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初心者必見!ARKサーバー設定最速ガイド – 失敗しない秘策とコツ

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初心者の皆さんがARK: Survival Evolved のサーバーをスムーズに立ち上げ、仲間との快適なプレイを実現するための最速ガイドへようこそ。
このブログでは、サーバー構築時に起こりがちな失敗を事前に回避できる「秘策」と実際に役立つ「コツ」をまとめ、設定手順を分かりやすく解説します。


サーバー構築の前に確認しておくべきこと

項目 内容 備考
ハードウェア ①CPU:Intel i5 / AMD Ryzen 5(10コア推奨)
②RAM:16GB以上(マルチプレイ時)
③ストレージ:SSD 512GB以上
SSDは読み書き速度が速いのでロード時間が短縮されます。
インターネット帯域 アップロード速度 100Mbps〜以上 1人あたり最大5Mbpsを想定し、30人プレイなら 1Gbps 以上推奨。
OS Windows 10/11 / Ubuntu 20.04 LTS など Windows 版は GUI で設定が簡単です。 Linux 版はコマンドラインで安定。
Steam ワークショップ 必要なマップやモッドを事前に予約 サーバー起動時に自動ダウンロードが発生しないように事前整理しておくとスムーズ。
ポート番号 7777(UDP)/ 27015(TCP) これらはデフォルト。ファイアウォールやルーターで開放必須。

重要!
共有ホスティングサービスを利用する場合は、上記ストレージ・帯域制限があるか確認し、必要に応じて専用サーバーを検討してください。


①サーバー環境の構築

a. SteamCMD を使ってサーバーをインストール

SteamCMD(Steam Console Client)は非 GUI でゲームサーバーを管理するツールです。
以下は Windows バージョンの手順です。 Linux 版は公式ガイドをご参照ください。

# 1. SteamCMD.exe を公式サイトからダウンロード
# 2. 任意のフォルダに解凍(例:C:\SteamCMD)
# 3. PowerShell で次を実行
cd C:\SteamCMD
.\steamcmd.exe +login anonymous +force_install_dir C:\ARKServer +app_update 376030 validate +quit

+force_install_dir でインストール先を指定し、app_update 376030 が ARK サーバー用のAPP ID です。validate はファイル整合性を確認します。

失敗しやすい点と対策

  • アンチウイルスのブロック
    SteamCMD は多くのネットワーク通信を行うため、アンチウイルスに「疑わしい」行動と警告が出ることがあります。 一時的にオフ でインストール後、必要に応じて除外リストに追加してください。
  • 権限不足
    サーバーファイルを書き込むには管理者権限が必要です。PowerShell を右クリックして「管理者として実行」してください。

②サーバー設定ファイル(ShooterGame.ini / GameUserSettings.ini)を編集

設定ファイルはサーバー性能とプレイヤー体験を左右します。
以下の内容を ShooterGame.ini[ServerSettings] セクションに追記します。

[ServerSettings]
Map=TheIsland
ServerAdminPassword=StrongPass123
ServerPassword=MySecret
MaxPlayerCount=16
ServerName="My ARK Server"
UseDedicatedServer=1
ServerSideLagReport=0
  • Map: 使用するデフォルトマップ。「TheIsland」は公式データ。
  • ServerAdminPassword: 管理者専用のパスワード。
  • ServerPassword: プレイヤー接続時に必要なパス。
  • MaxPlayerCount: 最大プレイヤー数。ネットワーク帯域やCPU、メモリを考慮して設定。

また、GameUserSettings.iniPvP 設定や モッド を有効化します。

[Mods]
ActiveServerMod1=0a8d7e30cb7a3e5e6d9e1b8f

ヒント
モッド ID は Workshop で「Copy ID」から取得可能。重複しているとクラッシュの原因になるので注意してください。


③ポート開放とファイアウォール設定

① ルーター側のポート開放

  • 7777 UDP:実際のゲームプレイに使用。
  • 27015 TCP:Steam ワークショップやサーバードライバに使用。

ルーターの管理画面(例:192.168.0.1)にログインし、Port Forwarding で上記ポートをサーバーのローカルIPに転送してください。

② Windows ファイアウォールの例

# UDP 7777 を許可
New-NetFirewallRule -DisplayName "ARK UDP 7777" -Direction Inbound -Protocol UDP -LocalPort 7777 -Action Allow

# TCP 27015 を許可
New-NetFirewallRule -DisplayName "ARK TCP 27015" -Direction Inbound -Protocol TCP -LocalPort 27015 -Action Allow

④サーバー起動と基本トラブルシュート

サーバー起動コマンド(Windows)

cd C:\ARKServer\ShooterGame\Binaries\Win64
.\ShooterGameServer.exe TheIsland?listen?SessionName=My%20ARK%20Server?ServerPassword=MySecret?ServerAdminPassword=StrongPass123?ServerAdminChat=1?bForceRespawn=0?MaxPlayerCount=16?LogFile=MyARK.log?ServerSideLagReport=0 -log

? でパラメータを連結し、URL エンコード(空白は %20)が必要です。
起動後、ログ(MyARK.log)にエラーが出ていないか確認すると安心です。

よくあるエラーと対策

エラー 可能性 対処
The server encountered an error メモリ不足 MaxPlayerCount を減らすか RAM を増設
Unable to complete a handshake ポート未開放 ルーター / ファイアウォールで 7777/27015 を再確認
Mod missing モッド ID 誤記 Workshop で正しい ID をコピーし、再起動

⑤オペレーション: バックアップ、アップデート、監視

タスク 推奨ツール ポイント
バックアップ robocopy(Windows) / rsync(Linux) /snapshot フォルダを cron で自動化
アップデート SteamCMD (+app_update 376030 -beta <branch>) ブレーカー付きで非同期的にプラグインを更新
監視 NetWorx, Grafana + Prometheus サーバー CPU/メモリ/帯域をリアルタイムで確認

ベストプラクティス
大規模サーバーでは ダウンタイムを 30 分未満 で完了させることが重要。
スナップショットを定期的に取得しておけば、トラブル発生時に最短の復旧が可能です。


⑥チームプレイと管理:権限設定とチャット

欠員の管理

  • /kick <player>:離脱した場合に即座に排除。
  • /ban <player> <days>:不正行為をしたプレイヤーを一定期間禁止。

チャットフラグ

[ServerSettings]
UseDedicatedServer=1
ServerAdminChat=1

上記を有効にすると admin チャットが起動し、管理者のみが閲覧できるようになります。


⑦最後に:初心者が踏みやすい「一目でわかるチェックリスト」

ステップ 完了チェック
1️⃣ インフラ準備 CPU/ RAM/ ディスク容量確認
2️⃣ SteamCMD でサーバーインストール 失敗無いかログ確認
3️⃣ 設定ファイル編集 設定内容が正しいか再確認
4️⃣ ポート開放 ルーター & ファイアウォールで開放済み
5️⃣ サーバー起動 log にエラー無いか確認
6️⃣ バックアップ設定 1週間の自動スナップショット
7️⃣ 監視 & メンテ リソース使用率をモニタリング

総括
ARK のサーバー構築は一度設定すれば何度も再利用できます。
このガイドを参考に設定ファイルをカスタマイズし、必要に応じてモッドを追加してオリジナルのバトルフィールドを作り上げてください。
失敗しない秘策とコツを押さえて、仲間とともに長寿サーバーを手に入れましょう!

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