると使用可能フラグがヒント表示(例 /give @p ?) |
| 5 | デバッグモード | debug オプションを使用して実行過程をログ化 |
まとめ
- コマンドブロックは テキストベースのスクリプト で、ゲーム内を自在に操作できる技術
- この記事で紹介した 10 個の実践コマンドを覚えておけば、
- スペインリング (TP + アイテム授与)
- 天候・時間の自動調整
- スコアボード連動のイベント
- ワールド境界で安全エリアを確保
- 設定はコマンドブロックの タイプ + アクティベーション で制御でき、レッドストーンの有無でフローを変える必要があります。
- 最後に、テスト は必ず小規模で、変更したコマンドが期待通り動作するか確認すること。
ここからは自分のワールドを自動化・管理し、思い通りのゲーム体験を作りましょう。初心者でもハッと便利なコマンドが揃っていますので、ぜひ実践してみてくださいね!