編み物に挑戦してみたいけど、何から始めたらいいかわからない…と悩んでいませんか?かぎ針編みは初心者にピッタリの手芸で、特にマフラーならシンプルなステッチの繰り返しで作れてしまいます。このガイドでは、初心者でも簡単に編めるかぎ針編みのマフラーについて詳しく解説します。手作りならではのあたたかさを楽しみながら、編み物の世界に第一歩を踏み出しましょう。
目次
必要な材料と道具
かぎ針編みを始める前に、まずは材料と道具を揃えましょう。どれも手軽に手に入るものばかりです。
- かぎ針:推奨サイズはUSサイズでJ-10 (6 mm)前後。糸の太さに合わせて適切なサイズを選びましょう。
- 毛糸:初心者にはアクリル製の中程度の太さ(4号)の毛糸が扱いやすいです。シンプルなデザインのマフラーに必要な量は約200〜300グラムです。
- はさみ:糸を切るために使います。
- とじ針:編み終えた後に糸始末をするために使います。
基本のステッチを覚えよう
かぎ針編みでは、いくつかの基本ステッチを組み合わせて作品を仕上げます。マフラーでは、基本となる「鎖編み(くさりあみ)」と「長編み(ながあみ)」を使います。
鎖編み
- 糸を輪っかにして、輪の中にかぎ針を通し、手前に引く。
- かぎ針に1回糸を掛け、そのまま輪を通し抜く。この動作を繰り返すことで連続した鎖状の編み目ができます。
長編み
- 鎖編みを編んだ後、指定の目にかぎ針を入れ、糸を掛けて引き出します。
- かぎ針に掛かっている3つのループのうち、最初の2つを一緒に引き抜き、さらに残りの2つを引き抜きます。
- これを繰り返して編み進めます。
ステップ・バイ・ステップで編もう
それでは、実際にシンプルなマフラーを編んでみましょう。
1. 土台の鎖編みを作る
最初にマフラーの幅に合わせて鎖編みをします。例えば、幅が約20cmになるように50目ほどの鎖編みを作ります。ここでの目数は、自分の好みのマフラーの幅に応じて調整してください。
2. 第1段目を編む
土台の鎖編みができたら、その上に長編みを編んでいきます。始めの3目を立ち上がりの鎖編みとして次の列を作り、4目目から長編みを作り始めます。これを鎖編みの終わりまで繰り返します。
3. 継続して編む
第1段目が出来上がったら、次の段も同様に編み進めます。各段の始めは3目の鎖編みを立ち上がりとして、その後は基本の長編みを繰り返します。これを必要な長さになるまで繰り返します。通常マフラーの長さは150cm〜170cmが目安ですが、好みに応じて調整できます。
フィニッシュ
必要な長さが編めたら、最後に終端処理を行います。
- 編み終わったら糸を切り、最後の輪に糸端を通して引き締めます。
- とじ針を使って、糸端を編み目に沿ってすくい、目立たなくします。同じ手順を反対側の糸端でも行います。
アレンジを楽しもう
マフラーが完成したら、さらに自分だけのアレンジを加えてみるのも楽しいですよ。以下にいくつかのアイディアをご紹介します。
- フリンジをつける:マフラーの両端にフリンジを加えると、よりお洒落な仕上がりになります。
- カラーチェンジ:途中で色を変えることで、ボーダー柄やストライプ柄を作ることができます。
- 飾り編み:初心者を卒業したら、ロープ編みやシェルステッチなど、少し複雑な技法も試してみましょう。
手作りのかぎ針編みマフラーは、冬の寒さをほんのりと和らげるだけでなく、心もあたためてくれる素敵なアイテムです。初心者の方でも気軽に挑戦できるので、ぜひこの機会に手づくりの楽しさを味わってみてください。編み進めるうちに、あなたの個性が自然と作品に現れてくることでしょう。編み物の世界にようこそ!たくさんの手作り作品を楽しんでください。
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