未来の不確定要素に備えて、自分で備蓄食を作ってみませんか?地震や大雪、停電やパンデミックなど、予期せぬ事態が私たちの生活に襲い掛かる時、食物へのアクセスが制限されることもあります。しかし、長期保存が可能な食品を自家製作し、備えを持っておくことで、不安を少しでも軽減することができます。この記事では、非常に長い期間持つ食品の自家製作法とそのコツを徹底解説します。
目次
1.長期保存が可能な食品とは?
長期保存食とは、一般的には冷蔵も冷凍も必要なく、室温で数か月から数年保存できる食品のことを指します。缶詰やレトルト食品、乾燥食品などが代表的です。しかし、自家製作可能な長期保存食となると、干物や梅干し、塩漬け・酢漬けの漬物、砂糖漬けの果物やジャムなどが挙げられます。
1.1 長期保存食品の作り方の一例:梅干し
梅干しは非常に長期間保存可能な食品の代表で、日本の昔からの保存食です。体調を崩しやすい夏場に必要な塩分と、ウイルスから体を守るクエン酸を多量に含んでいます。
【材料】
- 完熟した青梅:1kg
- 食塩:300g
- 紫蘇の葉:100枚
- 酒:大さじ2
【作り方】
- 青梅を洗い、乾かす。
- 玉ねぎの皮で擦ってあらかじめ除いておいた青梅のへたを取り除く。
- 一つ一つしっかり食塩をまぶしていき、しっかりと密閉できる容器に入れる。
- 冷暗所で1週間程度置く。
- 紫蘇は塩もみし、洗い流して水気を切り、酒をまぶす。
- 青梅から出た液体(梅酢)で紫蘇の葉を漬ける。
- 再度冷暗所で1週間程度置く。
- テロテロになったら、梅と紫蘇をよく混ぜ、天日で2~3日干す。
- 梅干しが完成。
2.長期保存食を作る際のコツ
以下に、長期保存食を自家製作する際のコツをいくつか挙げてみます。
2.1 衛生管理を徹底する
いかに良い材料を用意しても、食材や道具、手指が清潔でなければ食べ物に菌が繁殖し、腐敗の原因になります。まず最初に手洗いを徹底し、使う皿やふつうは食材も洗ってから使用します。
2.2 保存状態を適切に管理する
保存容器はしっかりと密封できるものを使用します。また、詰める際は空気を含まないように注意しましょう。保存場所は基本的に直射日光を避け、冷暗所が最適です。
2.3 保存食の状態を定期的にチェックする
長期保存食品は作った後も管理が必要です。気密性が保たれているか、異臭がないかなど、定期的にチェックしましょう。
3.まとめ
災害や非常事態に強い、長期保存が可能な食品を自家製作することは、私たちの生活の安全を支えるひとつの方法です。もし今まで作ってみたことがなかった方も、この記事を参考に、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。普段の生活にも活きてきますし、何より自分で作った保存食は安心感が違います。手間を惜しまず、準備することで自分の未来に投資してみませんか。
コメントを残す