編み物を始めるとき、まず初めに選ぶべきなのが編み棒です。編み棒は、編む糸や目指す作品によって選び方が異なるため、初心者にとっては少し迷うこともあるでしょう。しかし、適切な編み棒を選ぶことで編み物の楽しさが倍増します。そこで今回は、初心者の方に向けて、編み物棒の選び方とおすすめブランドをご紹介します。
目次
編み物棒の種類
編み物棒にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。ここでは代表的な編み物棒の種類をご紹介します。
直針(ストレートニードル)
直針は基本的な編み物棒で、最も一般的です。初心者の方にとっては取り扱いやすく、二本一組で使用します。セーターやスカーフなどの直線的な作品に適しています。
輪針(サーキュラーニードル)
輪針は両端に針が付いており、中央がワイヤーでつながっています。このため、小さな輪や筒状に編みたい時に便利です。手袋や靴下、また大きなプロジェクトを編むときにも使用されます。
棒針(ダブルポイントニードル)
棒針は両端が尖った棒で、セットで使用します。円形に編むものに使われることが多く、輪針とは異なり、小さな直径の輪を編むのに最適です。
アフガン針
アフガン針は、通常の針よりも長く、1本または2本セットで使用します。独特のパターンを編むことができ、アフガン編みやクンスト編みなどに使用されます。
編み物棒の材質
編み物棒は材質によって編みやすさや仕上がりが異なります。それぞれにメリットとデメリットがありますので、好みや作品に応じて選びましょう。
木製
木製の編み棒は温かみがあり、手に優しい感触です。滑りにくく、特に初心者には編み目が落ちにくいのでおすすめです。しかし、細かい編み目を編む場合には少し抵抗があるかもしれません。
金属製
金属製の編み棒は滑りがよく、スムーズに編むことができるため、早く編みたい時に適しています。ただし、滑りやすいため、編目が落ちやすいというデメリットもあります。
プラスチック製
プラスチック製は低価格で軽量です。色やデザインが豊富で初心者に人気がありますが、耐久性には注意が必要です。
編み棒のサイズ選び
編み棒のサイズは、使用する糸や編みたい作品に合わせて選ぶ必要があります。編み糸のラベルには通常、その糸に適した編み棒のサイズが記載されています。おすすめなのは、初心者の方は、おすすめサイズを基に少し大きめか小さめを試して、自分の手に馴染むサイズを見つけることです。
おすすめブランド5選
様々な編み物棒のブランドがある中で、特におすすめできるブランドを以下にご紹介します。これらは品質が高く、多くの編み物愛好者に支持されています。
1. クロバー
クロバーは日本の老舗ブランドで、高品質の編み棒を提供しています。特に、「匠」シリーズは滑らかな手触りと耐久性が人気で、初心者からプロまで愛用されています。
2. KA
KAの編み棒はホスコで作られており、木製の滑らかさとデザインが特徴です。特にアフガン針が評判で、持ちやすさと編みやすさが人気です。
3. アディ
アディはドイツのブランドで、高性能な金属針が主力商品です。特に輪針の精度が高く、スムーズな編み心地で多くのセーターやスカーフに最適です。
4. ニットプロ
ニットプロは多様な材質を提供し、良質な編み棒を製作しています。木製からカーボンファイバーまで選択肢が広く、プロジェクトに合わせて選べるのが魅力です。
5. チャイグー
チャイグーは軽量で且つ頑丈な編み棒で知られています。ステンレス製の針は滑りがよく、特に大作を手掛ける方におすすめです。
編み棒を選ぶ際のポイント
初心者が編み棒を選ぶ際には、以下のポイントを重視してみましょう:
- 使いやすさ:まずは手に馴染みやすい棒を選び、操作がしやすいと感じるものを選びます。
- プロジェクトの内容:編みたいものによって、適した針の種類やサイズを選択します。
- 快適さ:長時間使用しても疲れにくい、手に優しいものを選ぶことが重要です。
まとめ
編み棒は、編み物の仕上がりに大きく影響を与える重要な道具です。初心者の方は、まず自分の手に馴染む素材とサイズを選び、小さなプロジェクトから取り組んでみましょう。編み物は、自分のアイディアを形にできる素晴らしい趣味です。自分に最適な編み棒を見つけて、編み物ライフを楽しんでください。
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