お盆の香典のマナーについて解説！初盆の香典金額や香典袋の選び方とは？

お盆に香典を渡す際、どのようにすれば良いのか気になりますよね。

初盆の香典マナーについて知りたいと考える方も多いでしょう。

初盆の香典は大切なものですので、正しいマナーをしっかりと理解しておきたいものです。

そこで今回は、お盆の香典マナーについてご紹介します。

初盆に訪問する際には、「初盆見舞い」として香典やお供え物を持参するのが一般的とされています。

この記事では、初盆に渡す香典の書き方や金額の目安、さらにおすすめのお供え物について詳しく解説します。

初盆の香典の渡し方：適切な金額と書き方のポイント

ここでは、初盆の香典の渡し方やポイントについて紹介します。

初盆のお見舞いとして渡す香典

故人に対して金銭や物品をお供えすることを「香典」といい、通常は不祝儀袋に包んでお渡しします。

ここでは、初盆の香典の金額や表書きの書き方について詳しくご説明します。

初盆の香典：金額の相場は？

友人や知人、仕事関係の方の場合、香典の相場は5,000円から10,000円程度ですが、故人との関係が深い場合は、それ以上の金額を包むこともあります。

叔父・叔母や祖父母などの親族の場合、5,000円から10,000円程度が一般的です。

親や兄弟の場合は、10,000円から30,000円程度が目安です。

法要後の会食に参加する際には、上記の金額に3,000円から10,000円を追加することが推奨されます。

また、親族間では提灯を贈ることもありますが、最近では飾らない家庭も増えているため、事前に確認しておくと良いでしょう。

お札の枚数に特別な決まりはありませんが、4や9といった数字は縁起が悪いとされることがあるため、これらの枚数は避けるのが無難です。

香典の金額は、渡す人の年齢や故人との関係性によっても異なるため、他の参列者や親族と事前に相談しておくと安心です。

初盆の香典：表書きや文字の色は？

香典袋の表書き

初盆に香典をお渡しする際には、「御仏前」や「御供」、または「初盆御見舞」といった表書きが一般的です。

神道のご家庭では「御玉串料」、キリスト教では「御花料」と書くのが一般的です。

水引は白黒のものを選び、文字は黒い墨色で記入します。

香典と会食代を一緒に包む場合、香典袋を二つに分けても、一つにまとめてもかまいません。

1つにまとめる際には、中袋に香典と会食代の内訳を記載すると丁寧です。

表書きの文字色について

文字色を薄墨か濃い墨色にするか迷うことがありますが、一般的には四十九日までは薄墨を、四十九日以降は濃い墨色を使います。

お盆は四十九日を過ぎた後の行事ですので、濃い墨色を使用します。

初盆の香典：香典袋はどうやって使う？

香典袋の金額と名前の書き方について

香典袋には通常、中袋があり、そこに金額を記入し、裏面に住所と名前を記載して現金を入れます。

金額は漢数字で「金壱萬円也」のように書きます。

お札は、肖像画が裏側で下になるように入れるのが一般的で、複数枚のお札を入れる場合は向きを揃えます。

中袋がない場合の対応

中袋がない香典袋もありますが、それはマナー違反ではありません。

その場合は、香典袋に直接現金を入れ、名前と金額を記載すれば問題ありません。

初盆の場合：香典を渡すタイミングや渡す方は？

初盆法要や家庭訪問の際、施主へのご挨拶時にじかにお渡しするのが一般的です。

香典はそのまま持参せず、「袱（ふくさ））」や風呂敷で包むのがマナーです。

初盆のお見舞いのマナーについて

ここでは、初盆見舞いのタイミングや服装について紹介します。

初盆見舞い：渡すタイミングは？

初盆見舞いは、初盆法要や家庭訪問の際に直接お渡しします。

郵送する場合は、事前に確認し、お盆が始まる1週間前から前日までに届くように手配しましょう。

初盆見舞い：ふさわしい服装は？

新盆法要に参列する際には、基本的に喪服を着用しますが、指定があれば平服でも構いません。

訪問時には、黒やグレーを基調とした落ち着いた服装を選び、カジュアルになりすぎないよう注意しましょう。