目次
はじめに
マイクラのワールドで溶岩を自由に使えるようになると、レッドストーン回路が劇的に簡素化され、建築や採掘作業が格段に楽になります。
特に「溶岩を無限に確保する」テクニックは、レッドストーンピストンの作動部品や、溶岩をブロック化してテーブルやファーネスの燃料として活用したい時に重宝します。
この記事では、「うっかり壊れない・無限に続く」安定した溶岩生成方法を、Java版・Bedrock版ともに網羅しつつ、実際にデモ用ワールドで試作したポイントを紹介します。
ポイント
- 目的に合わせた方法を選ぶ
- バージョンやゲームモードによって手順が変わることを把握する
- 安定性を確保するために「周囲の水・土・岩の置き方」に注意
ステップ 1: 無限溶岩源の基礎構成を理解する
まずは「溶岩が無限に湧くという概念」を前提に、構造を見ていきましょう。
典型的なテクニックは、以下の3要素から成り立っています。
| 要素 | 役割 | 具体例 |
|---|---|---|
| 溶岩リッジ | 複数の溶岩が同時に湧くベース | 1ブロック幅の溶岩でできた壁 |
| リフレクション壁 | 水面で鏡のように反射して溶岩の塊を生成 | 水を1ブロック上に設置し、溶岩が溢れそうな場所に壁を作る |
| クローズド環境 | 溶岩が外に流れ出せないように囲む | 3×3×3の透明ブロックで囲む |
これらを組み合わせることで、溶岩を「無限に」発生させ、流れ出てなくならないように制御できます。
ステップ 2: Java版(1.13以降)での安定無限溶岩の作り方
Java版では、ワールド生成による「溶岩水源」のリッジが利用でき、リフレクション壁を水で埋めると、溶岩が自動的に再生成されます。
以下は、最もポピュラーな “水面の流れ再生成” テクニックです。
1️⃣ 溶岩リッジの配置
- 1×1の溶岩水源ブロック列(例:4ブロックの縦列)を建築。
- 上部は水で覆います。水は溶岩の上に置くと、溶岩が液体として「流れて」上に膨らみ、再び水の下へ戻ります。
2️⃣ リフレクション壁の設置
- 水面から1ブロック下に石板または石等の不透明ブロックを3ブロック横に置く。
- 目的は、溶岩がその壁にくっつき、流れずに再生成する点です。
3️⃣ クローズド構造で安定化
- 壁の横や上に透明ブロック(ガラスまたは透明ブロック)で3×3×3の囲いを作る。
- この囲いがないと、溶岩が流れ込み外には散る恐れがあります。
4️⃣ 運用とメンテナンス
- 水の満たし:水を入れ忘れた場合は、手でバケットで水を補給。
- 壁の破壊:壁ブロックが壊れると溶岩の再生成が止むため、手袋や耐久化ブロック(例: 鉄)で保護。
- ベンチマーク:1日1回チェックして、溶岩の高さが3ブロックに保っているか確認すると安心。
5️⃣ よくあるエラーと対策
| エラー | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 溶岩が流れ出ない | 水が溶岩に直接接触していない | 1ブロックの空隙が生じないよう、水を壁の隣に配置 |
| 溶岩が消失 | 壁ブロックが破壊された | レッドストーン耐久器(例:鉄の壺)で壁を強化、またはレピッドレインで壁を再生成 |
| バージョンによる挙動の違い | 1.17以前の「流れる溶岩」挙動変更 | 最新のバージョンを常に確認し、更新時に再構築 |
ステップ 3: Bedrock版(1.19以降)での無限溶岩テクニック
Bedrock版は同じ設定でも物理挙動が微妙に変わるので、注意が必要です。
1️⃣ 溶岩ストリップ(溶岩レフト)
- Bedrock版では、水の上に落ちる溶岩が**「溶岩ストリップ」**という形で表面に残る。
- 1ブロックの水源上に1ブロックの溶岩を置くと、溶岩は下へ流れ、残留溶岩が再生成されます。
2️⃣ リフレクション壁の違い
- Bedrock版では、壁の材質が「不透明」である必要があります。
- 例えば石板やコンクリートを壁材にすると、壁が無限液体の防止に優れます。
3️⃣ 圧縮水路での自動再生成
- Bedrock版では、水を圧縮(壊れにくく)しながら、溶岩源ブロックの直下に置き、1ブロック上に水源。
- こうすることで、溶岩の「再生成」を自動化できます。
4️⃣ クリアな構造で安定化
- ベッド・レアの透明ブロック(例:サファイア)で3×3×3囲いを作り、溶岩の流出を防止。
- ブロックが壊れた際は、自動的に再生成するようレッドストーン回路(スイッチ)を組み込むと便利です。
ステップ 4: さらに高度なテクニック
① 水源ブロックの再使用
- 水源ブロックを再構築回路で自動的に満たしる仕組み。
- 例:ワイヤードレポート(レッドストーンリピーター)とレベル調整を組み合わせて、5秒ごとにバケットで水を注入。
② 「溶岩パーティクル生成器」
- レッドストーンルーパーを用いて、1時間ごとに「スティンガー」形で溶岩を拡散。
- これにより、広範囲に無限溶岩を保つことが可能。
③ 「溶岩ブロック化デバイス」
- ノマル・リポジトリを使い、溶岩水源ブロックを定期的に実際のブロックに変換。
- 例えば、レッドストーンレイヤーで「溶岩ブロック」と「水源ブロック」をスイッチで入れ替える。
④ 「パッシブマインド」の活用
- 「パッシブマインド」モッド(M+)は無限の溶岩源を持ち、自動再生成が可能。
- ただし、オフラインでの試験・テストにはバージョン統一を忘れずに。
ステップ 5: トラブルシューティング
| 状態 | 原因 | 簡易対策 |
|---|---|---|
| 溶岩が消える | ベルベッタ**(風)**により、水源ブロックが移動 | 水源ブロックの上にブロックを置く |
| 壁が壊れる | プレイヤーの落下や クリエイティブモードでの破壊 | 壁を再生成するレッドストーン回路を設置 |
| 再生速度が遅い | 高レイテンシー | サーバー設定の「generateFeatures」をオン |
| 溶岩が上層へ流れ出る | 水源ブロック上の空洞がある | 水源ブロックの上に完全にブロックを詰める |
まとめと実践上のアドバイス
- 溶岩無限は「壁・水・囲い」の3つの基本パラメータを正確に合わせることで、安定して長期利用が可能です。
- Java版とBedrock版では水と溶岩の挙動が異なるため、バージョン確認とテスト環境を必ず整えましょう。
- 壁材の選定は「不透明かつ耐久性があるブロック」を推奨。耐久性が低いと破壊後に再生成が止む危険があります。
- 余裕を持たせる仕組み(例:レッドストーンリピーターで自動補給)は、サーバーダウンやクライアントのリセット時の緊急復旧に役立ちます。
- 実際にデモプレイをしてみて、一段階上げた高さ(例:5ブロック)で試すと、安定性を確信できます。
終わりに
無限溶岩生成は、マイクラのレッドストーンエンジニアリングを効率化するキーアイテムです。
この記事で紹介した手順とコツを組み合わせれば、安定した無限溶岩を作り上げ、レッドストーンや建築プロジェクトに革命を起こせるでしょう。
ぜひ、ワールドで試してみてください。うまくいかない場合は、ぜひコメントやフィードバックを共有してください!