目次
はじめに
マインクラフトで糖分の宝庫、サトウキビ(砂糖が原料になるサトウキビ)を手軽に収穫・精製したいと思ったことはありませんか?
サトウキビは広い農場やビジネスに不可欠な素材ですが、手作業で切ると時間と労力がかかります。そこで、今回は初心者でも簡単に作れる「自動採取」と「自動精製」システムを紹介します。
目的は2つあります。
- 量産型サトウキビ収穫装置 – ほんの数個のレッドストーンとブロックで、常に自動で作物を収穫。
- 自動精製ライン – 収穫したサトウキビを糖に変える過程を自動化し、アイテムの手動操作を最小限に。
本記事では、マインクラフトのバージョン 1.20(または 1.21)に対応したレッドストーンの基礎知識を前提に、ステップ・バイ・ステップで構築方法を解説します。まだレッドストーンに不慣れな人も、図解と共に順序立てて行えばスムーズに完成できるはずです。
サトウキビの自動採取システム
基本構成
- 採取用ピストン:砂糖が収穫されるタイミングをコントロール。
- ホッパー:落ちたサトウキビを自動で集積。
- ディスペンサー:必要に応じて作物を播種。
- レッドストーンパウダーとリピーター:タイミングを管理。
- スライムブロック:ピストンの動きを制御し、連続的に作物を切り取る。
1. 土台の準備
- まず、10×10ブロックの平坦なエリアを確保します(必要に応じて大きさを拡張)。
- エリアの最上部にピストンの壁を作り、ピストンの伸縮面を上向きに配置。
- ピストンを設置した壁の下側にはホッパーを地面に設置し、ホッパーから下に向かってホップを作ります。
- ホッパーはピストンで切ったサトウキビを集め、下段への輸送に使います。
2. ピストンとホップの接続
- ピストンが伸びるときにサトウキビのセルを押しつぶし、即座にホッパーに落下させます。
- ピストンの背後にレッドストーンパウダーを敷き、レッドストーントーチで停止と再起動を切り替える仕組みを作ります。
- 余分な作物がホッパーに入る前に、トリガー(1レッドストーンパウダー)でピストンを伸縮させ、セルに再植え付けを行うようにします。
3. 自動植え付け
- ピストンの延長線上にディスペンサーを設置。
- ディスペンサーにサトウキビ(苗)を装填し、レッドストーンピストンでディスペンサーを作動させます。
- ディスペンサーが作物を投下し、ピストンが伸びてサトウキビを押しつぶすことで、セル内に自動で植え付けることができます。
4. レッドストーンのパルス制御
- レッドストーンリピーターを使用し、タイマーを生成します。
- 1セルあたり3〜4秒のサイクルでピストンが作動し、十分な時間間隔で作物を切り取ります。
- レッドストーンディテクタ(ピストンの位置を検知)で、セルが満杯になると作業を停止、ホッパーが空になると再起動するように調整すると、無駄なリソースを削減できます。
5. 完成形のイメージ
[ディスペンサー]──→─[ピストン]─────>─────────────[ホッパー]──>─[チェスト]
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│
レッドストーンタイマー
- 上記を垂直に積み重ねることで、10×10の農場を自動的に運営できます。
- さらに大規模化したい場合は、クロスフェーズ回路で複数のピストン列を同期させ、多段階のサトウキビラインを作ると、1平方メートルあたりの収穫量を最大限に引き上げられます。
サトウキビの自動精製:シロップ・サッカロースの作り方
自動採取で大量のサトウキビを得たら次は、これを糖に変える自動精製ラインです。
ここではシリンダーベルトとホッパー・チェストのレッドストーン配列で、サトウキビを砂糖に変え、さらに蜂蜜のようにサッカロースに加工する方法を説明します。
1. 仕組みの概要
- ホッパーで集まったサトウキビを鍋炉に自動で投入。
- 鍋炉で加熱され、蜂蜜シロップに変換。
- 蜂蜜シロップはブレンドテーブルで砂糖へ、あるいは蜂蜜シロップのまま サッカロース に変える。
- 最終製品はチェストに自動で蓄積。
2. 鍋炉ラインの構築
- ホッパーを2段階設置:上段にサトウキビ、下段に燃料(木炭など)を入れる。
- 下段ホッパーから流れ出るサトウキビは、左側のレッドストーンラインでレッドストーンピストンを作動させ、鍋炉に自動投入。
- レッドストーンピストンの伸縮で、鍋炉内の作物を回転させ、加熱時間を確実に確保します。
- ヘッダーにアイデンティティタグを貼り、鍋炉からの出力をホッパーで直接下段チェストに転送。
3. 蜂蜜シロップの生成
- 鍋炉から出た蜂蜜シロップはレッドストーンタイマーで1分間に1回の「シロップ化」を実行。
- 進行状態を表示させるなら、レッドストーンディテクタを使い「作業中」と「完了」をチェストの色で区別。
4. 砂糖への最終変換
- 蜂蜜シロップを入れたブレンドテーブル(レッドストーンと共動する自動クラフト機能)を設置。
- 上段にレッドストーンで1枚のシリンダーベルトを回転させ、アイテムフローを制御。
- レッドストーンピストンでブルーパイプのように、ブレンドテーブルに蜂蜜シロップを連搬送。
- 結果として砂糖を自動で作出し、チェストに転送。
- さらに、サッカロースを作るために砂糖を「ブレンドテーブル+レッドストーンレッジョン」で加熱し、サッカロース液へ転換。
5. 実装例(簡易構造)
[サトウキビ(ホッパー)]──>─[レッドストーンピストン]─>─[鍋炉]──>─[ホッパー]──>─[シロップチェスト]
▲ ▲ ▲ ▲ ▲
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[燃料供給]───────────────────────[レッドストーンダイヤル]───[ブレンドテーブル]───[砂糖チェスト]
- 上記レイアウトを垂直に層状に配置すると、1行のサトウキビが投入されると1行の砂糖が自然に完成へ。
- この構造を複数階に分けて並列構築すると、処理速度は倍増。
6. テクノホップとワイヤレス構成
- さらに高度な構成では、テクノホップ(アイテムをレッドストーン送信)を利用し、レッドストーンを引かない無線制御を行うと、作業エリアから離れた場所に制御装置を配置できるようになります。
- 例えば、ベッドレッドストーンブロックを使い、遠距離レッドストーン信号を送ることで、サトウキビ自動採取と精製を同時に制御することが可能です。
7. エネルギー管理
- 現代版マインクラフトではレッドストーン発電機(電力をレッドストーンとして使用)を併用すると、燃料を最小化しつつ**自動化を続けられます。
- 1トコのエネルギー発電機で複数のピストンとホッパーを駆動し、大規模なフローを安定させることができます。
まとめとコツ
- ピストン・ホッパーの位置関係を正確に合わせること。
- レッドストーンリピーターでタイミングを慎重に調整し、短すぎるサイクルはサトウキビを残す原因になる。
- 作物の再植え付けはディスペンサーだけで済むため、作業時間を大幅に短縮。
- 鍋炉ラインは“**燃料(木炭や木片)”を自動投入”させることで、長時間稼働可能。
- レッドストーンタービンやテクノホップを応用すれば、さらに高度な自動化も実現。
この完全ガイドを参考に構築すれば、初心者でも数時間でサトウキビの自動採取・精製ラインを完成させられます。
ゲーム内リソースを最適化し、マイクラの世界で「サトウキビ帝国」を築く第一歩として、ぜひ挑戦してみてください。