Minecraftで職業ブロック(職業ブロック群)は、村人と職業を結び付けるための重要なアイテムです。初期のゲームでは「職業ブロック」はほとんど知られていませんでしたが、最近はPvEやレシピ改造のワールドで頻繁に利用されています。この記事では、職業ブロックの基本的な作り方から、隠れた活用テクニックまで網羅的に解説します。検索者が「職業ブロックの使い方を知りたい」「隠された活用方法がある?」という疑問を持っていることを想定し、実際のゲームプレイで役立つ情報を提供します。
目次
職業ブロックとは
職業ブロック(Profession Blocks)は、村人(Villager)が職業に必要な作業台(Workstation)を見つけるための「仕事場」として使われるブロックです。一般的に、村人はレシピや取引を行うために特定の作業台を探し、そこに作業台の近くにいると自動で職業が割り当てられます。職業ブロックはその「作業台」を擬似的に再現できるため、プレイヤーは作物やレシピを使用せず、村人に特定の職業を割り当てることが可能です。
主な職業ブロックの種類
| ブロック名 | 結びつく職業 | 代表的なアイテム |
|---|---|---|
| 仕事台(Workstation) | 例:木こり、鍛冶屋 | 木材、鉱石、鍛冶道具 |
| 醸造台(Brewing Stand) | 牧師(Cleric) | 薬草、酔い薬 |
| 料理台(Cooking) | 巣立ち師 | 食材、料理道具 |
| 観察板(Anvil) | 鍛冶屋 | 物質修理ブロック |
実際には、職業ブロックは作業台を置いた場所にブロックが存在すれば認識されます。例え場所自体がブロックでなくても「近くに」あるという認識があれば、職業は正しく割り当てられます。
基本的な作り方
材料
- ブロック(任意で好きなブロックを3×3で配置)
- 作業台のレフ(実際の作業台と同じ位置に配置したもの)
- 村人(職業を割り当てる対象)
手順
-
職業ブロックの配置
まずは好きなブロックを3×3(最小4ブロックでも可)レイアウトで配置します。これにより「職業ブロック」にして機能します。 -
作業台の設置
近傍に作業台を1つ置くと、村人がこの「職業ブロック」に職業を割り当てられます。 -
村人を誘導
目的の職業を持つ村人に近づくか、誘導してブロック周辺に置いておくと、自動で職業が割り当てられます。 -
確認
村人に近づくとGUIが表示され、割り当てられた職業を確認できます。
注意点
- ブロックは完全な2×2では不十分です。最低でも1ブロックの厚みが必要。
- 作業台の種類が「職業ブロック」と一致している必要があります。例えば「鍛冶屋用のAnvil」と「木こり用の木材」を混ぜると、割り当てができません。
- 近くに複数の職業ブロックがあると、村人は最初に見つけたものを取り込みます。
- 作業台が動いた場合、職業は変わらないので注意。
取引所での職業ブロック活用
職業ブロックは取引所(Village Market)での利用が特に重要です。以下の手順で、効率的にレシピや取引を拡張できます。
取引所の構築方法
- 固定された村人を1〜4人配置。
- 職業ブロックを配置し、各村人に割り当てる職業を決める。
- 作業台を配置して、職業の種類を確定させる。
- 村人のレベルを上げるために、経験値ブロックを配置。
レベルアップのコツ
- 経験値ブロック(例:スカル・エディション)を設置。
- 近くに村人がいると、XPが自動で吸収されます。
- XPが蓄積し続けると、村人はレベルが上がり、追加の取引が可能になります。
ターゲット職業で収益性を上げる
| 職業 | 取引で得られる価値 | 推奨設定 |
|---|---|---|
| 鍛冶屋 | 金貨/重装備 | 8×8 Anvil+鉄ブロック |
| 医師 | 薬草/回復 | 10×10 Brewing Stand+薬草 |
| 農家 | 高級作物 | 5×5 Workstation+大豆ブロック |
職業を意図的に選ぶことで、取引所の収益性を最大化できます。例えば、鋼材の職業にした村人は、鉄の取引だけでなく「鍛冶屋」としての取引を提供します。
自動化に活用
職業ブロックは自動化システムとの連携にも強く、以下のような利用法があります。
1. 自動取引システム
- レシピ自動生成:レシピブロックと職業ブロックを組み合わせることで、必要なレシピを自動生成。
- 取引ロック:自動で取引をロックし、プレイヤーが不正に取引しないように設定可能。
2. 自動農業/採掘
職業ブロックを配置し、村人が自動で作業台を操作して作物を育てる/鉱石を採掘する。
- 例:植木屋職業の村人が農地の上に配置し、作物が育つまで待ち、収穫してアイテムを倉庫へ。
- 自動採掘:採掘職の村人が採掘台に配置され、鉱石を自動掘り起こす。
3. スクリプトとの併用
- Data Pack と組み合わせ、村人の職業変更を自動化。
- Command Block で職業ブロックの配置指令を呼び出し、遠隔操作で職業を設定。
カスタム職業としての応用
公式の職業は限られていますが、Data Pack や NBTデータ を利用すれば独自の職業ブロックを作成できます。
NBTを使った独自職業設定
{
"CustomName": {"text":"鍛冶屋+職人"},
"Profession": {"CustomProfession":"CustomSmith"},
"Inventory": [...]
}
- このNPMで、NewSmith という職業名を設定。
- 職業ブロックの配置位置に合わせて処理を追加し、独自取引を実現。
Data Packを使った自動職業付与
-
data/custom/recipesフォルダにレシピを追加。 -
data/custom/functionsに職業設定関数を記述。 - コマンドブロックで
execute as @e[type=villager,tag=custom] run function custom:set_professionを実行。
これを利用すると、特定のアイテムや環境要件に合わせて村人をカスタム職業に変えることができます。例えば、ドラゴンの殻を持つ村人を「ドラゴン・マスター」として配置し、特別な取引を提供するなどが可能です。
隠れたテクニック一覧
以下、職業ブロックと関連アイテムを使った驚きのテクニックをまとめました。
1. 失われた職業の再割り当て
- 村人が既に職業を持っている場合でも、職業ブロックを2×2の空きスペースに置くと、職業がリセットされます。
- 再設定後、再びXPを与えることで新しい取引が可能に。
2. 取引所とワールド保存の連携
- 取引所をワールドスポーンに配置し、ワールドを再ロード時に自動で職業と取引を復元できるように設定。
3. 複数職業を兼ね備える村人
- 村人に職業タグ(Profession: 0 または 1)を重複させて配置すると、一旦職業を選択させないと複数職業の取引が使える。
- 具体例: 2つのAnvil と 1つのForge を近隣に配置し、村人が鍛冶屋+大工職として機能。
4. ブロック位置をシフトして職業をリセット
- 職業ブロックが配置されている場所を 5×5 以上に拡張し、村人に再設定させることで職業が「リセット」されるトリック。
- これにより、不正な職業の取り込みを防止。
5. 取引システムのパスワードロック
-
scoreboard objectivesで 取引フラグ を設定。 - コマンドブロックで 特定のタグ を持たないプレイヤーは取引をロックし、特別アイテムでパスワード解読。
まとめ
職業ブロックは、村人の職業設定を自在に操ることができる強力なツールです。基本的な配置方法からレベルアップ、取引所の収益最大化、自動化やData Packを用いたカスタム職業まで、幅広い用途があります。
さらに、隠れたテクニックを駆使すれば、プレイヤー自身が思い描く理想の村人取引環境を実現できます。
- 取引所の収益性は職業の選択で大きく変わる
- 自動化は職業ブロックと連携することで大幅に効率化
- カスタム職業を作ると、独自の取引やイベントを自由に展開
これらを活用すれば、Minecraft ワールドの管理がより楽しく、戦略的になります。ぜひ自分だけの職業ブロックシステムを構築し、村人との新たな冒険を始めてみてください。