釣りを始めるにあたって、釣り針の結び方を覚えることはとても重要です。これがしっかりできていないと、大物を逃してしまうばかりか、釣り具のロストにもつながってしまいます。今回は、初心者でも簡単に覚えられる釣り針の結び方とそのコツをご紹介します。
目次
釣り針の結び方が重要な理由
釣り針の結び方は、魚を確実に釣るための基本中の基本です。正しい結び方を身につけることで、魚を逃さずにキャッチし、釣り糸の摩耗を減らしたり、最悪の場合道具ごと海や川に持っていかれてしまうリスクを軽減できます。また、結び目がきちんとしていれば釣り糸の強度が保たれ、大物を釣り上げることも夢ではありません。
初心者でも覚えやすいリーダーラインの結び方
多くの釣り人が使う「リーダーライン結び」をまずはご紹介します。リーダーラインは、メインラインと釣り針をつなぐための重要な箇所です。
パロマーノット
パロマーノットは初心者にも覚えやすく、リーダーラインの結び方として広く使用されています。特に、強度が求められる場面でおすすめです。
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糸を二つ折りにする
1m程度メインラインを折りたたんで二重にします。 -
針やルアーに糸を通す
折り合わさった部分を針のアイ(穴)に通します。 -
オーバーハンドノットを作る
折りたたんだ状態で、オーバーハンドノットを作ります(靴紐を結ぶ時最初に作る結び目)。 -
ループを超える
ルアーや針を結び目を超えさせ、ループの中に引き込む。 -
締める
結び目をしっかり締めます。糸が切れないように丁寧に引っ張り、余分な糸を切って完成です。
インプルーブドクリンチノット
インプルーブドクリンチノットもまた、非常にポピュラーな結び方で、細い釣り糸を使用する際に最適です。
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針に糸を通す
針のアイに糸を1回通し、10㎝ほど余裕を持たせて、アイの上で糸の端を巻き始めます。 -
巻き付ける
糸をアイの根元に向かって5〜7回巻き付けます。 -
端を通す
糸の端をアイの下部に出来たループに戻して通します。その後、新たにできた大きなループにも通します。 -
締める
結び目を湿らせ、ゆっくり引っ張って締め込みます。締まったら余分な糸を切断します。
結び目のコツ
釣り針の結び目をより効果的に、そして効率良く行うためのコツをいくつかご紹介します。
結び目を湿らせる
結び目を湿らせることにより、摩擦を減少させ簡単に滑らせることができます。これにより、締め込む際の糸の熱による強度の低下を防ぎます。
ゆっくり締める
急いで締めると、糸が傷つきやすくなります。結び目を作ったら、優しくそして少しずつ力を加えて締めることを忘れないでください。
余分な糸を切る
結び目を締め切ったあとに糸の端をあまりにも短く切りすぎると、結び目が解けてしまう可能性があるため、1〜2センチ残して切るのが一般的です。
練習する場所と時期
結び方の練習は、まず自宅の落ち着ける場所で行うのが理想的です。釣行日を控えてじっくり時間をかけて練習すれば、当日あわてることなく、安心して釣りに集中できます。
まとめ
釣りにおける釣り針の結び方は、本当に釣りを楽しむための最も基本的でありながら重要なテクニックです。パロマーノットやインプルーブドクリンチノットといった基本の結び方は、初心者の方でも少しの練習でしっかりとマスターすることができます。正確な結び方とそのコツを知って、大物をキャッチするチャンスを増やしていきましょう!楽しみながら釣りの技術を磨いてください。
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