マイクラのワールドで突然崩壊した?
サーバーのクラッシュ、アップデートの不具合、データ破損…
これらはプレイヤーにとって痛恨のクレイジー体験です。
幸い、数多くの修復ツールと手法が存在し、壊れたワールドを再び
動かせる可能性は十分にあります。本記事では、初心者から上級者まで
「壊れたマインクラフトワールドを復元」するために知っておくべき
5つの主要メソッドを解説します。
各メソッドは、実際の作業イメージや手順、注意点を具体例とともに
紹介しますので、ぜひ試してみてください。
目次
1. 事前バックアップでのリカバリ
マインクラフトは「バックアップが最優先」の環境です。
まずは以下の点を確認しましょう。
-
自動バックアップ機能
Java Edition の場合、worldsディレクトリにある
level.datだけでなく、region内の.mcaファイルがそのまま保存されます。
worldフォルダを別の場所へコピーすれば、完全バックアップが完了します。 -
クラウド同期
Google Drive、Dropbox、OneDrive で同期している場合は、
サーバーのworldsフォルダを直接復元できます。 -
サーバープラグイン/Mod
WorldEditのsnapshots機能や、Multiverseのsave命令で定期保存を行うと
バックアップファイルが自動で生成されます。
復元手順
- バックアップ先のディレクトリから
worldフォルダを取得。 - 動作中のサーバーを停止。
-
worldフォルダをサーバー直下に配置(同名があれば削除・リネーム)。 - サーバーを再起動。
注意点
- バックアップが最も「最新」であるほどリカバリ成功率が高くなります。
- 破損したバックアップを見抜くために、エンティティやプレイヤーデータが欠損しているか
まず確認しましょう。破損を疑った場合は、DatafixerUpperでデータ整合性チェックが可能です。
2. WorldEdit での範囲復元
WorldEdit はサーバーとクライアントの両方で動作するブロックレベル操作ツールです。
破損した領域を手動で再構築するのは非効率ですが、
WorldEdit を利用するとスナップショットやレジスタ機能を使って
部分的に復元できます。
使える主要機能
| 機能 | 目的 | 例 |
|---|---|---|
//undo |
直前の操作を戻す | /undo 2(直前2回分) |
//redo |
取り消し操作を再実行 | /redo 1 |
//replacetree |
樹木を一括置換 | /replace oak 0 |
//replacebiome |
バイオームを一括変更 | /biome minecraft:plains |
スナップショットでの復元
-
//dumpで特定エリアのブロックデータをテキスト化(自動バックアップと併用が効果的)。 - 破損箇所を特定し、
//restoreでスナップショットから復元。 - 適宜
//undoで操作を逆戻りできるので、試行錯誤が容易です。
TIP
WorldEditの//setコマンドで「空のスロット」を埋める際は、
//set air -1で空気ブロックを挿入し、不要ブロックを削除できます。
注意点
-
WorldEditはバージョンアップにより動作が変わるため、
常に最新版を使用してください。 - 大規模領域でのエクスポートはサーバー負荷が大きいので、
時間帯を選んで実施するか、分割操作を行いましょう。
3. MCEdit でのファイルレベル編集
MCEdit はGUIベースのワールドエディタで、
region 内の .mca ファイルを直接閲覧・編集できます。
ブロック欠損が細かいケースで有効です。
基本操作
-
MCEditを起動し、Openから対象ワールドをロード。 -
左側のフォルダ構造 から
regionフォルダ内のファイルを選択。 - 「Brush」機能でブロックを塗りつぶす、Filter で不要ブロック除去。
高度機能
-
Import / Export
regionファイルをエクスポートし、他のワールドへブロックを貼り付け。
既存の破損領域を別ワールドの安全な区画で置き換え可。 -
Batch Edit
複数ファイルを同時編集し、バイオームや構造物の一括整合性調整。
TIP
MCEditでRegion Selection した状態で
Ctrl + Shift + Gを押すと、選択範囲にあるすべてのブロック番号がテキスト化されます。
破損箇所のパターンを把握した上で自動化できる場合があります。
注意点
-
MCEditは Java Edition 対応。 - 大規模マップの場合、ファイルサイズが大きくなりメモリ不足になることがあります。
- 変更は即座にファイルに反映されるため、実行前にコピーを必ず取ってください。
4. データ修正ツール:Anvil API と DatafixerUpper
マインクラフトのブロックデータは Anvil フォーマットで保存されています。
破損が発生した際、各エンティティやプレイヤーデータの不一致が原因になるケースが多いです。
そこで以下のツールを使い、低レベルでの修正を行いましょう。
| ツール | 目的 | 使用例 |
|---|---|---|
DatafixerUpper |
データ構造の整合性チェック&修正 | java -jar DataFixerUpper.jar --fix-world world |
Anvil API |
稼働中にレジストリを操作 | Spigot で world edit 目的なし |
NBTExplorer |
NBT データの閲覧・編集 | エンティティの Health キーが負になっていないか確認 |
手順
-
DataFixerUpper- JARを
worldディレクトリ直下に配置。 - コマンドラインで
java -jar DataFixerUpper.jar --fix-worldを実行。 - 修正ログに破損箇所が表示されます。
- JARを
-
NBTExplorer- 対象
.mcaファイルを開き、block entity データを確認。 -
Health >= 0のチェックを行い、欠損値は64などデフォルト値で補完。
- 対象
-
Anvil API- Spigot や Paperサーバーでスクリプトを実装し、
world.getChunkAt(x, z).load()で欠損チャンクを自動再生成。
- Spigot や Paperサーバーでスクリプトを実装し、
TIP
DataFixerUpperは バージョン間互換性の修正 も行うため
古いワールドを新バージョンへ移行する際の第一歩です。
注意点
- 破損した
regionファイルは直接編集すると
ファイル破損がさらに悪化するため、必ず一旦バックアップを取ってから作業。 - ツールの実行時に Java 8 が必要です(バージョンによっては 11/17 も可)。
5. 失われた区画の再生成:Procedural Regeneration
最終手段として、破損領域を完全に捨て、サーバー側の再生成アルゴリズムに任せる方法があります。
これにより、欠損したチャンクをそのまま生成し直すことが可能です。
実装手順
| ステップ | 概要 |
|---|---|
| 1. チャンクファイルを削除 | world/region 内の該当チャンク(例:r.0.0.mca)を削除。 |
| 2. サーバーを再起動 | マイクラが自動でチャンクを生成します。 |
3. seed を再現 |
生成に影響する seed を同じに設定し、元の構造を保持。 |
| 4. 必要に応じて Region ファイルを置換 | region ディレクトリをリセットした後、バックアップを置き換え。 |
TIP
ChunkPurger プラグインを使うと、
指定範囲だけ再生成できます(/chunkpurge 0 0 10 10など)。
失敗を防ぐためのチェック項目
-
チャンクの座標を再び誤って生成しないよう、
破損した領域の X・Z 座標 を正確に把握。 -
再生成後にバイオームが変化しないよう、
seedを必ず保持。 -
領域の大きさ によってサーバーのメモリ負荷を計算。
大規模な欠損ブロックは段階的に生成推奨。
メリット/デメリット
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| メリット | 破損したデータを完全に除外 | 一部構造が失われる恐れ |
| 生成ロジックに頼るため手間が少ない | 生成速度が遅くなる | |
| デメリット | 失われたアイテムや建築物を復元できない | 生成領域内の既存データが上書きされる |
まとめ:ワールド修復のベストプラクティス
| 順位 | 方法 | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | バックアップからのリストア | すべての破損が一括修復 |
| 2 | WorldEdit / MCEdit |
区域単位での高速修復 |
| 3 | DatafixerUpper + NBT編集 |
データ不整合を解消 |
| 4 | 再生成 | 全体を安全にリファクタリング |
「壊れたワールド」 という問題は、
「起因する原因」と「対処できるスキル」の2軸に分かれます。
まずは 原因特定(サーバー負荷、アップデート、ファイル破損)を行い、
それに応じた手段を選択することが成功への近道です。
最終アドバイス
修復作業を行う前に必ず全データをコピー。
作業中はサーバーを停止し、競合を避ける。
変更後は プレイヤーフィードバック によって不整合がないか確認。
これらの手順を踏めば、ゲームのエッセンスを失わずに
壊れたワールドを再び冒険の舞台へと取り戻せるはずです。
ぜひ試してみてください!