アウトドアが増えるこの季節、手軽に持ち運べて栄養価もしっかり確保できる食品はないかと悩んでいる人も多いかと思います。旅先での食事、特にキャンプなどでは、長期保存が可能でかさばらない食品が重宝されます。そこで今回は、そんなアウトドアにも最適で、自宅でも簡単に作成できる乾燥保存食の魅力とその作成方法をご紹介します。
目次
乾燥保存食の魅力
乾燥保存食は、その名のとおり、水分を抜くことで保存を可能にする食品です。しかし、それだけでなくさまざまな魅力があります。
長期保存が可能
まず最大の魅力は、長期保存が可能であることです。例えばフルーツや野菜は、新鮮な状態では数日~1週間程度であれば良い方です。しかし、乾燥させることで数ヶ月から1年、十分に条件を整えれば数年にわたって保存されます。これは、アウトドアだけでなく災害時の備蓄食にも適しています。
栄養価をキープ
次に、乾燥保存食の魅力として挙げられるのが、栄養価をキープできることです。乾燥させることで水分が失われ、量は少なくなりますが、必要な栄養素はそのまま保つことができます。水分を含まないため、体重に対する栄養価が非常に高くなります。
様々な食材を利用可能
また、乾燥保存食は幅広い食材に適用可能です。野菜や果物、肉や魚、さらには調味料まで、豊富な食材を乾燥保存食として利用することができます。
乾燥保存食の作成方法
それでは、自宅での乾燥保存食の作り方について解説します。基本的な方法は非常にシンプルで、誰でも簡単に作ることが可能です。
自宅でできる乾燥保存食の作り方
まずは簡単に手に入る食材で一番始めやすい、フルーツの乾燥保存食の作り方から見ていきましょう。
- フルーツを薄切りにします。
- オーブンの温度を60~70℃に設定し、薄切りにしたフルーツを並べます。
- 風通し良く、フルーツが焼けないよう注意しつつ約6~10時間乾燥させます。
- 外乾燥したら、冷暗所に保存します。
注意点としては、乾燥に時間がかかるため焦らずじっくりと行うこと、しっかりと乾燥させてから保存することが大切です。
できるだけ長く保存するコツ
乾燥保存食の品質と長期保管のためのポイントをいくつかご紹介しましょう。
良好な状態で保存する
保存容器が密閉性の高いものであること、開封後はなるべく早く使い切ることを心掛けましょう。
保存場所を選んで保存する
直射日光や湿度の高い場所は避け、常温、冷暗所が適しています。
乾燥状態を確認する
しっかりと乾燥していないとカビなどの原因になります。乾燥が十分でないと感じる場合は再び乾燥させましょう。
アウトドア利用から日用へ、どんな場面でも大活躍の乾燥保存食。自宅で手軽に作れることを知り、今日からあなたも乾燥保存食づくりにチャレンジしてみませんか。旅先での食事はもちろん、日々の食卓にも様々な使い方ができる乾燥保存食の魅力をぜひ体験してみてください。
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