洗濯機は衣類を清潔に保つための重要な家電ですが、特にドラム式洗濯機はその構造により、カビや汚れが溜まりやすい欠点もあります。定期的な掃除やメンテナンスを怠ると、洗濯物が嫌な臭いを放ち始めることもあります。そこで今回は、ドラム式洗濯機を清潔に保つための掃除のコツと具体的な手順について詳しく解説します。
目次
ドラム式洗濯機のカビの原因
ドラム式洗濯機は、節水性能や衣類に優しい洗浄が魅力ですが、その設計上の特性からカビが繁殖しやすいというデメリットがあります。主な原因は以下の通りです:
- 密閉されたドア:使用後にドアを閉じたままにしておくと、湿気が内部にこもり、カビが繁殖しやすくなります。
- ゴムパッキン部分:ドア周りのゴムパッキンは水が溜まりやすく、カビの温床になりやすいです。
- 低水使用量:節水ができる分、洗剤の残りカスや汚れが洗濯槽内に蓄積しやすくなります。
ドラム式洗濯機の掃除のコツ
換気を良くする:使用後はドアを開けておき、内部を乾燥させることでカビの繁殖を防ぎます。
適切な洗剤の使用:洗剤を適量使用することで、残留物を最小限に抑えます。過剰な洗剤はすすぎが不十分になり、槽内に残ります。
フィルターの定期的清掃:ゴミフィルターにゴミや糸くずが溜まると異臭の原因となるため、定期的に確認し掃除を行います。
掃除の具体的な手順
1. 洗濯槽クリーナーの使用
市販の洗濯槽クリーナーを用意し、説明書通りに使用します。基本的には洗濯槽に投入し、最長コースで空運転する形で槽内のカビを除去します。これは月に一度行うのが理想です。
2. ゴムパッキンの掃除
用意するもの:中性洗剤、古い歯ブラシ、乾いた布
- 歯ブラシに中性洗剤をつけ、ゴムパッキンの隙間や折り目を丁寧に擦ります。この部分は手が届きにくいため、丁寧に行うことがポイントです。
- 洗剤で擦った後は、水でしっかりと洗い流し、最後に乾いた布で水分を拭き取ります。
3. ドアと外側部分の掃除
単にドアや外側の掃除と思われがちですが、汚れやカビが蓄積しやすいので忘れがちです。中性洗剤を染み込ませた布でしっかり拭き取ります。
4. フィルターの掃除
- フィルターを取り外し、中のゴミや糸くずを取り除きます。
- フィルター自体も水洗いし、乾燥させてから元に戻します。
5. 給水ホースと排水ホースのチェック
ホースに詰まりやフレークが貯まると、水流が悪くなり洗浄力が低下する原因となります。目で見て異物の有無を確認し、問題があれば取り除きます。
カビ対策と清潔を保つための習慣
- 乾燥モードを利用:乾燥機能がある場合は積極的に使う。内側をしっかり乾燥させることでカビ予防します。
- 使用後すぐに洗濯物を取り出す:洗浄が終わったらすぐに取り出して乾燥を促すことが重要です。
- お湯洗いの活用:定期的に高温設定で洗濯する。一部の洗剤は高温で効果を発揮するため、目安として30度以上を推奨します。
まとめ
ドラム式洗濯機の掃除は手間がかかると感じるかもしれませんが、日常的に簡単な手入れを行うことにより、結果として清潔な状態を長期間維持できます。カビや悪臭を防ぎ、洗濯機自体の寿命を延ばすためには、定期的な手入れが必要です。極めてシンプルなステップで効果を発揮するため、ぜひ実行してみてください。
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