編み物を始める際、最初の作品として最適なプロジェクトは何でしょうか?初心者でも比較的簡単に取り組めて、実用性もあるのが巾着袋です。ここでは基本的な編み方を学びながら、見た目もおしゃれな巾着袋の作り方をご紹介します。自分用としてはもちろん、プレゼントにもぴったりです。
目次
編み物に必要なもの
編み物を始めるには、道具や材料を揃えることが必要です。以下が今回の巾着袋作りに必要なものです。
- 糸: 編み物初心者向けの中程度の太さ(約4号相当)の毛糸をおすすめします。単色やグラデーションカラーのものも良いでしょう。
- かぎ針: 使用する毛糸のサイズに合ったかぎ針(メーカーのラベルを参考に)。
- ハサミ: 必要に応じて糸をカットするため。
- とじ針: 最後に糸を始末するために使用します。
- メジャー: 編み進めている時のサイズ確認に便利です。
基本となる編み目を学ぶ
巾着袋を編むために、基本的なかぎ針編みの技術を学びましょう。ここでは、鎖編みと細編みを中心に紹介します。
鎖編み(チェーンステッチ)
- かぎ針に糸をかけ、引き出して輪を作ります。これが最初のバックボーンになる編み目です。
- 繰り返し、かぎ針に糸をかけ引き出して、作りたい長さまで編み続けます。
細編み(シングルクロシェット)
- 鎖編みで作ったベースの目にかぎ針を差し込みます。
- 糸をかけ、ループを引き出します。かぎ針には2つのループが掛かる状態です。
- もう一度糸をかけ、2つのループをまとめて引き抜きます。
巾着袋の編み方
それでは、実際に巾着袋を作ってみましょう。
ステップ1: 底を編む
- 鎖編みで30目ほどのチェーンを作ります。このチェーンが巾着の底の長さとなります。
- 鎖編みの最後の目から一つ戻り、細編みを1段編みます。次の段も同様に細編みを続け、4〜5段を編むことで底が完成します。
ステップ2: 本体部分を編む
- 底から囲うように目を拾い、細編みを全周編み始めます。
- 各段が終了したら、輪を閉じて、次の段に移ります。
- 底面から約20cmになるまでこのステップを続けます。これが袋の高さになります。
ステップ3: 巾着の留め具部分を編む
- 本体が完成したら、巾着を閉じる紐を通す部分を編みます。1段細編みを編み進むごとに、等間隔で2つの鎖編みを飛ばしながら編みます。
- 次の段は、それぞれの飛ばした目に、さらに細編みを2回入れ、しっかりとした編み目を作ります。
ステップ4: 紐を編む
- 別に用意した糸で、長い鎖編みを作ります。長さは約60〜80cmが理想です。
- 巾着本体の上部、編み飛ばし目を通すように交互に紐を通します。
完成・アレンジ方法
編み終えた巾着袋に、糸の端を引き締めて形を整えましょう。追加でボタンや刺繍を施して、個性を出すと一層おしゃれになります。また、異なる糸の色を利用してストライプ模様に挑戦するのもおすすめです。
まとめ
今回紹介したような編み物の巾着袋は、シンプルながら実用的で、初心者でもチャレンジしやすい作品です。お気に入りの毛糸を使って作れば、世界に一つだけのオリジナルアイテムになります。素朴で温かみのある編み物の作品を体感してみてください。
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