編み物は、リラックス効果を得られるだけでなく、自分だけのオリジナルアイテムを作れる楽しい趣味です。今回は、初心者でも簡単に作れる編み物でのブックカバーの作り方をステップバイステップで紹介します。本を持ち歩くときに、そのカバーがあなたの個性を表現するものであれば、もっと楽しくなるかもしれません。
目次
必要な材料と道具
まずは、ブックカバー作りに必要な材料と道具をそろえましょう。これらは手芸店やオンラインショップで簡単に購入できます。
- 毛糸:本のサイズに合わせた太さのもので、お好きな色を選びましょう。アクリル糸は扱いやすく、色も豊富なのでおすすめです。
- 編み針:毛糸の太さに合ったものを選びましょう。太さや種類によっては手の負担を軽減するものもあります。
- とじ針(ダーニングニードル):編み終わった後の糸の始末に必要です。
- メジャーまたは定規:編む際の寸法確認に使用します。
作品に合わせたサイズ測定
オリジナルブックカバーを作る上で、まず本のサイズを測ります。以下の手順で測定を行います。
- 本のサイズを確認:縦、横、そして本の厚みを測ります。この測定結果によって編むべきサイズが決まります。
- 余裕を持たせる:編み地には多少の伸縮性がありますが、持ち運びの際にしっかりフィットするためにも、縦横それぞれに少しの余裕を持たせることをおすすめします。
作り方ステップバイステップ
では、具体的な作り方を順に説明します。
ステップ1: 糸を準備する
まず、編む長さの糸を準備します。編み始めや終わりのときに余裕があるように、少し長めに切ることを忘れずに。
ステップ2: 基本の編み目を作る
最初に鎖編み(チェーンステッチ)で必要な横幅を確保します。本の横幅分の長さになるまで、鎖編みを続けます。このとき、テンションが一定になるように心がけましょう。
ステップ3: 本体を編む
次に、好みの編み方で本体を編んでいきます。ガーター編みやかのこ編みなど、シンプルで立体感のある編み方が初心者でも取り組みやすく、見た目もきれいです。
- ガーター編み:表編みのみで編む方法です。とても簡単で、柔軟な仕上がりになります。
- かのこ編み:表編みと裏編みを交互に編むことで、凹凸のある模様ができます。
ステップ4: エッジの処理
編み終えたら、ブックカバーの縁をしっかりと整えます。エッジがほつれないように、最後はとじ針で糸を始末します。このとき、余った糸をほかの編み地に隠すようにしましょう。
ステップ5: カバーの形を整える
編んだ幅を本体に合わせて縫っていきます。カバーの両端を内側に折り返し、両サイドを縫うことで、しおりを挟んだときにも美しく見せられます。
ポイントとコツ
ブックカバー作成において押さえるべきポイントがいくつかあります:
- テンションの調整:編地のテンションは、作品全体の仕上がりに影響するため、均一に保つ練習をしましょう。これは編み目が均一で美しく見えるようになる鍵です。
- 糸の選び方:表面が滑らかで、かつ扱いやすいアクリル糸や綿糸を選ぶと、制作が楽になります。
- 模様の選び方:模様編みが難しければ、単色でシンプルに仕上げても十分にオリジナリティを出せます。アクセントとして、中に布のインナーを追加するのも一案です。
ブックカバー作りにチャレンジ
編み物の楽しさは、作る過程にも完成した作品にもあります。今回のブックカバー作りを機会に、さらに様々な編み物に挑戦してみてください。シンプルなデザインから始めて、少しずつ技術を高めていけば、他にもバッグやインテリア小物など、さまざまな作品が手に入るでしょう。
編み物でのブックカバー作りは、手作りの温かみを感じ、本を読む時間がさらに充実したものになるはずです。あなたの読書ライフにぴったりのカバーを見つけるため、ぜひ一歩を踏み出してみてください!
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