Minecraft はそのリリース以来、無限の想像力とコミュニティの活力で成長し続けています。
新機能が追加されるたびにバージョン番号は更新されますが、実は各リリースごとにプレイ体験や技術的な要素が大きく変わります。
そのため「今どのバージョンを使えばいいのか」「最新アップデートの魅力は何か」など疑問に思う方は多いでしょう。
本記事では
- 2024 年に登場した主要アップデートの特徴を網羅
- Java と Bedrock の主要バージョンの違いを分かりやすく解説
- 初心者が最新バージョンを安全にインストールする手順
- 上級者向けに Mod 関連や自動化ツールまで紹介
を「初心者から上級者まで」対応する完全ガイドとしてまとめます。
目次
2024 年に注目すべき Minecraft バージョン
1.20.6 ― “Adventure Update” の微調整
-
新しいブロック:
レイヴンステーンと呼ばれるレッドストーン機能を拡張したブロックが追加。 - パフォーマンス改善: 1.20.4 で報告された「大きな森林」でのフレーム落ちが修正。
- UI の改良: クリエイティブウィンドウがタブベースに変わり、アクセスが高速化。
1.20.7 ― “New Mobs & Survival Tweaks”
-
モブ追加:
クロウレイザ(夜行性の炎を発射する鳥)が登場。 - サバイバルチューニング: エリトランの再稼働時間が 90 秒に短縮され、資源調達効率化。
- ビルド制限緩和: 100 ブロック未満の構造でもクラフトに利用できるようになり、建築の自由度が向上。
1.21 ― “FutureCraft” へ向けた基盤構築
- 世界生成の刷新: 海底世界が「深海探索」モードへ変化し、独自の地下湖と新しい構造物が追加。
- コードリファクタリング: Java Edition のコアが完全リライトされ、Mod デベロッパーの API が 50% 速くなる。
- クロスプラットフォーム: Bedrock+ 互換性がさらに深化し、Java Edition とのワールド共有がシームレスに。
ポイント
1.20 系は「機能追加+微調整」、1.21 では「コア再構築」までの変化が顕著です。
すでに 1.20 を使っていた方は、安定性とマルチプレイの観点から 1.21 へのアップデートを検討したほうが良いでしょう。
Java エディションと Bedrock エディション ― バージョン比較
| 項目 | Java Edition | Bedrock Edition |
|---|---|---|
| オペレーショントラッキング | 5 秒遅延 | 即時判定(レイリズム) |
| Mod サポート | 大規模(Forge, Fabric, etc.) | 限定(Minecraft Realms でのみ) |
| マルチプラットフォーム | Windows/macOS/Linux | Windows/Android/iOS/任天堂 など |
| リアルタイムランタイム | 最高フレームレート 60 FPS | 最高フレームレート 90 FPS (PC版) |
| 公式更新 | 週単位で安定リリース | 月単位で頻繁に更新 |
結論
- Mod を多用したい、デバッグ が必要な場合は Java Edition。
- 安定したクロスプラットフォーム遊び が目的なら Bedrock Edition。
最新バージョンをインストールする手順(初心者向け)
1. Minecraft Launcher のインストール
- 公式サイトにアクセス (minecraft.net)。
- Download → Install をクリック。
- Windows なら
minecraft-installer.exe、Mac なら.dmgファイルを入手。 - インストーラーを起動し、指示に従ってインストール完了。
Tip
Minecraft Launcherはバージョン管理が自動で行われるので、手動で.jarファイルを管理する必要はありません。
2. アカウントでログイン
- ゲーム起動後、ログイン ボタンをクリック。
- Microsoft アカウントで認証。
- 購入済みバージョンが自動認識されます。
3. 最新版(例: 1.21)へ更新
- ランチャー左上の “Installations” を選択。
-
“New” →
Versionから “Latest Release” を選び、名前を付けて保存。 - 「Play」ボタンを押すと自動で 1.21 がダウンロードされ、起動します。
4. ベータ版を試す(上級者向け)
- ランチャーで “Options” → “Beta” を有効化。
- バージョン欄で “1.21-pre1” などを選択。
- 以前のバージョンで未解決だったバグを早期に検出できます。
モッドやパフォーマンスチューニング ― 上級者のための技
1. Forge と Fabric の導入
| Mod Loader | 何が違う? | 推奨用途 |
|---|---|---|
| Forge | 従来の Mod ランチャー。安定したマップやレッドストーン Mod が多い。 | 大規模な UI Mod、サーバーマネージャー |
| Fabric | 軽量・高速。開発が進みやすい。 | カスタムテクスチャ、HUD Mod |
インストール手順
- それぞれの公式ページから installer .jar をダウンロード。
- Java Runtime がインストールされていない場合は OpenJDK 17 を入手し、環境変数
JAVA_HOMEを設定。 - ダウンロードした Installer を
java -jar <file>.jarで起動。 -
Minecraftを選択し、Installボタン。 - 以上で
~/.minecraft/modsフォルダにファイルが配置される。
コツ
新バージョンで Mod が動かない場合は、「Fabric API」 をまず入れてから Mod を入れると互換性が上がります。
2. OptiFine でパフォーマンス向上
- 画質を下げても最高 FPS
- テクスチャ解像度を 4K から 2K に変更
- リアリティ(光影)を低減
設定手順
- OptiFine の公式サイトで 1.21 版をダウンロード。
- ランチャーで “Open resource packs” →
.optifine.jarを入れる。 -
Options→Video SettingsでGraphicsをFastに変更。
注意
OptiFine と Fabric の組み合わせは、Fabric API が先に導入されていることが必須です。
3. クリエイティブ作業を効率化するツール
| ツール | 内容 | インストール |
|---|---|---|
| WorldEdit | 大規模なブロック編集、コピー&ペースト | Mod Loaders で worldedit.jar を追加 |
| Multiverse-Porter | 複数ワールドを移植 | Java Edition サーバ用 Plugin |
| Schematic Viewer | Schematic ファイルビューア | ウェブベースで簡単に確認可能 |
応用
WorldEditで//setコマンドを使えば、数千ブロックを瞬時に作成。
クリエイティブマップのデザイン時には不可欠です。
Bedrock Edition での最新アップデートの取り込み
Bedrock 版の場合はSteam や公式ストアから直接更新が取得できます。
以下は主要手順です。
- Play → Settings → App Update を確認。
-
Manual Updateが選択できる場合はCheck for updatesボタンを押す。 - 最新の 1.21.7 などがあれば自動でダウンロード。
ポイント
Bedrock 版は 公式マップ しか入手できないため、Mod の導入は難易度が高いです。
しかし、Add-ons(データパック)で簡易的なカスタマイズが可能です。
サーバーフレンドリーな設定 ― アドバンスパラメータ
1. server.properties のチューニング
| パラメータ | 推奨値 | 説明 |
|---|---|---|
max-players |
10-20 | 同時接続数。数が増えるとリソース低下。 |
view-distance |
12 | レンダリング距離。低くすると FPS が上がる。 |
enable-world-commands |
true | コマンドブロックの有効化。 |
Tip
max-tick-timeを長く設定しても FPS は上がらないので、tickの軽量化を行う Mod を使うか、view-distanceを下げてください。
2. ポートフォワーディングとネットワーク
- ルーターで TCP/UDP 25565 を開放。
-
ipconfigでローカルIP (192.168.x.x) を取得。 -
server.propertiesのserver-ipを空欄に。
注意
DMZ(デマンド)を開放するとセキュリティリスクが増大します。
できるだけポート開放は最小限に留めましょう。
トラブルシューティング:よくある疑問と解決策
| 疑問 | 原因 | 解決策 |
|---|---|---|
| アップデート後にクラッシュ | Mod 未対応 | Mod を最新版に更新、または Mod を外す。 |
| プレイするワールドが読めない | 依存性のある Add-on が無い | mods/ フォルダを確認、必要なら Add-on も合わせて入手。 |
| FPS が 30 で止まる | 画質設定が高すぎる | Options > Video Settings > Graphics を Fast、Render Distance を 10 以内に設定。 |
| マルチプレイで遅延が大きい | サーバーの CPU が低い | サーバーをより高性能なマシンへ移行、または view-distance を減らす。 |
まとめ:最新バージョンを知り、自分のスタイルに合った環境を作る
-
2024 の主要アップデート
- 1.20 系で機能追加と安定化
- 1.21 系でコアリライト・クロスプラットフォーム対応
-
Java vs Bedrock
- Mod 大手に Java、簡易プレイには Bedrock
-
インストールとアップデート
- Launcher 基本操作で最新状態維持
-
Mod・チューニング
- Forge / Fabric で自由に拡張、OptiFine で FPS 向上
-
サーバー運営
-
max-tick-timeとview-distanceのチューニングで快適化
-
初心者はまず公式 Launcher で最新版を試し、上級者は Mod Manager を活用して自作の環境を作り上げると良いでしょう。
Minecraft はアップデートが続く限り、どんなバージョンでも「今こそ試したい」点が増えていきます。
この記事をベースに、あなたのクエストに合った最適バージョンと環境を整えてください。
Happy mining!