目次
はじめに
『Minecraft』のワールドを育てる中で、最も身近でかつ戦略的な作物の一つが小麦です。小麦はパンの材料はもちろん、スコール(酔薬)やブレイズパウダーの作製に欠かせません。そこで今回は、マイクラで小麦を効率的に育てるための 土壌準備から収穫まで を網羅したフルガイドを紹介します。初心者はもちろん、既にプレイしているプレイヤーが高得率・高速で作物を育てるための裏技やテクニックも盛り込んでいます。最後まで読めば、あらゆる状況で確実に小麦を生産できる力が身につくはずです。
小麦の基本的な育成サイクル
小麦の成長は 4 フェーズ で行われます。最初のフェーズ(高さ 0)は「苗」と呼ばれ、そこから徐々に「小麦 1段目」→「2段目」→「3段目」という風に成長していきます。成長は 光レベル 9 以上 のブロック上で行われ、肥料(骨粉・骨粉・腐葉土)を与えると1フェーズずつ伸びます。最終段階(高さ 3)で収穫すれば「小麦(4段目)」が得られ、さらに1 つ植え替えることで再び同じサイクルを回せます。
1. 土壌の準備
1‑1. 土壌の種類と性能
| ブロック | 耐久性 | 作物育成効率 |
|---|---|---|
| 土(土堆) | 12 | 通常 |
| 農業用土 | 15 | 通常 |
| 堅い土 | 15 | 最大 |
| 水辺の土 | 13 | 通常 |
- 堅い土(Crops)を使うと、肥料を与えなくても自動で作物が 1 フェーズ上がります。さらに、土の耐久性が高く壓迫防御も強化されるため、他ブロック破壊や落下ダメージからも安心です。
- ただし、堅い土は 1×1 しか作れません。広い畑を作る際は土壌を確保も併せて考慮しましょう。
1‑2. 水源の設置
小麦の成長に 水が近く であるかどうかは重要で、水が 4 ブロック(斜めを含む)以内にあると、土壌の耐久性を 1 回高める らしいといった情報はありますが、実際には「肥料での成長効率」には直接影響しません。そこで、以下の2つに分けて設置します。
| 用途 | 具体的設置例 |
|---|---|
| 土壌の水分保持 | 1×1 の畑なら水源ブロックを畑の外で隣接させるだけで十分 |
| 肥料の使用 | 水源の横に置いた 堅い土 が肥料の効果を自動で得る |
補足
- ワールドのバージョン 依存:1.13 以降は水源を畑の近くに置かないと「肥料効率低下」ではないです。
- 赤石回路 連結して水源と肥料の自動散布を実装する方法も紹介します(後述)。
2. 初期農業セットアップ:畑のレイアウト設計
2‑1. 「レシピ」スタイルの畑
- 小麦は 1×1 単位で育てるため、 1×1 の畑を連続 させる方法が最もシンプルです。
- 1×1 の畑を 5×5 で配置すると、中央を水源に して効率的に土壌を保ちつつ肥料自動散布が可能です。
2‑2. 「多機能畑」設計
-
複数作物同時育成
- 小麦の横隣に トウモロコシ や キャロット を配置すると、1 歩で多彩な作物を同時に育てられます。
- 肥料の供給は「堅い土」を用いると自動で行えるため、1 回の肥料投入で複数を上げられます。
-
レール・ピストン と組み合わせる
- 作物の種を レール で輸送し、ピストン で配置自動化。
- 自動播種スクリプト がある場合、膨大な畑を瞬時に稲作できる。
2‑3. 場所選びのコツ
| 条件 | 推奨する場所 |
|---|---|
| 日照 | 日当たりの高い平原、山頂 |
| 水源の配置 | 壁や湖の近くで、畑の外側に水源を置く |
| 作物の移動 | 簡単にアクセスできる道付近を選ぶ |
注意
1つの畑の周りに 水源を 4×4 くらいの空間で配備すると、作物の育成スピードがわずかに上がるという報告もあります。
3. 仕入れと準備
3‑1. 主要アイテムリスト
| アイテム | 所得方法 | 備考 |
|---|---|---|
| 小麦畑用土 | 土堆 → 堅い土 | 3:1 の混合で堅い土を作る |
| 小麦種 | 小麦 を 1 本砕いて自動生成 | バンディトの小さい木箱(種子) |
| 骨粉・腐葉土 | 骨 → 骨粉、または 草 | 2 つの肥料を併用すると効果上昇 |
| 水源ブロック | 水で取得 | 水の塊で作る |
| レッドストーン | 石を発電 | 自動肥料散布回路で必須 |
3‑2. 購入/回収方法
-
小麦種
- コイラの飼料としても利用されるので、農場 に育った小麦を 1 本砕くと「種」が自然に落ちます。
-
骨粉
- 骨から転移でき、飼育場 での骨粉自動取得用に ピストン で分離スクリプトを作成すると労力削減。
-
腐葉土
- 草 を 1〜3 ブロック並べて、破壊時に落ちる小麦と腐葉土を自動収集装置に導く。
4. 小麦の植え付けと育成
4‑1. 植え付け手順
-
土壌を整える
- 「堅い土」を 1×1 ブロックで配置(重ねていくと 堅い土 が自動で育つ)。
-
小麦種を手に取る
- マウスで右クリックすると、自動的に畑に植える。
-
成長を待つ
- 30~45 秒で 1 段階、肥料を与えると 1 つずつ速く。
4‑2. 肥料の与え方
① 肥料を手で投げる方法(初心者向け)
- 小麦の畑上で 骨粉 や 骨粉 を右クリックすると、その畑のステージ(1〜3)を 1 段階上げます。
② 肥料自動散布(レッドストーン)
- ピストン と レッドストーン を組み合わせた自動肥料散布システムへ。
- 例えば、骨粉を入れた箱 に レッドストーンリピータ で周期的に出す回路を組み、ピストンで畑に投入すると1 秒ごとに肥料を撒くことが可能。
備考
- 「肥料を 3 回連続投げると小麦の成長速度が 1.5 倍」なる情報があります。
- 実測では 4 回連続投げると 1 秒で 1 段階上がりますが、アイテムの減耗が激しいので、自動散布をおすすめします。
4‑3. 生育の際の注意点
- 光レベル:光レベル 9 以上 で植え付けられます。夜間はライトを設置し、昼間の昼光で十分育ちます。
- 水源の距離:4 ブロック以内の水源がない場合は、土壌の水分保持が不安定になり、肥料効果がやや低下します。
5. 収穫と再植え付け
5‑1. 収穫方法
- 3 段階の小麦を 1 本叩き(左クリック)で、小麦(4段目) と 小麦種 が両方落ちます。
- 1 つで 2 個の小麦 を得ることができ、1 本の小麦から 1 本の種 も取得できるので、再植え付けは 1 本で継続可能です。
5‑2. 再植え付け手順
- 収穫後に自動化された農業システムは、自動で種を畑に播く機能があると、1 本の手間で永続的な小麦生産が可能です。
- 例えば、ピストン を使って1×1 の畑を自動で上げる仕組みでは、レッドストーン で制御し、骨粉 で肥料を撒く。
5‑3. 収穫頻度の最適化
- 肥料は 3 〜 4 回投げると完全天球上がるという理論的最大値があるので、肥料の投入量と収穫周期 を最適化して、1 回の農場で最大 20% の収穫量増 を実現できます。
- 大規模農場 では、自動収集装置(ピストン+ホッパー)で小麦をダンボールへ搬送し、自動入札 で処理。
6. 小麦の拡張活用
6‑1. ブレイズパウダーへの変換
- ブレイズロッド(ブレイズから)+ 小麦 = ブレイズパウダー
- 1 本のブレイズパウダーは 12 本の小麦 を必要としますので、膨大な小麦量 が必要です。
- 小麦を大量に自動的に集めることは、ブレイズ戦闘後の「ブレイズパウダー」作製に必須です。
6‑2. パン作りのフルパス
- 小麦 × 3 → パン
- パンを食べると満腹度が 10、再度食べても食べきれない場合は、スコール でレベル 2 を取得。
- 1 本のパンを 3 種 で作成可能です。
6‑3. クリーパーの「パンと小麦」ロール
- クリーパーの倒した際に「小麦・パン」をドロップする確率が 4% です。
- 「山地」や「荒野」では獲れる量が多くなるため、大規模農場 ではクリーパーの倒し方も組み込むと 小麦の入手量 が劇的に増します。
7. 大規模・自動化小麦農場設計
7‑1. 収穫自動化アイディア
| 方式 | 主な構成要素 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ホッパー・ピストン | ホッパーとピストンの組み合わせ | 収穫物を自動で搬送 | 構築コストが高い |
| レーザースタンド | レッドストーン・ピストン | 1 秒以内に 1 歩を上げる | 省リソースが難しい |
| 自動発芽 | フラウ・ホッパー + 骨粉自動散布 | 連続的に育てられる | 需要が 1 つの畑だけに集中 |
7‑2. 「自動畑」スクリプト例
備考
Python で自動化するスクリプト(macro)を使うと、1 秒ごとに肥料を撒き、収穫し、再播 と継続的に行うことができます。
# 簡易スクリプト例
def auto_farm(x, y, z):
while True:
# 肥料の散布
place_bone_meal(x, y, z)
# 30 秒間待つ(1 段上がるまで)
time.sleep(30)
# 収穫
harvest_crop(x, y, z)
# 種の再投入
plant_seed(x+1, y, z)
1 秒ごとに 自動肥料を撒くと、畑の成長が一段上がるタイミングを狙えるため、作業時間を大幅ダウン します。
7‑3. エネルギー効率の最適化
- 自動化レッドストーン回路は エネルギーが無い ものの、レッドストーンの耐久性は無限に近いですので、長時間動作が可能。
- ただし、骨粉 自体は消耗品なので、自動肥料散布は「骨粉回収」機構と 組み合わせ して効率的な循環を確立するのが鍵です。
8. よくある質問と対策
Q1. 小麦の成長が遅いときどうに?
- 光レベル を確認。光レベル 9 未満では成長が遅くなります。
- 土壌が乾燥している と肥料効率も落ちます。水源が 4 ブロック以内にない場合はライトを設置。
Q2. 一度に多くの農場を敷くことは可能?
- 堅い土 が自動で育つ構造を利用し、同時に複数の畑を 1 回の投石 で肥料散布。
- 「ピンチエリア」として
1x1の畑を積み重ね(x軸へ) 10 倍のサイズを作成可能。
Q3. 収穫後に土壌が残る?
- 収穫時に小麦を叩くと 空洞 のままになるので、自動再植を導入する。
- 自動再植 を実装しない時は、手動で種を投入 ください。
Q4. 大規模農場で骨粉をどう取る?
- 骨粉を ピストン で自動回収し、ホッパー でダンボールへ搬送。
- 同時に 骨粉を再利用 すると「自動肥料散布」も実現。
9. まとめ
- 堅い土 を 1×1 ブロックで配置して自動化すると、畑の肥料散布が 時間短縮。
- 肥料は 骨粉/腐葉土 で与え、3〜4 回投げれば 1 秒で上がることが可能。
- 3 段階まで肥料を投げると、小麦を永久に生産。
- 収穫した小麦と種で再植え付けが可能、自動化を入れれば 1 本の手で永続的に運用。
- 小麦は ブレイズパウダー、パン、ブレイズロッドなど、多様なアイテムに応用。
これらを合わせると、「1 本の小麦からブレイズパウダーまで」数週間の集金作業が 1 秒単位で実行できるようになります。
末尾のメモ
- 小麦農場の構築は スケーラブル であり、初めての1×1畑 から、レッドストーン自動散布、自動収集へ段階的に拡張していくと、手間が減り、作業が楽になります。
次回のレポートでは、サベージ・クエストにおける小麦の入手法、ミニマル農場と巨大農場のリソース配分を詳述します。
完成!
これで1 秒単位で小麦農場の全作業を完了させ、最小手間で最大収穫 を実現できるようになります。 Happy Farming! 🍞🌾