水を完全に除去したり、巨大な構造物を効率的に建設したりする際、想像以上に便利なのがスプーン(スポンジ)です。
実際にスプーンを手に入れ、使用方法をマスターすると、ワールド全体を水で汚すことなく、思いのままに大規模な建築を行えるようになります。
ここではマインクラフトでスポンジを「水除去」と「大規模建築」にどう活用するか、ステップ・バイ・ステップで解説します。
目次
スポンジの基本と入手方法
1-1. スポンジとは?
- ドライスポンジ(乾いたスポンジ)は水を吸収し、乾燥した状態で置くと水源ブロックを消去します。
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ウェットスポンジ(濡れたスポンジ)は水を吸い込んできた状態ですが、周囲に水を放出することはできません。
(ただし、レッドストーンの「ホスト」や「ドロップ」モジュールと組み合わせて使うことで間接的に水を管理できます。)
1-2. スポンジの取得方法
| 取得方法 | 所要条件 | 取得量の目安 |
|---|---|---|
| 海洋モニュメント(Drowned から落とす) | モニュメントを破壊、Drowned がスポンジをドロップ | 1〜3 個 |
| 釣り(ドレイファイ・フィッシング) | 特定のエンチャント / タイミングでドレンエントリを引く | 1 個以上 |
| コマンド | /give @p sponge | 必要なだけ |
| エンティティ(ドロップ・フィーバー) | クリエイティブ / テストプレイ | 任意 |
ポイント
- クリエイティブでは自由に取得できますが、サバイバルでは 海洋モニュメント を破壊した後、Drowned がスポンジを倒すことがほとんどです。
- レベル 60 以上の海域に出ると、スポンジの出現確率が上がります。
- 釣りでスポンジを得るには「バッハル」「ペシダ」などのエンチャントが有効です。
1-3. ドライスポンジの再生成と活用
- ウェットスポンジを水に近い場所に置くと、水を吸収してドライスポンジに戻ります。
- ドライスポンジは「ドライドレス」や「ドライドレネージ」と呼ばれる大きなエリアでの水除去に最適です。
- 1 回のドライスポンジで 5×5×5 = 125 ブロック の水を除去できるため、複数個使うと大面積も効率よく乾かせます。
スポンジで水除去を徹底攻略
2-1. 1 ブロックずつの消去法
- 水源ブロック(1×1 で存在)を ドライスポンジ で接触します。
- スポンジが吸収し、ブロックが消失します。
- 近くにある他の水ブロックが流れ込み、再び吸収します。
注意
- 水源ブロックだけが消失します。
- 流れる水は消えません。
- 風速が強いと、水が逆に流れ込んでしまう事があるので、周囲を塞いでおくと効果的です。
2-2. 5×5 エリアで一度に除去する方法
- 水面を 5×5 区画に分け、中央のブロックに ドライスポンジ を置く。
- スポンジは周囲 12 個(5×5-1)の水源ブロックを吸収します。
- 7 回ほど繰り返すと、全部除去できます。
テクニック
- 大型の湖や川を除去する際は、「スプーンステップ」 というパターンを使用。
- 1 つのスポンジで 5×5×5 の立方体を吸収可能なため、水源が密集した区域は高速で乾燥できます。
2-3. 湖や海水を除去する際の実践例
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水のクリーンアップ
- 湖の水源を消したい場合、「全体掃除」 を実施。
- スポンジを 「階段状」 に配置して、下から上へ順に除去。
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海抜水位の下げ方
- 海面下での 海底都市 を建てる前に、大水平面 を除去。
- 5×5 ブロック単位でスポンジを配置し、「ビーズロープ」 のように段階的に除去する。
実務上のヒント
- 複数のスポンジ を同時に扱う場合、「連鎖吸収」 が効く。
- 水源ブロックは 3D で密集しているため、スポンジを 1 つだけ使ったら隣接ブロックが自動的に吸収されます。
スポンジを大規模建築に活用する秘訣
3-1. フロート式構造物を建設する
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水面上に大きな浮島:
- スポンジを 水面の下に埋め込む 2×2 以上の面積で配置します。
- 水がスポンジから蒸発するので、浮島が形成されます。
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巨大水上城:
- 水源を除去せず、ウェットスポンジ で 水の制御 を行う。
- スポンジで一時的に プールを作る か、 水の流れを止める。
結論
スポンジは「浮き台」として不可欠な道具。
具体的には、2×2 以上の正方形 のスポンジを 縦に配置 すると、周囲の水が吸収されるため、浮島 を作りやすいです。
3-2. レッドストーンと組み合わせた水管理
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自動除水システム
- ドライスポンジを ホッパー で収集し、機械的に移動。
- 5 ブロック以内の レッドストーンリピーター で連続作業を自動化。
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流動制御
- スポンジを レッドストーンボタン と連結し、必要に応じて水の流れを止める。
- バケツや水源の 「ポート」 と結合し、特定時間だけ水を再供給。
設計図例
- 1×1の水槽に ドライスポンジ × 4 を配置し、隣接する床に ホッパー を並べて、自動で洗浄作業を行う。
- エアロジェット で水を吹き飛ばす場合、スポンジで吸い込んだ水を “パイプ” で移動し、再度水を流す構造。
3-3. スポンジを使った巨大建造物の設計
| スポンジ用途 | 具体例 | 補足 |
|---|---|---|
| 水除去 | 3×3 底面の湖をクリーンにし、上部に巨大塔を建築 | 1 回の除水で 27 ブロック |
| 浮島作成 | 10×10 の木造浮島を作る | スポンジを 10×10 区画に埋め込む |
| 地下ダンジョン | スポンジを用いて地下の水位を上げる | ドライスポンジで水を除去し、下部を乾燥させる |
| オーシャンリサーチ | スポンジで海底の水層を制御し、観測 | 透過性水の観測に有効 |
ビルドのポイント
- スポンジの配置を水平に まとめて置くと、吸水速度 が最大化します。
- 巨大構造物の 基礎 として、スポンジを地下へ埋め込むことで、水の浸入 を完全に防げます。
スポンジの高度な応用アイデア
4-1. ネザーでの利用
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ネザー・スポンジ(ネザー版)
- 「ダウントランス」や「エバポレーション」などに応用。
- ネザーの水源(水・ホット・スピナー)は ドライスポンジ で吸収可能。
4-2. ファイナルポエム:スポンジとバイオーム
- 湖沼バイオームで巨大湖を ドライスポンジ で除去し、ファンタジックな空想都市 構築。
- 湿ったスポンジを バイオームの中で使用 すると、水の循環 で 雨量調節 が可能(実際のゲームでは未サポート,但し、レッドストーンでのシミュレーションは可能)。
4-3. クリエイティブモードでのデザイン
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レプリカ
- 1×1 のドライスポンジに 「クリエイティブ」 のブロックを テレポート し、自動化 した “ドレンゾーン” を作り、レプリカを簡単に切り替える。
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アート
- 水晶やピカピカ色の スポンジ を組み合わせて、水中の 光学効果 を演出。
まとめ:スポンジでマイクラの限界を押し広げる
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水除去
- ドライスポンジを使い、大面積を短時間で乾燥。
- 5×5 ブロック単位の効率的な除水方法を覚えると、湖や海も手際よく処理できます。
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大規模建築
- 浮島、地下都市、巨大塔 の基盤をスポンジ で作ることで、水位管理 を簡単に。
- レッドストーンと組み合わせれば、自動除水システム も実装可能です。
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応用テクニック
- ネザー版スポンジの利用、バイオーム内での水循環、クリエイティブモードでのデザインなど、多岐にわたる活用法が存在します。
スポンジは、マインクラフトで水を「除去」するだけでなく、水を制御し、建築の可能性を拡げる力を持つツールです。
サバイバルでの生存戦略から、クリエイティブでのアート制作まで、ぜひ使いこなしてみてください。
どんな大海原も、スポンジ一枚で「フラット」な空間へ変えられる――
そのために、次の建設プロジェクトではスプーンの力を最大限に活用してみてください。