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編み物の魅力に触れる
編み物はリラックス効果があり、愛情を込めたハンドメイドアイテムを作る喜びを得られる趣味のひとつです。初めての方でも、しっかり基本を押さえれば簡単に始められます。このガイドでは、毛糸選びのポイントから、基本の編み方まで、初めて編み物に挑戦する方に向けて徹底解説していきます。
毛糸選びのポイント
編み物の成功は、毛糸選びから始まります。素材や太さ、色など、考慮すべき選択肢がたくさんありますが、以下のポイントを参考にしてください。
素材の選択
毛糸にはウール、コットン、アクリルなど様々な素材があります。それぞれの特性を知り、自分のプロジェクトに最適なものを選びましょう。
- ウール:保温性が高く弾力がありますが、洗濯に注意が必要です。
- コットン:肌触りが良く、夏物に最適です。洗濯がしやすいのもポイントです。
- アクリル:手ごろな価格で、アレルギーの心配が少ない素材。初めての方にも扱いやすいです。
太さと番手
毛糸の太さ(番手とも言います)は、編みやすさに大きく影響します。
- 並太(DK Weight):初心者には最適で、適度な太さがあり扱いやすいです。
- 極太(Bulky, Super Bulky Weight):作品が早く出来上がるので、達成感を味わいやすいです。
色選び
最初は定番の色や好きな色を選ぶと、編み物を続けるモチベーションに繋がります。色のバリエーションが豊富な毛糸は、デザインの幅が広がるのでおすすめです。
必要な道具
編み物を始めるには、毛糸以外にいくつかの道具が必要です。まず揃えるべきものをリストアップします。
編み針
編み針には主に「棒針」と「かぎ針」があります。どちらを選んでも構いませんが、初心者に人気なのは扱いやすい棒針です。針のサイズは毛糸の太さに合わせて選びましょう。
メジャーとハサミ
作品のサイズを測るためのメジャーや、糸を切るためのハサミも必要です。ハサミは鋭利でコンパクトなものが便利です。
編み図やパターン
最初に挑戦する作品の編み図やパターンを用意しましょう。インターネットや書籍で無料の編み図を見つけることができます。
基本の編み方
編み物の基本テクニックをマスターすれば、様々な作品を作ることができます。ここでは、棒針編みの基本の編み方をご紹介します。
作り目
編み物は「作り目」から始まります。まずは、作り目の方法を覚えましょう。
- 毛糸の端から適度な長さを残し、指にかけて輪を作ります。
- 針を輪に通し、糸を引き締めて作り目です。
表編み(ガーター編み)
最も基本的な編み方で、これだけでシンプルな作品を完成させることができます。
- 針にかかった作り目の糸を手前に持ち、表側から針を刺します。
- 背面の糸を引き出し、新しい目を作りながら編み進めます。
裏編み(メリヤス編み)
表編みと併用すると、ニットの質感が変わります。
- 糸を手前に持ち、針を裏側から刺します。
- 糸を拾って引き出し、裏編み目を作りましょう。
伏せ目(とじ針)
作品の終わりには、「伏せ目」で目を閉じます。この手順を覚えておくと、作品の仕上がりがきれいになります。
- 端から2目を編み、左側の目を右側の目の上にかけて伏せます。
- 残りの目も同じ要領で伏せていきます。
初心者におすすめのプロジェクト
技術を練習しつつ、達成感を味わえる初心者向けプロジェクトをいくつか紹介します。
スカーフ
まず挑戦するのにおすすめなのがスカーフです。長方形を基本として編むため、表編みや裏編みの練習にぴったりです。
ポットホルダー
小さな作品なので、短時間で完成します。様々なカラーを楽しむことができるうえ、実用的でプレゼントにも最適です。
ビーニー帽
丸く編んでいくと、帽子の形になります。頭周りを測ってサイズを決め、基本の編み方で仕上げましょう。
よくある質問
編み物初心者が抱く疑問をいくつか紹介し、解決策を示します。
編み目が緩すぎるのはどうすれば?
編み目の緩さは、針のサイズが合っていない可能性があります。より小さい針を試して、編み目をしっかりさせましょう。
糸が絡まる場合の対処法は?
毛糸の取り出し口を確認し、スムーズに糸を引き出せるように配置を調整します。また、編む際に適度なテンションで糸を引くことも大切です。
まとめ
編み物は、基本を抑えて慣れれば誰でも楽しめる趣味です。毛糸選びから編み方までをしっかり学ぶことで、自分の手で様々な作品を生み出す喜びを実感できるでしょう。初めての一歩を踏み出して、編み物を通じて充実した時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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