編み物は、ひとたび基本を覚えれば、さまざまなアイテムを作ることができる楽しい手芸です。その中でも、「巾着」は初心者にぴったりのプロジェクトです。今回の記事では、初心者でも簡単に作れる可愛らしい巾着の作り方を詳しくご紹介していきます。編み物が初めてという方も安心して取り組めるよう、ステップバイステップで説明していきますので、一緒にチャレンジしてみましょう。
目次
必要な材料と道具
まずは準備です。巾着を編むために必要な道具と材料を揃えましょう。以下のものが必要です:
- 糸: 初心者には扱いやすいアクリルやウールの中太糸がおすすめです。色はお好みで選びましょう。
- 編み針: ここではかぎ針編みを基本とします。糸の太さに合わせたかぎ針を使用しましょう(通常、糸のラベルに推奨サイズが記載されています)。
- とじ針: 仕上げに糸の端を処理するのに使います。
- テープやリボン: 巾着の紐部分に使います。これもお好みのものを選んでください。
- ハサミ: 糸を切るのに使用します。
編み方を覚える
鎖編み(くさりあみ)
まずは、編み物の基本である鎖編みを覚えましょう。鎖編みは、柔らかな編み地を作るための基本中の基本です。
- 糸をかぎ針に巻きつけて、輪を作ります。
- かぎ針を使って、輪に通しながら新しい目を作ります。
- これを繰り返し、必要な長さの鎖編みを作ります。巾着の幅に合わせて通常20~30目くらいが基準です。
細編み(こまあみ)
鎖編みができたら次は細編みです。細編みは密度を出すための編み方で、巾着にはぴったりの編み模様です。
- 鎖編みの最初の目にかぎ針を入れ、糸をかぎ針に引っ掛けて引き抜きます(2目になります)。
- 再び糸をかぎ針にかけ、針にかかっている2目を一度に引き抜きます。
- これを端まで繰り返します。
巾着の編み進め方
底部分の作成
巾着の底部分は輪編みで作ります。輪編みとは、基本的にぐるぐると円を描くように編んでいく方法です。
- 任意の大きさに鎖編みで一周巻き、輪を作ります。
- 次の段から細編みで進めていき、必要な底面の大きさになるまで繰り返します。
本体の編み
底が完成したら、次に本体を編んでいきます。上に向かって立ち上げるように編むことで、立体的な形状を作ることができます。
- 底の編み終わりから、引き続き細編みをぐるっと一周編んでいきます。
- これを好きな高さまで(通常10~15段程度)編み重ねます。
巾着の口の部分
巾着の口部分は少しデザインを変えても可愛らしいですね。今回は、シンプルに鎖編みを取り入れた構造にしてみましょう。
- 本体が十分な高さに達したら、次の周では「細編み1目、鎖編み1目」を端まで繰り返します。
- 鎖編みの分が小さな穴として並びます。この穴に後でテープやリボンを通す部分となります。
仕上げ
ひもを通す
編み上がったら、巾着の口に好きな色やデザインのテープやリボンを通していきましょう。編んだ鎖編みの間からスルスルと通し、両端を引っ張れば簡単に巾着を締めることができます。
糸の始末
最後に、とじ針を使って、編み始めや編み終わりの糸端を丁寧に処理します。糸を編み地の中に何度か通してから切れば、ほつれ防止になります。
おしゃれなアレンジを加える
巾着が基本形で編めるようになったら、次はアレンジを加えていきましょう。例えば、縁に異なる糸色を加えることや、可愛らしいボンボンをつけることで、さらに魅力的な巾着に仕上げることができます。
まとめ
以上が、初心者向けの編み物で作る可愛い巾着のステップバイステップガイドです。最初は難しく感じるかもしれませんが、編み進めていくうちに手になじんで楽しさが増していくでしょう。ゆっくりじっくり挑戦して、「自分だけの巾着」を完成させ、手作りの達成感を味わってください。編み物のスキルは、新しい趣味としての第一歩に最適です。Happy Knitting!
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