目次
はじめに
誰しも一度は経験する「肩こり」。特にデスクワークやリモートワークが増える中で、肩の痛みに悩む人が増えています。さらに、運動不足が続くと肩の可動域が狭まってしまい、50肩という厄介な状態に進展する恐れも。そこで、今回は肩こりと痛みを解消し、さらに50肩を予防するための5つの簡単エクササイズを紹介します。
肩こりと50肩の違い
まず初めに、肩こりと50肩の違いを理解しておきましょう。肩こりは、筋肉の疲労や緊張が原因で起こる症状です。対して50肩は、肩関節の炎症や硬化によって生じるもので、痛みや動きの制限が主な特徴です。どちらも不快な症状ですが、適切なエクササイズを行うことで緩和や予防が期待できます。
エクササイズ1: 肩の回転運動
このエクササイズは肩の可動域を広げ、血行を良くする効果があります。
- 椅子に座り、背筋を伸ばします。
- 両腕を体の両側に沿わせます。
- 両肩をゆっくりと前から後ろへ回すように、円を描くように動かします。
- 10回前後に回した後、逆方向にも10回回します。
効果
- 肩の関節周りの血行が良くなる
- 筋肉の緊張が解ける
エクササイズ2: 肩甲骨のストレッチ
肩甲骨周りの筋肉を柔らかくし、肩の痛みを軽減します。
- 腰幅に足を広げて立ちます。
- 両手を肩の高さに持ち上げ、腕を前に伸ばします。
- 両肩甲骨を内側に寄せるようにして、胸を張る感じで5秒間キープ。
- その後、肩甲骨を外側に広げる感じで前に突き出し、5秒間キープ。
効果
- 肩甲骨周りの筋肉が緩んでリラックス状態になる
- 上半身の血行が良くなる
エクササイズ3: タオルストレッチ
タオルを使って簡単にできるエクササイズで、肩甲骨の筋肉を伸ばします。
- タオルの両端を持ち、背中の後ろで上下に伸ばします。
- 上の手を下の方へ、下の手を上の方へ引っ張るようにして、肩甲骨の間をストレッチします。
- 10秒間キープしたら、手の位置を入れ替えて同様に行います。
効果
- 肩甲骨周りの筋肉がしっかりと伸びる
- 柔軟性が向上する
エクササイズ4: 腕回し運動
腕を大きく回すことで、肩の可動域を広げます。
- 腰幅に足を広げて立ちます。
- 両肩をリラックスさせた状態で、右腕を大きく後ろから前に回します。
- 同じ動作を左腕でも行います。
- それぞれ10回ずつ行いましょう。
効果
- 肩関節の可動域が広がる
- 血流が促進される
エクササイズ5: 体側のストレッチ
肩だけでなく、体側も一緒に伸ばすことで全体的にリラックスできます。
- 足を肩幅に開いて立ちます。
- 右手を頭の上に持ち上げ、左足側にゆっくりと体を倒します。
- 20秒間キープし、反対側も同様に行います。
効果
- 体側全体の筋肉が伸び、リラックス効果が得られる
- 肩こり予防に役立つ
おわりに
肩こりや50肩を防ぐためには、日常的に肩周りの筋肉を動かし、柔軟性を保つことが大切です。今回紹介した5つの簡単エクササイズは、どれも短時間で行えるものばかりなので、仕事の合間や家事のあいまにも取り入れることができます。継続することで、肩こりや痛みの解消だけでなく、50肩の予防にもつながります。ぜひ、日常生活に取り入れてみてください。
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